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アイ・オー・データ機器「LCD-GC252UXB」レビュー、NVIDIA G-SYNC Compatibleサポートの240Hz対応高性能ゲーミングモニター

 高性能なCPUやGPUを搭載したゲーミングPCの性能をフルに引き出し、快適なプレー環境を実現するには、高リフレッシュレートに対応したゲーミングモニターが必要です。以前は、ゲーミングモニターのリフレッシュレートも120~144Hzあたりが主流でしたが、最近はさらに高いリフレッシュレートに対応した製品が人気を集めています。アイ・オー・データ機器の「LCD-GC252UXB」は、リフレッシュレート240Hz対応の高性能ゲーミングモニターで、外付けスイッチ「GigaSwitch」やNVIDIA G-SYNC Compatibleもサポートした魅力的な製品。早速、レビューしていきます。

 

アイ・オー・データ機器の高性能ゲーミングモニター「LCD-GC252UXB」

 

 最近は、「フォートナイト」や「Apex Legends」、「VALORANT」といったFPS/TPSが人気ですが、こうしたゲームで有利に立ち回るには、フレームレートが重要になります。PS5やXbox Series Xといったコンシューマーゲーム機では実現できない120fpsを超える高フレームレートを実現できることが、ゲーミングPCのメリットです。もちろん、いくらゲーミングPCの性能が高くても、モニターのリフレッシュレートが低ければ、その性能を十分に発揮することはできません。基本的にモニターのリフレッシュレートが正しく表示できるフレームレートの上限になるからです。一般的なPCモニターのリフレッシュレートは60Hz。一方、ゲーミングモニターは120Hz以上のリフレッシュレートに対応します。

 一般的なプレーなら144fpsも出ていれば十分快適です。フレームレート60fpsと144fpsの違いは比較的分かりやすいですが、144fpsと240fpsの差はeスポーツのプロゲーマーでもなければなかなか分かりません。最近は、300Hz以上の超高リフレッシュレートに対応したゲーミングモニターも出てはいますが、最近の負荷が高いゲームでフレームレート300fpsを実現するにはゲーミングPCもフラッグシップモデルが要求されます。コスト的にもバランスがよいのは、やはり144Hz~240Hz程度。eスポーツプレイヤーとして腕を磨きたいという人でも240Hz対応なら不満はないでしょう。

 今回試用したアイ・オー・データ機器の「LCD-GC252UXB」は、240Hz対応の24.5型ゲーミングモニターであり、NVIDIA G-SYNC Compatibleやオーバードライブといったゲーム向け機能が充実しています。アイ・オー・データ機器といえば、長い歴史を誇るPC周辺機器メーカーであり、液晶モニターもさまざまな製品を販売しています。特に最近は、「GigaCrysta」というゲーミングブランドを冠したゲーミングモニターに力を入れています。

 LCD-GC252UXBも「GigaCrysta」ブランドの製品であり、外観もゲーミング向けを意識したシャープなデザイン。まずは、外観やインターフェースを見ていきましょう。

 

高さ調節やチルト、スイベル、ピボットにも対応したゲーミングスタンドを採用

 アイ・オー・データ機器の「LCD-GC252UXB」は、240Hz対応のゲーミングモニター。フレームレス設計で外観もすっきりしています。スタンドの台座部分の側面にブランドカラーである青色のラインが入っているのも、デザイン上のアクセントとなっており、好印象です。

 

3辺フレームレスで、すっきりとした外観だ。スタンドの台座部分の側面には青いラインが入っている

 

 ゲームに熱中すると、つい長時間モニターに向かいがちですが、長時間プレーする場合でも、モニターの高さや角度などを適切に調整することで、目や肩の疲れなどを軽減できます。そのため、スタンドの調整機能は重要。そこで、LCD-GC252UXBでは、高さ調整などがしやすいゲーミングスタンドを採用しています。まず、高さは110mmのアップダウンが可能。便利だと感じたのはスタンドに目盛りがついていること。自分には目盛りの上から何番目に合わせると快適だ、などを覚えておけば、モニターを移動させたり、他の人が使って高さが変わったりした場合でも、すぐに元の高さに戻せます。

 

モニターの高さを最大まで高くした状態
モニターの高さを可能な限り低くした状態
このように高さの目盛りが用意されている

 

 上下に角度を付けるチルトは、上20度、下3度まで対応。見やすい角度に調整できます。また、左右への首振り(スイベル)は、左右にそれぞれ65度(合計130度)回転させることが可能。さらに、液晶パネル全体を右に90度回転させて、画面を縦にして使うピボット機能もサポートしています。縦画面のシューティングゲームや縦に長いWebサイトの閲覧時などに便利です。

 

縦画面にすると、縦長にデザインされているWebサイトなどを見るときに便利だ

 

