解説

2023.06.29

ゲームにおける「物欲センサー」とは?意味をわかりやすく解説!

記事をシェア
ツイッター
フェイスブック
ライン

 今回は、ゲームにおける物欲センサーについて解説します。物欲センサーという言葉を聞いたことはあるけれど、具体的な使い方やニュアンスを知らない…という人はぜひ内容をチェックしてみてくださいね。

ゲームにおける「物欲センサー」とは

 ゲームにおける物欲センサーとは、プレイヤーが特定のアイテムを欲しいと思えば思うほど、そのアイテムがなかなか出てこない(入手が困難になる)現象のことです。

 このとき、物欲センサーの物欲とはプレイヤー自身の物欲のことであり、センサーとはプレイヤーの欲求を検知する架空のセンサーのことを意味します。それゆえ、物欲センサーとは実際に存在するゲームシステムではなく、あくまでもプレイヤーの経験則から生まれた架空のシステムです。

物欲センサーの元ネタ

 物欲センサーという言葉自体は、2000年にSEGAが発売したオンラインゲーム「ファンタシースターオンライン」で使われ始めたと言われています。

 ファンタシースターオンラインでは、入手確率が0.001%未満といった超希少なレアアイテムが存在し、プレイヤーはレアアイテムを求めて果てしない周回プレーをしていました。そんな中、多くのプレイヤーは目的とするレアアイテムがなかなか入手できず、いつしかプレイヤーの間で物欲センサーなる概念が生まれました。

 つまり、自分の欲しいアイテムを狙おうと思えば思うほど、入手が遠のくように感じられたので、その状況を「物欲センサーが働いた」と形容していたわけです。

 その後、この物欲センサーという概念はファンタシースターオンラインだけにとどまらず、今ではあらゆるゲームにおいて物欲センサーという言葉を耳にすることが増えてきました。

 さらには、モンハンシリーズで有名なカプコンが物欲センサーのようなシステムを出願して特許を取得するなど、今や物欲センサーはプレイヤーだけでなくゲーム会社も注目する概念になりつつあります。

物欲センサーと乱数の関係性

 物欲センサーの正体を語るとき、乱数の関係性について話されることがあります。乱数とは法則性がなく予測する手段が存在しない数字のことです。元々、アイテムのレアドロップというのはゲーム内の疑似的な乱数調整の結果です。そのため、プレイヤーの間では「良い乱数」「悪い乱数」という概念が生まれ、いかに自分にとって良い乱数を引けるかどうかがレアアイテムを入手するために重要なことであると考えられてきました。

 そのため、物欲センサーに頭が支配されると継続的に悪い乱数を引き続けるパターンに陥ってしまい、結果的にレアアイテムの入手が遠のいてしまうのです。

 実際には物欲センサーとゲーム内の疑似乱数には因果関係などありませんが、プレイヤーの間ではある種のジンクスとして、「物欲センサーは良くない結果をもたらす」と信じられてきたのです。

物欲センサーが働きやすいケース例

 実際、どのような場面において物欲センサーは働きやすいのでしょうか。ここでは物欲センサーが働きやすい(と言われている)3つのケースをご紹介します。

ドロップ率が低いレアアイテム・装備

 物欲センサーが働きやすい最も有名なケースといえば、ドロップ率が低いレアアイテム・装備を求めて同じステージを周回しているときです。

 レアアイテムを欲しいと思えば思うほど入手が遠のき、まったく手に入れられる兆しが見えない…しかしながら、ひとたびレアアイテムを入手して不要になった途端、なぜか同じレアアイテムをすぐさま入手してしまう。そのような体験をすると、ドロップ率を操作されているかのように感じることがあります。

 実際、レアアイテムを求めて周回するゲームなどでは、入手までにかなりの労力を要します。そのため、物欲センサーが働いたと感じるような経験は強烈な記憶として頭のなかに刻まれがちなのです。

ソーシャルゲームにおけるガチャ

 最近ではコンシューマーゲームのみならず、ソーシャルゲームのガチャなどにおいても物欲センサーという言葉はよく使われています。

 ガチャで欲しいキャラクターがいるのだけれどもなかなか入手できず、苦労してやっとの思いで入手したと思えば、なぜかすぐに同じキャラクターが出現してダブる…そのような体験をすると、物欲センサーの存在を疑わずにはいられないのではないでしょうか。

 また、ソーシャルゲームでは有料の課金ガチャも珍しくないため、より射幸心が煽られて物欲センサーに頭が支配されやすい傾向があるので注意が必要です。

バトルロイヤルゲームにおける得意武器

 バトルロイヤル系のゲームにおいても、物欲センサーはしばしば耳にする概念です。

 実際に物欲センサーが働くケースはいくつかありますが、例えば欲しい武器のスキンを求めてガチャを回しているときに物欲センサーが働くケースや、特定のランダムステータス値を求めて武器を強化しているときなどに物欲センサーが働くケースなどが挙げられます。

 いずれの場合においても共通しているのは、自身の求めているアイテムやステータスはなかなか出現せず、不必要なものばかり出現するのが特徴です。加えて、目標を達成して物欲が消え去ると、以前は求めていたアイテムやステータスが無駄に出現するまでがお約束でしょう。

