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2020.11.27

バイオジェン、SMA当事者のスポーツ体験を応援する「SMA eスポーツチャレンジカップ」を開催

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 バイオジェン・ジャパンは、脊髄性筋萎縮症(Spinal Muscular Atrophy/SMA)とともに生きる人々のスポーツ体験の応援と、SMAの疾患啓発を目的として、対戦アクションパズルゲーム「ぷよぷよ eスポーツ」を使用したeスポーツ大会「SMA eスポーツチャレンジカップ」を11月28日に開催する。

 SMAは、運動のために使用する筋肉をコントロールする神経に影響がおよぶ遺伝性の神経筋疾患で、日本では指定難病の一つ。症状が出現する年齢と臨床経過により大きくI型からIV型の4タイプに分類され、重症度や症状も患者によって異なる。日々SMAと向き合いながら過ごしている患者が数多くいる一方で、国内での有病率は10万人に1人ともいわれ、その症状や治療法に関して、一般に広く認知されていないのが現状となっている。

 近年、「誰もがハンデなく楽しめる競技」として世界的に注目を集めているだけでなく、医療現場でも実際にSMA当事者の人々への治療・リハビリの一環として活用され始めているeスポーツに注目し、SMA当事者の人々が、自分の夢や成し遂げたいことの実現に向かって社会と関わっていくことを応援し、SMAの疾患啓発・最新の治療情報を知ってもらうために今回の大会を企画した。

 大会当日は、「ゲームやろうぜProject」の立ち上げなど、eスポーツを通じて精力的に活動しているSMA当事者の吉成健太朗氏と、国立病院機構北海道医療センターの作業療法士でありeスポーツを活用したリハビリ・治療に取り組んでいる田中栄一氏が登壇。「SMAとeスポーツ」をテーマとし、SMAの疾患・症状や最新の治療情報、eスポーツの医療現場での活用方法などについて伝えるパネルディスカッションを開催するほか、全国のSMA当事者から参加者を公募し、オンラインでのeスポーツ大会を実施する予定。また、大会のアンバサダーとして、タレントの倉持由香さんを迎え、参加者とのエキシビションマッチを行う。

 なお、大会当日までの参加者のサポ?ト、ゲームのコーチングにはNTT東日本eスポーツチーム「TERAHORNS」が協力する。「TERAHORNS」は、NTT東日本の社員で構成され、セガ公式大会「ぷよぷよカップ」で決勝トーナメント出場経験もある本格派社会人チーム。大会発起人の吉成氏とは、定期的に練習試合をするゲーム仲間でもあるという。

 さらに、大会では、症状に関わらず全員がeスポーツ大会を楽しめるよう、障がい者支援のための様々なデバイスを開発しているテクノツールの協力を得て、SMA当事者の人々のサポートを行っていく。直感的な操作が可能な「アナログジョイスティック」や、様々な形状のスイッチなど、快適に競技タイトルをプレイできる環境づくりをサポートする。

■外部リンク

バイオジェン=https://www.biogen.co.jp/
「SMA eスポーツチャレンジカップ」=https://www.youtube.com/c/BiogenJapan

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