 また、背面には電源ボタンと設定用ボタンが4つ用意されているほか、背面左上に「GigaCrysta」のロゴがあります。このロゴにはRGB LEDが内蔵されており、電源を入れるとさまざまなパターンや色で光ります。ロゴの発光パターンや発光色は、設定で自由に変更可能。光るのは背面なので、正面に座っているゲームプレイヤーからは基本的に見えず、プレーの邪魔になることはありません。しかし、eスポーツ大会などでは、観客はモニターの背面を見ることが多いので、こうした光るロゴも演出として効果的でしょう。もちろん、点灯をオフにすることもできます。

 

背面には電源ボタンと設定用ボタンが4つ用意されている
背面の様子。左上に「GigaCrysta」ロゴが、スタンドの柱にも「GigaCrysta」ロゴがある
電源を入れると、左上の「GigaCrysta」ロゴが美しく光る

3系統入力対応で、ステレオスピーカーも搭載

 高性能なゲーミングモニターを買うのなら、できるだけ多くの機器を接続したいと考える人が多いはずです。メインはゲーミングPCですが、PS5やSwitchなどのコンソール機やBDレコーダーなども接続できれば、より便利。LCD-GC252UXBは、インターフェースも充実しており、HDMI×2とDisplayPort×1の合計3系統の入力端子を備えています。

 

映像入力端子として、HDMI×2とDisplayPort×1の3系統が用意されている。一番下の端子は「GigaSwitch」を接続するための端子だ

 

 最大3台の機器を接続して切り替えながら使えるほか、DisplayPortとHDMIの組合せなら、画面の一部にもう1台の機器の映像を子画面として表示するPiPや、画面を2つに分割して表示するPbPも利用できます。そのほか、独自の外付けスイッチ「GigaSwitch」(詳しくは後述)接続用端子やシステム更新用のUSBポート、スピーカー出力端子、ヘッドホン端子が用意されています。また、出力2W+2Wのステレオスピーカーも本体下部に内蔵しているので、サウンドも楽しめます。

 

上のUSBポートは、システム更新用のポートで通常は使わない。その下はスピーカー出力端子とヘッドホン端子である
本体下部に2W+2Wのステレオスピーカーを搭載

便利な赤外線リモコンと外付けスイッチ「GigaSwitch」が付属

 付属品として、電源ケーブルとHDMIケーブル、DisplayPortケーブル、リモコン、外付けスイッチ「GigaSwitch」が付属。ケーブルの色も一般的な黒ではなく、スタンドの台座の色と同様に、ブランドカラーの青色で統一されていることにこだわりを感じます。

 

付属品一式。電源ケーブルやHDMIケーブル、DisplayPortケーブル、リモコン、外付けスイッチ「GigaSwitch」が付属する。ケーブルも全て青色で統一されている

 

 リモコンには、入力切替や画面モード切替、スルーモード、オーバードライブ、ナイトクリアビジョン、子画面関連、超解像など、合計36個ものボタンが用意されており、いちいちOSDメニューから呼び出さなくても、ワンタッチでさまざまな機能にアクセスできるのでとても便利です。

 

リモコンには全部で36個のボタンが用意されており、さまざまな機能をワンタッチで呼び出せる

 

 本製品ならではのユニークな機能が、外付けスイッチ「GigaSwitch」です。GigaSwitchは、手のひらに載るサイズの六角形をしたスイッチで、押すことで登録されている機能のオンオフが可能。また、GigaSwitchの底面にもRGB LEDが用意されており、状態に応じて発光色が変わります。

 

外付けスイッチ「GigaSwitch」が付属するのが本製品の特徴だ

 

 GigaSwitchには、標準でオーバードライブ機能(後述)が登録されており、押すことでオーバードドライブがレベルバーストになります。メインメニューのスイッチの項目で、登録されている機能や光り方などを変更可能。登録できる機能は、ナイトクリアビジョンやミュートなどがあり、状況に応じて素早く設定できるのは便利です。

 

オーバードライブにバーストモードが追加、ナイトクリアビジョンも搭載

 LCD-GC252UXBは、ゲーミングモニターとしての基本性能も高いです。解像度は、1920×1080ドット(フルHD)で、表示色数は1677万色。TNパネルを採用し、応答速度は4msと高速です。応答速度を高めるオーバードライブ機能を搭載しており、オーバードライブレベル3では最小0.4ms[GTG]になります。また、新たにオーバードライブにバーストモードが追加され、限界まで応答速度を短縮。バーストモードは、グラフィックの再現性を多少犠牲にして、とことんまで応答速度を追加したものであり、FPSなどに適しています。最大輝度は400cd/m2、視野角は上下160度、左右170度と十分。最大リフレッシュレートは240Hzです。

 

Windowsのディスプレイ詳細設定。リフレッシュレート240Hz(Windows上では239.89Hz)に対応

 

