BCN eスポーツ部 高校eスポーツを応援するニュースサイト

MENU

STAGE:0『Fortnite』部門、N高校が驚異の追い上げで優勝

STAGE:0『Fortnite』部門で優勝したN高校しぐま部屋

 

 2020年8月2日より開始されたeスポーツ大会STAGE:0の全国決勝大会が、9月19~22日の4日間で開催された。STAGE:0は高校生向けイベントで『Fortnite』『League of Legends』『Clash Royal』の3部門で高校日本一を決める大会だ。今年は第2回の開催となる。

 まずは9月19日に行われた『Fortnite』部門を振り返る。


 『Fortnite』部門は、オンライン予選を勝ち抜き、決勝大会に勝ち上がった80チームが2グループに分かれ、3戦マッチで順位ポイントとエリミネートポイント(相手を倒すと獲得できるポイント)の総数によって、それぞれのグループ上位22チームがグランドファイナルへ進出する。


 グランドファイナルでは、4戦行い順位ポイント、エリミネートポイントに加え、先のグループラウンドの順位によるエキストラポイントを加えた総数がもっとも高いチームが優勝となる。ポイントはビクトリーロイヤル(1位)を獲得したチームが10ポイント、2~5位が7ポイント、6~10位が5ポイント、11~15位が3ポイント入る。相手を倒すごとに貰えるエリミネートポイントは1人倒す毎に1ポイント獲得できる。


 つまり、生き残り順位のポイントと倒したポイントのどちらかが突出していれば最終的に上位に食い込むことが可能ということだ。


 生き残りを重視し、対戦を避けて“漁夫の利”を狙うこともできるが、倒した時に得られるポイントは稼げない。さらに相手を倒すと相手が持っていた武器やアイテムを奪えるので、対戦を避けていると戦い抜いた相手との武装やアイテムの差が広がってしまう。逆に相手を倒すことを重視すれば、自らが倒されるリスク、体力が減った状態で終盤に突入するリスクが高まるので、ゲーム操作のうまさだけでなく、戦略が重視される戦いだ。実際、最終順位2位となった東温高校 1年5組チームは一度もビクトリーロイヤルを獲得せずに、エリミネートポイントを稼ぎ続けていた。

 

エリミネートポイントを稼ぎまくり総合ランキング2位となった東温高校。とくに“背中の傷は剣士の恥”選手は対戦相手を倒し続けていた

 

 高校生の大会ながら、すでに海外での活躍経験もある強豪プレイヤーも参加していた。日出学園 fishy fanboysのMacyfishy選手はその実力をグループリーグから遺憾なく発揮し、グループAをトップ通過。グランドファイナルでの活躍も期待された。


 グランドファイナルの初戦は、ルネサンス高校 範馬家がビクトリーロイヤルを獲得。しかし、エリミネートポイントを稼いだ東温高校 1年5組が同ポイント数で並んだ。

 

初戦でビクトリーロイヤルを獲得したルネサンス高校 範馬家

 

 優勝したN高校しぐま部屋は、初戦こそ11位と奮わなかったが、その後の3戦で連続してビクトリーロイヤルを獲得。エリミネートポイントも着実に稼ぎ、圧倒的なポイント数で優勝を果たした。N高校しぐま部屋のChocoluv選手が八面六臂の活躍をみせる中、相棒であるびおら選手がChocoluv選手を見事にフォロー。びおら選手自身も実力者であり、時にはChocoluv選手のサポートをし、時には見事な戦いぶりを見せていた。また、ビクトリーロイヤルを獲得するごとに行われるインタビューでは、立場が逆転。トーク担当と言わんばかりにびおら選手が盛り上げた。(ライター・岡安 学)

 

グランドファイナルの最終結果。4戦中3戦のビクトリーロイヤルを獲得したN高校 しぐま部屋がダントツの60ポイントを稼ぎ優勝した

 

 試合終了後は、優勝者インタビューが行われた。最後にその様子をお伝えする。


――優勝した今の気持ちをお聞かせください。


びおら選手:まだ優勝した実感が湧いてきていません。


Chocoluv選手:これまで大会に参加してきましたが、優勝したことがなかったので、優勝できて本当に嬉しいです。


――STAGE:0に出場してみた感想はいかがですか。


びおら選手:昨年のSTAGE:0を観て、絶対に出ようと思っていました。ずっと楽しみにしていたので、予選から本戦までずっと楽しかったです。


Chocoluv選手:すごく緊張しました。でも、この緊張感がきもち良かったです。本当に楽しかった。

 

優勝者インタビューに対応するびおら選手とChocoluv選手

 

――前回の大会をみて出場を決めたとのことですが、今回は決勝大会が幕張アンフィシアターでなくオンラインになってしまいました。このことはいかがでしょうか。


びおら選手:Chocoluv選手と一緒に会場でやりたかった。優勝した瞬間も一緒に喜びあいたかったですね。試合としてみれば、家でやっているのと変わらないので、いつも通りにプレイできたので、そこは良かったです。


Chocoluv選手:もしオフラインでやっていたら、優勝した時は抱き合って喜びをわかちあっていたと思います。オンラインだったことで、いつもの環境だったので、集中してできました。あと、オンラインでの大会は、盛り上がるのかなって思っていましたけど、すごく盛り上がっていて、よかったです。


――前回大会はN高校の応援団が会場に駆けつけていましたが、今回はN高校の皆さんは応援してくれていましたでしょうか。


びおら選手:今もそうなんですけど、SNSやメールの通知が止まらないんです。試合の前は「がんばって」と応援メッセージをくれて、今は「おめでとう」って来ています。すごく嬉しいです。


Chocoluv選手:実は最初、参加することをほとんど知らせていなかったんです。予選を勝ち抜くごとに一緒に大会に参加した人を中心に、応援してくれました。両親も応援してくれて、勝ち抜くごとに盛り上がれたのはよかったです。