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2023.07.28

eスポーツ競技者育成に視線データを活用!? 上級者との視線の違いも可視化

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 新潟コンピューター専門学校(NCC)は、人工知能を活用したプロダクト開発を手掛ける新潟人工知能研究所と、アイトラッキングやUSBカメラ、画像処理ソフトを事業の中核とするガゾウの2社と共同してeスポーツの視線データ解析プロジェクトを推進しています。同校は今後、視線データ解析技術を活用してeスポーツ競技者のパフォーマンス向上を目指すとのことです。

プロジェクト成果としてプレーの視線解析システムを開発

視線データ解析デバイス


 同プロジェクトでは、視線データ解析デバイスの提供をガゾウ、視線データの解析を新潟人工知能研究所がそれぞれ担当しました。同研究所は、新潟のAI人材育成をミッションの一つとして掲げており、県内大学や専門学校との連携を積極的に展開。今回も新潟大学工学部協創経営プログラム、NCCのインターン生などが、プロジェクトサポートとして参加しました。

 プロジェクトの成果として開発されたのが、競技者の視線の動きが上級者の視線パターンとどの程度近いかを算出する「視線データ解析システム」です。視線の位置を統計として可視化し、競技者の気づかない視線の癖を把握するのに役立ちます。

視線データ解析システム

NCCでの実証実験が完了 今後は授業への本格導入を検討へ

 NCCでは、2023年6月14日から授業内実証実験を開始しました。オープンキャンパスなどでも同システムの体験を実施しました。

 今後NCCでは、eスポーツ科の競技者育成の一環としてこのシステムを授業に取り入れていくことを検討。視線のパターンが勝敗にどのように影響するのか把握し、競技者の個々の強みや改善点を具体的にすることで、より効果的なトレーニング方法の提供を目指しています。

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