 ゲームや動画をより見やすく、迫力のある映像で楽しむための機能が充実していることも魅力の一つ。最近多いダークファンタジー系やホラー系のゲームでは、暗いシーンが多く、敵などがよく見えないことがあるが、暗部を引き上げて暗いシーンを見やすくする「ナイトクリアビジョン」も搭載しています。ナイトクリアビジョンも進化し、常に一定の効果がかかるのではなく、暗いシーンを自動判別する自動調整機能も加わりました。HDR10入力にも対応しており、PS4/5などのHDR再生に対応した機器を接続すれば、HDR10対応コンテンツのダイナミックレンジを最大限に引き出せます(HDRはHDMI入力のみ対応)。

 さらに、映像のメリハリを強化する「エンハンストカラー」や、SD画質の映像の解像感をアップさせる「超解像技術」、映像の明るさに応じてバックライトの輝度を調節し、コントラスト比を上げる「CREX」も搭載。さらに内部フレーム遅延を約0.04フレームまで抑える「スルーモード」も搭載するほか、現在の遅延時間を画面上で確認することもできます。

 また、Adaptive-Syncに対応していることも魅力の一つ。Adaptive-Syncとは、GPUがレンダリングするフレームレートに合わせてリフレッシュレートを可変させ、画面のカク付きやティアリングと呼ばれる画面が引き裂かれたような乱れを防ぐ機能です。NVIDIAは、似た技術を「G-SYNC」と呼んでいたが、本製品はNVIDIA G-SYNC Compatibleの認定も受けており、正面左下にそのロゴがある。Adaptive-Syncは、VESAによって標準化された機能であり、NVIDIAのGPUでもAMDのGPUでも利用できます。ただし、Adaptive-SyncはDisplayPort経由で接続した場合しか利用できず、Adaptive-Sync有効時、スルーモードはオンに固定されます。

 表示するコンテンツに応じた画面モードも、「Standard」「Game」「FPS」「RPG」「Web」の5種類が用意されており、簡単にコンテンツにあった画質を選択可能。また、画面モードを切り換えると、それに対応して「GigaSwitch」の発光色も変わります。こうした機能面についても、非常に充実しています。

 

OSDメニューの設定項目も充実しており分かりやすい

 こうしたさまざまな機能の設定は、OSDメニューによって行います。OSDメニューの操作は、本体背面の4つのボタンか付属のリモコンによって行えますが、リモコンを使うと直感的に操作が可能。また、メニューの設定項目も充実しており、設定項目の説明が表示されるので、初心者にも分かりやすいです。さらに、メインメニューにサポートページのQRコードが表示され、そこからQ&Aや取扱説明書をスマホなどで簡単に閲覧できることも嬉しい点です。

 

OSDメニューのトップ画面。標準でコントラストと色温度が登録されているが、三つまで登録項目を設定できる。コードから取扱説明書にアクセスできる
ゲームのカテゴリーでは、ナイトクリアビジョン、エンハンストカラー、オーバードライブ、スルーモードの設定が可能

実際のゲームプレーも非常に快適、FPS/TPSプレイヤーにおすすめ

 実際に、ゲーミングPCを接続して、「VALORANT」や「Apex Legends」などのFPSをプレーしてみました。平均フレームレート200fpsを超える環境でも、応答速度が高速でブレなどは感じず、非常に快適。暗いシーンでも「ナイトクリアビジョン」を有効にすることで見やすくなり、エイミングもしやすいです。また、「GigaSwitch」で、設定を素早く変更できるのも便利でした。

 

実際に「VALORANT」をプレー中の様子。明るく残像もなく見やすい

 

 PiPやPbPも試してみましたが、PiPでは子画面のサイズや位置の変更も可能で、使い方によって1台でモニター2台分の役割を果たせそうです。

 

PiPの様子。右上はHDMI経由で接続したSwitchの画面。大きく表示されているのがDisplayPort経由で接続したPCの画面

 

 また、画面を左右半分に分割し、左はそのまま、右だけに超解像技術を有効にする超解像デモモードを利用して、超解像技術の効果を確認してみたら、地面の草花などの解像感が明らかに向上していた。フルHDに満たない解像度の映像を、高画質で楽しむために有効な機能でしょう。

 

超解像デモモード。線の左が超解像技術オフ、右が超解像技術オンの状態であり、明らかに右の解像感が高い

 

 LCD-GC252UXBは、基本性能、高画質化機能、使い勝手、デザインのすべてにおいて、高いレベルを実現した製品であり、ゲーミングモニターとしての完成度はとても高いです。240Hz対応ならリフレッシュレートも十分満足できる。特にFPSやTPSでよく遊ぶという人におすすめしたいディスプレイです。

提供:アイ・オー・データ機器

 

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