プロeスポーツチーム「FENNEL」は4月2日、eモータースポーツ部門を新設するとともに、リアルモータースポーツで活躍中のTOYOTA GAZOO Racing所属・大湯都史樹選手と契約したと発表した。

　大湯選手は北海道出身の26歳。「SUPER FORMULA」「SUPER GT」「FORMULA DRIFT JAPAN」といった国内有力のリアルモータースポーツ大会で活躍するレーシングドライバーで、スタイリッシュな人柄とSNSでの発信力で若年層からの支持も厚い。

　FENNELはeモータースポーツ部門の新設と大湯選手との契約により、モータースポーツ、eモータースポーツ、eスポーツの三つのコミュニティをつなぎ、コミュニティ同士が相互に影響を与え、拡大、成長することを目指す。一方、大湯選手も「リアルレースだけでなく、eモータースポーツの世界からもモータースポーツの魅力を発信し、新しいファン層を開拓したい」と語っており、両者の思惑が一致した形だ。

　リアルレースでの実績を持つトップドライバーが、プロeスポーツチームにeモータースポーツ選手として正式加入するのは業界初とのこと。大湯選手は、リアルとバーチャルを行き来する“二刀流ドライバー”として、eモータースポーツ大会へ参戦するほか、チームでは次世代人材のマッチングなど、これまでeスポーツコミュニティと接点の少なかった自動車関連企業との取り組みも計画しているとのこと。

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外部リンク

FENNEL
https://fennel-esports.com