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eスポーツイベントで5Gはどう生かす? IT企業による実証実験の成果

 TISインテックグループのTISとインテック、eスポーツ事業を展開するJCGの3社は5月13日、TISのローカル5G環境で、ローカル5Gを活用したeスポーツイベント開催に向けた検証を実施したことを発表しました。

 

検証の様子

 

 昨今、eスポーツ競技人口の増加にともない、多数のイベントが開催されるようになりました。大規模なeスポーツイベントを開催する際には高速・低遅延のネットワークが必要となるため、LANケーブルを敷設した有線通信を行うことが一般的です。しかし、その場合、会場設営に時間がかかることや断線による通信リスクといった課題があるほか、イベントで使用したLANケーブルなどは使いまわすことが難しく都度廃棄されるといったケースがあり、環境負荷という点でも課題があるといいます。

 そこでTIS、インテック、JCGは、高速大容量・低遅延を実現可能な無線通信であるローカル5Gを有線ネットワークの代替として活用することで、これらの課題を解決するために今回の実証を実施しました。

 具体的には、高速・低遅延が必要とされるeスポーツイベントを想定し、「従来の有線ネットワークと変わらない通信が実現できるか」、「通信品質、通信環境の設営コスト」、「アマチュア選手によるプレイ感覚」の3つの観点で稼働検証を実施しました。3社の役割としては、JCGがeスポーツ環境を設営し、TISが自社豊洲オフィスに開設したローカル5G環境を提供。インテックがネットワーク通信の計測を担当しました。

 ローカル5G、Wi-Fi 6、有線LANそれぞれの比較検証を実施した結果、通信帯域についてどれも大きな差は見られず無線化しても必要な速度が発揮できることを確認したといいます。また、遅延性は、有線に次いでローカル5Gが少ないという結果となり、さらにゲーミングPCとローカル5Gへの接続方法を複数検証すると、接続方法により遅延時間が変化することが確認できたとか。この結果を受け3社は「取り扱うゲームタイトルによって接続方法を最適化することで有線と変わらない運営ができる」と考えます。

 TIS、インテック、JCGは今回の実証を踏まえ、さらなる検証を行うため、プロスポーツ選手も参加するような大規模イベントでの検証を実施していく予定。今後3社は、高速大容量・低遅延といった強みをもつ5Gやローカル5Gを従来の有線ネットワークに代替し活用することで、環境負荷低減や設営時間最小化により、eスポーツイベントのさらなる普及に貢献していく考えです。

 

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