物欲センサーについてよく語られるゲームタイトル

 物欲センサーについてよく語られるゲームタイトルをいくつかご紹介します。

モンスターハンターシリーズ

 モンスターハンターシリーズは、物欲センサーについてよく語られる鉄板ゲームタイトルです。

 モンスターハンターではモンスターからの剥ぎ取りや討伐報酬などで素材アイテムを収集し、それらを組み合わせて装備を作っていくのですが、いかんせん希少なレア素材が集まりません。さらに、あまり意識していなかったときは稀にドロップしていたアイテムが、あと1個で収集完了となるや否や途端にドロップしなくなったと感じることはよくあります。そして例のごとく、目的の装備を作っててそれ以上のレア素材が不要になった途端、なぜか再びレア素材が手に入るというわけです。

 まさに物欲センサーとしか思えないような現象を経験したプレイヤーは少なくないでしょう。

ファンタシースターオンラインシリーズ

 ファンタシースターオンラインは物欲センサーの生みの親としてよく語られるゲームタイトルです。

 その理由は単純明快で、低い装備ドロップ率にあります。なかには装備ドロップ率が0.001%未満のアイテムも存在し、装備をそれなりに満足いくまで揃えようと思った場合、その労力は半端なく大きなものです。

 このとき、レアドロップ倍率をブーストさせる、いわゆるレアブースト(レアブ)をうまく活用することで少しは楽になりますが、それでもかなりの気力を要します。

ポケットモンスターシリーズ

 ポケットモンスターシリーズにおいても物欲センサーという用語は欠かせません。

 第1世代(赤緑青)ではレアモンスターとの遭遇やモンスターボールを投げたときにモンスターをゲットできるかどうか、モンスターの基礎ステータスといった項目に対してのみ物欲センサーが働いていたのですが、第2世代(金銀)以降ではモンスターの色違いや3値(種族値・個体値・努力値)の選別など物欲センサー要素がはるかに増えており、今や他のゲームに負けないほど物欲センサーについて語られるゲームとなりました。

 ポケモンを気軽にプレーする分には問題ないのですが、こだわりをもってポケモンを極めようとすると物欲センサーとの関係は切っても切れません。

【余談】物欲センサーを抑える方法!?

 物欲センサーは、もちろん架空のシステムではあります。しかし先人ゲーマーたちは意識しないよう、「無心になる」「験を担ぐ」「あきらめる」などこれまでに様々な方法を試してきたようです。

・物欲センサーを抑える方法1:無心になる
できるだけ自身の欲求を抑えて無心になる、あるいは願望を意識しないよう努めることで、物欲センサーを意図的に抑えようとする方法です。常にフラットな気持ちで挑んでいくため、結果に対してむきにならず、課金ガチャなどに対しては無茶な追加投資を抑えられるかもしれません。

・物欲センサーを抑える方法2:験を担ぐ
これまでの経験則より、うまくいった方法を取り入れることで少しでも物欲センサーを試みです。このとき、縁起の良い場所でガチャを引く、運気の良さそうな人にガチャを引いてもらうなど、自分以外の力を借りることもあります。


・物欲センサーを抑える方法3:あきらめる
物欲センサーを意識しないという発想から、物欲センサーとうまく付き合っていくという発想に切り替えることで、結果的に物欲センサーを抑えようとする方法です。つまりは、物欲センサーをどうこう思っても無駄なので、あえて対策をあきらめて淡々と今後のことを考えるというわけです。例えば課金ガチャで考えた場合、この予算で無理なら次の予算はこれぐらいにするといった具合に、頭の中でフローチャートを組み立て、淡々と処理していきます。決められたフローをコンピューターが処理するようにガチャを引くことで、結果的に物欲センサーを意識せずに済む…というわけです。

 物欲センサーとの付き合い方は人それぞれではありますが、いずれの場合も自身にとってあまり無理のない範囲で行うことを意識しましょう。

物欲センサーを使った例文

 「物欲センサー」という用語は、以下のような形で使われます。

・「物欲センサーのせいでレアが引けない」
・「ガチャを引くので物欲センサーを抑えたい」
・「絶対物欲センサーのせいだ」
・「急に物欲センサーが働きだした」

 物欲センサーは、プレイヤーの経験則から生まれた架空のセンサーではあるものの、自身の経験則を織り交ぜることで現実味のある概念として使用することができます。

 とはいえ、あくまでも架空のセンサーになりますので、あまり深く考えすぎず何となくのニュアンスで使用していても問題ありません。

【まとめ】「物欲センサー」にとらわれず楽しいゲームライフを!

 今回は、ゲームの物欲センサーについて解説しました。物欲センサーは架空の概念であると理解しつつも、ゲームにのめり込むとついつい意識してしまいがちです。

 あまりにも物欲センサーを意識しすぎるとゲームプレーが窮屈に感じてしまうため、適度に物欲センサーという概念を意識せず楽しくプレーしましょう。ぜひとも物欲センサーにとらわれず、楽しいゲームライフを送りましょう。

■関連記事

部活紹介

おすすめ関連記事

eスポーツ部の活動日誌

新着記事

ゲーミングデバイス情報

  

ゲーミングデバイス情報

新製品 レビュー 部活紹介 eスポーツ部の活動日誌