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2022.11.07

VALORANTで大運動会?! リコンに銃弾、歓声が飛び交うE5フェスレポート

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 eスポーツ事業を展開するE5esports Worksは10月22日、同社が運営するeスポーツ施設「LFS(ルフス)池袋esports Arena」(LFS池袋)で「E5フェス 撃って!走って!当てて! VALORANT 大運動会 with ZOWIE」を開催しました。運動会をテーマにした今大会では、一風変わった競技種目が数多く登場。大いに盛り上がった当日の模様をレポートします。

120人が参加した大運動会

 E5フェスは、人気ストリーマーや実力派プロ選手が数多く参加だけでなく一般プレイヤーも参加でき、ワイワイと楽しめることが魅力です。9回目となる今回はLazさん、Mintyさん、Fiskerさん、poemさん、oitaNさん、misayaさん、Depさん、Zerostさんら8人のプロ選手が参戦。一般プレイヤーを含む計120人が参加しました。

 参加者は、赤・青・黄・紫の30人ずつ計4組に分かれて競います。「デスマッチ」「リコン入れ」「障害物競争」の3種目を実施し、それぞれの競技結果から成績上位2チームが決勝戦である「騎馬戦カスタムマッチ」に出場。その勝敗で優勝チームを決定します。

デスマッチ

 デスマッチは言わずと知れたエイム力が問われる競技。10人の選手が一つのマップ内で戦い、誰が最も早く40キルを達成できるか勝負します。試合数は計4回。それぞれの試合内で順位ごとに獲得できるポイントを賭けてキル数を競います。

 第1試合に登場したプロ選手は、赤組Lazさんと青組poemさん。滑り出しは快調にキルを重ねていくLazさんとゲストのババコンガ山本さんが競る展開。20キル近くまで両者は譲りません。poemさんは序盤に調子の悪さを見せますが、後半になるにつれギアを上げていきます。しかし、Lazさんの勢いは止まらず2位に対して常に5キル以上の差をつけ、最後には2位と7キル差をつけて40キルを達成しました。

Lazさんの連続キル

 第2試合では、黄組のoitaNさんと紫組のZerostさんが出場しました。序盤は両選手ともにマイペースな滑り出し。20キル近くまでは順調にポイントを積み上げますが、oitaNさんが頭一つ抜け出します。Zerostさんが今一つ伸ばせない中、oitaNさんはしっかりとエースを獲り、40キルを達成しました。

 第3試合は、プロの出場者は赤組Mintyさんと紫組Fiskerさんです。チームタグを付けたプレイヤーが多く、上級者ぞろいで始まったこの試合では、ゲストの活躍が目立ちます。ゲストのへたりすとんさんとAPX 2yenさんがハイペースにキルを取り、MintyさんとFiskerさんはこれに出遅れます。後半、両プロ選手ともにペースを上げ奮起しますが、APX 2yen選手が逃げ切り、見事1位を獲得しました。

 第4試合では、紫組のDepさんと黄組のmisayaさんが登場。非常にレベルの高いプレイヤーが揃いました。序盤、Depさんとmisayaさんともに快調な滑り出しを見せますが、ゲスト陣も負けじとSanbichanさんが二人に食いつきます。後半はDepさんとmisayaさんが1キル差で競る展開に。Depさんが先に39キルに到達しますが、最後の1キルを前に連続で倒されてしまいます。その間にmisayaさんが40キルを達成し、1位となりました。

接戦を見事制したmisayaさん

 今回のデスマッチでは、プロ選手はもちろんのこと、ゲストの活躍が多くみられ、接戦となる場面も多数ありました。第1種目終了時点の各組の総合得点は、赤組が348点、青組が324点、黄組が353点、紫組が335点という状況。各組順調に得点を積み上げており、拮抗した戦いとなっています。

リコン入れ

 第2種目は玉入れならぬリコン入れです。参加者全員がソーヴァを使用する種目で、制限時間内にリコンボルトをいかに多くターゲットの体に当てられるかを競います。準備時間の間にどれだけ定点のポジションを見つけられるかが肝になります。

 リコン入れではそれぞれの組で違うマップが使われました。ターゲット位置によっては難しい場所も簡単な場所もあります。スターターとなった赤組は初めてということもあってかポジション取りに四苦八苦。あまりポイントを稼げません。これに対して後続の3組は、テンポよくビーコンをターゲットに刺していきます。特に黄組はチャージをせずに刺せるポジションを発見。大量得点を稼ぎました。

おびただしいリコンにまみれるソーヴァ

 第2種目終了時点での各組の獲得ポイントは、赤組が498、青組が489、黄組が553、紫組が520という結果になりました。徐々に差が開きつつありますが、まだまだ逆転の可能性は残されています。

障害物競争

 第3種目となるのは障害物競走。10人が走者側5人と妨害側5人に分かれ、走者側の5人が運営の指定するコースを走りきるまでのタイムを競います。アビリティのみが使用可能で、キャラクターは走者側がジェット、ブリムストーン、ネオンから、妨害側はそれ以外のエージェントから選択できます。

 対戦形式は全チーム総当たり戦です。わちゃわちゃとした雰囲気の中、通常のマッチでは見ることができないようなプレイングが多数飛び出しました。中には、最近追加されたばかりの新エージェント、ハーバーをピックする選手も。アドリブのアイデアが光る競技種目となりました。

障害物競争はチームワークととっさのアイデアが肝

騎馬戦カスタムマッチ

 残す種目は騎馬戦カスタムマッチのみ。決勝戦でもある同種目は、純粋な実力勝負となるBO1のスパイクラッシュ。これまでの総合獲得ポイントが高い上位2チームで実施されます。ただし、ここで決勝前のアンケート企画を実施。リアルタイムの視聴者を対象に、応援している組を選択してもらい、獲得した票に応じた追加ポイントを加算する仕組みです。

 その結果、この時点での獲得ポイント数は赤組が673ポイント、青組が719ポイント、黄組が913ポイント、紫組が795ポイントとなり、騎馬戦カスタムマッチの対戦チームは黄組と紫組に決定しました。

 黄組団長oitaNさんと紫組団長Depさんの直接対決となった騎馬戦。黄組は王道の構成であるのに対して紫組は3デュエリストというピックです。マップはパールに決定しました。

 初戦から3デュエリストの突破力を生かして突き進む紫組に対し、黄組がこれを迎え撃つ展開。黄組は何とかこれを抑えていましたが、2戦目までを獲られてしまいます。3戦目では黄組が紫組の裏をかく場面がありましたが、人数差におされて紫組のポイントに。マッチポイントとなった4戦目では、Bロングの激しい銃撃戦が発生。紫組はしっかりとこれを制し、4?0のストレート勝利を飾りました。

4戦目のBロングでの銃撃戦

大盛り上がりの閉幕

 多くの見どころが生まれた今大会。特殊ルールが多数用意されたこともあり、普通の大会よりも笑顔が絶えないイベントとなりました。一般の参加者からは「実感が湧かなくてあっという間だった」「めちゃめちゃ楽しかった」という声も。Depさんからも「まとまりがよかった」というコメントがあり非常に暖かい一幕となりました。

表彰状を贈る西川典孝社長

 その後、優勝した紫組に対しE5esports Worksの西川典孝社長から表彰状とトロフィーが贈られ、今大会は幕を下ろしました。

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■外部リンク

E5フェス 撃って!走って!当てて! VALORANT 大運動会 with ZOWIE=https://www.twitch.tv/videos/1631074100

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