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若者支援NPOサンカクシャがeスポーツチームを設立 eスポーツを接点に就労支援

 特定非営利活動法人サンカクシャは6月29日、東京都豊島区を本拠地とするeスポーツチーム「OWLRISE(アウルライズ)」を立ち上げると発表しました。「Apex Legends」部門と「ストリーマー部門」を立ちあげ、本格的に活動を開始します。

 

 

 サンカクシャは、身近な大人を頼れない15~25歳前後の若者に対し、社会からの孤立を防ぎ自立を支援するNPO団体です。若者が自分らしく過ごせる居場所「サンカクハウス」を都内3拠点で運営し、住まいを失った若者向けシェアハウスを4拠点展開。また、地域や企業との交流を促すプログラムにより社会に出るための機会を数多く創出してきました。

 コロナ禍においてサンカクシャではオンライン相談支援を実施してきましたが、その中で配信やゲームが入り口となって、支援につながる若者たちが存在すると判明したといいます。サンカクシャ代表理事の荒井佑介さんは「若者たちの多くは、困ったときに行政に相談するとか、NPOに相談するなど、あまりしません。誰か知らない人に相談をするというのは結構ハードルが高く、だからこそ支援団体が積極的に日頃からゲームで関係を築いていく必要があるのだと感じました」と語ります。

 これを受け、eスポーツに関する取り組みを本格化させることで、ゲームをきっかけとした「人との交流の機会」や「仕事のサポート」といった支援を実施していく考え。荒井さんは「『困ったときに相談して』というのではなく、日頃から一緒にゲームを楽しみながら、何かあったときには力になれる、OWLRISEはそんな存在になれたら嬉しいです」とコメントしています。

 

 

 今回設立したeスポーツチーム「OWLRISE」は、荒井さん扮するVTuber「あらいちゃん」がオーナーを務めます。現在、20前後のユニットメンバーで構成されており、多くの若者がメンバーの一員として運営に携わっているとか。

 

あらいちゃん

 

 具体的な活動内容としては、まずプロeスポーツチームとしてApex Legends部門とストリーマー部門を立ち上げています。Apex Legends部門にはプロ選手を招いて世界大会を目指し、ストリーマー部門では配信者を目指す若者を対象にサポートを実施。動画作成などをプロのデザイナーに学んでもらうなどユニットメンバーでデビューを支えます。

 また、同チームの本拠地として東京都池袋にeスポーツ施設を設置。ゲーミングPCに触れることができない若者たちが無償でゲーミングPCを使える環境を構築しています。

 

eスポーツ施設の様子。ゲーミングPC8台はBTOメーカーのサイコムによる提供

 

 その他、Discordを用いたゲームコミュニティーの立ち上げや、地元のデザイン事務所「ヒゲプロ」と連携したデジタル人材の育成、あらいちゃんを中心としたVTuberによる相談支援といった施策を用意しています。

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■外部リンク

サンカクシャ

https://www.sankakusha.or.jp/