解説

2025.06.19

ゲームオフ会とは?目的やおすすめの場所、よくあるトラブルについても解説

記事をシェア
エックス
フェイスブック
ライン

 ネット上で知り合った仲間同士で集まり、リアルでも親睦を深められる「オフ会」。ゲームをテーマとして、プレイヤー間での情報交換や交流を目的とする”ゲームオフ会”も数多く開かれています。

料理やビンが並び、パーティを楽しんでいるイメージ

 

 今回は、ゲームオフ会が開かれる目的や開催におすすめの場所、オフ会でよくあるトラブルについて解説します。安全に楽しくオフ会を満喫するために、ぜひ最後までチェックしてください。

ゲームオフ会とは?

 「オフ会」とは、ネット上で知り合った人同士がリアルで集まって行われる会合。ゲームオフ会は、同じゲームが好きな人が集まって開かれるオフ会のことを指します。

 ごく少人数で行われるものから、インフルエンサーが開催を告知して多くの人が集まるものまであり、その規模感はさまざまです。

ゲームオフ会を開く目的は?

 同じゲームをプレイする人たちが集まるオフ会は、どのような目的で開かれるのでしょうか? メンバーによってオフ会の形・目的はさまざまありますが、代表的な例を紹介します。

ゲーム友達との親睦を深める

 普段はオンライン上でともにゲームをプレイしている友達と実際に顔を合わせて話すことで、さらに親睦を深めます。

 ネットだけのつながりからリアルの友達に近しい関係となれば、日々のゲームもより楽しめるようになるでしょう。

お互いの知識・技術・情報を共有し、スキルアップする

 携帯型ゲーム機やスマホでプレイできるタイトルのオフ会なら、実際に顔を合わせてその場でゲームをプレイすることもあるでしょう。

 集まったメンバーが持つゲームの知識や情報を教え合ったり、実際に目の前でプレイの様子を見ることで上手なプレイヤーの技術を学んだりと、ゲームのスキルアップも狙えます。

新しいゲーム友達に出会う

 オフ会で集まったメンバーの中には、”友達の友達”という間柄などで当日初めて知り合う人がいるかもしれません。

 オフ会をきっかけとして新たな交流が生まれれば、後日新たなパーティメンバーとして一緒にゲームをプレイすることもあるでしょう。

ゲームオフ会を開くのに適している場所

 ゲームオフ会を開くには、会場となる場所が必要です。「ここでやらなければいけない」という決まりはないので、オフ会の会場として使われることが特に多い例を3つ紹介します。

貸会議室

 複数人で集まって、シンプルな会議などを行うための場所です。「話し合いに必要な空間を貸す」ことがメインで設備は必要最低限であることが多いため、主に顔を合わせて話す、あるいは皆でゲームを持ち寄ってプレイすることだけが目的である場合に使われます。

レンタルスペース

 レンタルスペースでは、貸会議室のような無機質な場所ではなく、パーティなどにも適した設備が整っています。テレビが設置されており広々としたリビングのようなレイアウトになっている場所や、キッチン・調理器具が完備された場所もあるので、友達の家に集まるような感覚でゲームを通じた交流を楽しめます。

カラオケ

 カラオケも、さまざまなジャンルにおけるオフ会の定番スポットです。皆でカラオケを楽しむのはもちろん、同じ部屋でゲームをプレイしたり、フードとドリンクを頼んでファミレス感覚で会話をしたりといった使い方がされます。

 貸会議室やレンタルスペースよりも全国的に店舗の数が多いので、オフ会の開催地がどこであっても気軽に集まりやすいのもメリットでしょう。お店によってはオフ会の開催を推奨するパックを打ち出していることもあるので、チェックしてみましょう。

【注意】未成年がゲームオフ会に参加するのはおすすめできない

 ここまでオフ会について説明してきましたが、大前提として、未成年がオフ会に参加するのはおすすめできません。ネットだけのつながりの相手とリアルで会うのは少なからず危険が伴い、特に18歳未満の人は万が一のときに責任を持って自分の身を守ることが難しいからです。その危険性は後に詳しく解説しますが、これらは「よくある説教」として片付けるには、あまりにもリスクが高い行為であることを今一度認識しておきましょう。

 近年はSNSなどの発達によって、ネットで知り合った相手とリアルでも親しくなることも珍しくなくなっています。オフ会への参加は高校生以下であるうちは極力避け、自分で責任が取れる立場になってから楽しむようにしましょう。

 ただし、何歳になっても年齢は関係なく、ネットで知り合った相手と会うときには身の安全に十分に注意することを忘れないでください。

ゲームオフ会でよくあるトラブル

スマートフォンを見て難しい表情をしている男性のイメージ

 

 オフ会に参加したとき、巻き込まれる可能性があるトラブルについて解説します。「思っていたのと違って残念だったな」で済むものから、身の危険にかかわるものまで多くの可能性が考えられるので、入念にチェックしておきましょう。

うまく集まれなかった、キャンセルされた

 当日の集合に手間取ってしまったり、公共交通機関のトラブルなどによってメンバーが急遽来られなくなったりといったリスクは、リアルの友達と待ち合わせをするときと同様に存在します。

 特にお互いの顔も知らないネットだけの関係である場合、特別な事情もなくドタキャンをしてしまう無責任な人も多くいます。もちろんこれは自分が参加する際にもいえることで、直前のキャンセルは相手に迷惑をかけるという自覚を持たなければなりません。

