eスポーツ選手の視線がわかる! CTCがアイトラッキング技術を提供
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が、試合のリプレイ解説の際にプレイヤーの視線を反映することができる「アイトラッキング」技術を、eスポーツ大会「X-MOMENT」に提供しました。試合中の役割ごとの視線を可視化することで、各チーム・選手の戦略や先述の理解が深まり、eスポーツの観戦体験を向上させる狙いです。

アイトラッキングは、眼球の場所と向きを測る生体計測技術です。買い物や動画を見る際の視線の動かし方の研究、熟練者の技術を伝承する際の参考など、さまざまな場面で活用されています。今回は、アイトラッキングの世界的なリーディングカンパニーであるTobiiと共同で大会に導入しました。
アイトラッキング技術を用いたリプレイ解説を国内で初めて実施したのは、7月30日と31日にNTTドコモが運営するeスポーツ大会「X-MOMENT Rainbow Six Japan League 2022(RJL 2022)」のSeason2 Playoff Stage2でした。視聴者からは、“わかりやすさ”についてのポジティブなコメントが多く集まり、eスポーツの新たな楽しみ方を提案することができました。

11月5日と6日に開催された「Rainbow Six Japan Invitational 2022」のオフライン「Final」にも導入。海外トッププロ独自の視点や国内チームとの違いもわかると、注目を集めました。
CTCは今後も、頭と目の動きをトラッキングできるTobiiのアイトラッキングの導入や活用を通じて、eスポーツでの感動や熱狂につながるサービスを探求していくとしています。eスポーツ施設に「アイトラッカー席」などが設置されたら、自らの視線を振り返るチャンスになりそうです。
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伊藤忠テクノソリューションズ
https://www.ctc-g.co.jp/