参加人数が増えすぎた

 人数の上限を設けずにオフ会の参加メンバーを募集すると、人数が増えすぎて収集がつかなくなってしまうことがあります。

 メンバー全員が入れる会場が見つからなかったり、初対面の相手が多く誰が誰だかわからなくなってしまったりと、オフ会を楽しめずに終わってしまうかもしれません。

予想と違う人だった

 ネットでの交流の中で相手の詳しいプロフィールを聞いていなかった場合、自分がイメージしていたとおりの人であることはむしろ珍しいでしょう。

 会話をした印象や声色などから同年代の人かと想像していたけれど、実際に会ってみたら自分よりはるかに年上だった、といったことはその代表例。SNSなどのメッセージでしかやり取りしたことがない相手であれば、性別すら予想と違っている可能性もあります。

 その場で打ち解けることができれば良いですが、予想と違う人が来たことで身構えてしまい、思うようにコミュニケーションがとれなかった経験がある人は意外と多いのではないでしょうか。

ゲームに興味がない人も参加していた

 オフ会は本来共通の趣味を持った人が集まり、主にその事柄をテーマに交流するものです。しかし、参加条件がゆるいオフ会の場合、テーマとなっていたタイトルをプレイしていない、あるいはゲーム自体にすら興味がない人が参加していることもあるでしょう。

 このようなケースは、「メンバーの友達だから呼ばれた」というのが主な理由ですが、共通の話題が見つけられない初対面の相手と親しく話すことはなかなかできないかもしれません。

あまり話が盛り上がらなかった

 人見知りする性格のメンバーが多く集まってしまった場合、せっかくオフ会を開いても会話が弾まないまま終わってしまうこともあります。

 そのまま解散になってしまうと、その後のネット上での交流すら気まずい雰囲気になってしまいかねません。顔が見えないからこそ必要以上に気を遣うことなく話せることもあるので、仲良くなりたいからといって無理をしてオフ会に参加する必要はないでしょう。

ゲームへの本気度に違いがあった

 一言に「ゲームが好き」といっても、その度合いは人それぞれ。プライベートの時間をすべて注ぎ込むほどゲームに熱中している人から、複数ある趣味のひとつとしてのんびり楽しんでいる人までさまざまです。

 ゲームへの本気度に差があることでプレイスタイルがかみ合わず、話が盛り上がらないこともよくある例と言えます。

 共通の趣味があるからといって必ずしも仲良くなれるとは限らず、結局は人としての相性や考え方・価値観が合う相手でなければならないことは認識しておきましょう。

ゲーム上での年齢・性別が嘘だった

 これはネットで知り合った相手と会う際、最も気を付けなければならないトラブルです。特に女性の方の場合、女性だと思って会いに行った相手が男性だった……となれば、身の危険にさらされることも考えられます。たとえ当事者が男性でも、成長過程にありまだ力の弱い未成年なら同様です。

 リアルで会おうと約束した相手にも年齢・性別を偽るのは、基本的にやましい目的があるからだと考えられます。相手を犯罪に巻き込むことを目的にネット上で近づき、仲良くなったふりをする手口も実際に存在するので、十分に気を付ける必要があります。

金銭面でのトラブルが生じた

 収入の少ない未成年が、社会人が多く集まるオフ会に参加すると、金銭面でのトラブルが起きるリスクがあります。

 例えば、まわりの大人に合わせてメニューが高額な飲食店に入ってしまうケース。自分では払いきれずに他の参加者にお金を借りることになってしまったり、気を遣ってくれたばかりに無用な出費をさせてしまったりといったことが考えられます。

 ネット上でのつながりが主な相手とは頻繁に会えないため、お金の貸し借りはリアルの知り合い以上にトラブルに発展しやすいです。オフ会を開く・参加するには少なからず費用が発生するので、これもオフ会のリスクとして頭に入れておきましょう。

ゲームとは関係ない内容の勧誘を受けた

 ゲームをテーマにした集まりであるにもかかわらず、それとは関係ない内容の勧誘を目的として参加する人もいます。

 最初はゲームの話題で盛り上がって相手の警戒心を解き、自然な流れで勧誘に持ち込むという手口もよくあるものです。宗教勧誘やマルチ商法など、内容によっては話に乗ったことで生活に深刻な影響がでることにもなりかねません。

 特に未成年の人は、相手が年上であるとそういった勧誘をきっぱり断って身を守ることがしづらい場面も多いでしょう。身元が知れない相手が多くいるオフ会への参加は危険が伴うと改めて認識しておくべきです。

オフ会後の連絡がしつこい

 オフ会に参加したあと、会の参加者からしつこく連絡を受けた経験があるという人も多いものです。オフ会によって一度顔を知られてしまうと、ネット上やリアルに限らず、つきまといなどに発展することがもあるかもしれません。

 オフ会の参加者全員が良識を持った人であるとは限らないので、人間関係におけるリスクはどうしても存在します。

まとめ

 ゲームオフ会について、その目的や開催に適した場所、ありがちなトラブルを解説しました。

 ネット上で知り合った人とリアルで顔を合わせることになるオフ会は、あらゆるトラブルに巻き込まれるリスクが高いものです。特に未成年の場合、万が一のときに責任を持って自分の身を守ることが難しいため、オフ会への参加は避けるべきと言えます。

 オフ会などを通じたゲーム仲間とのリアルでの交流は、自分で責任がとれる立場になってから自己責任のもと楽しみましょう!

関連記事

町田 相模原エリア唯一のeスポーツカフェ「NOABOX町田店」オープン! プロ選手も利用するハイスペック空間に潜入! 担当者に話を聞いた!

出先でPCゲームが遊びたい!ゲームが楽しめるeスポーツカフェって何?利用する時の注意点も紹介

上野に誕生したeスポーツカフェ「esports Style UENO」、遊び方を5つ紹介! 内覧会レポート

 
部活紹介

おすすめ関連記事

eスポーツ部の活動日誌

新着記事

ゲーミングデバイス情報


ゲーミングデバイス情報

新製品 レビュー 部活紹介 eスポーツ部の活動日誌