ゲームにおける「ヒーラー」とは？意味や役目をわかりやすく解説！｜BCN eスポーツ部

2023.06.21

ゲームにおける「ヒーラー」とは？意味や役目をわかりやすく解説！

解説

記事をシェア

　「ヒーラー」は、複数人でパーティを組んで敵の討伐を目指すゲームで、主に回復によって仲間をサポートする役割を担うロール（役職）です。

　今回は、ヒーラーとはどんな役割を持っているのか、どんな魅力があるのかをご紹介します。ヒーラーに興味を持っている方や、新たなロールへの挑戦を考えている方はぜひ参考にしてください。

ゲームにおける「ヒーラー」とは

　ゲームにおける「ヒーラー」とは、主にRPGにおいて、複数人のパーティの中でHPの回復や状態異常の治癒を主な役目として担うプレイヤーのこと。また、そのような役目に特化したロール（役職）・キャラクターのこと。英語で癒す・治療するという意味の「heal（→healer）」が語源です。

　ヒーラーは、他のロールに比べてMPの最大値が高かったり、回復能力が高かったりする傾向にあります。その代わりに、耐久性や攻撃力は低めなのが一般的です。

他のロール（タンク・アタッカー）との違い

　RPGなどにおいて、ヒーラーの他に主流なロールとして「タンク」と「アタッカー（DPS）」があります。

　タンクは、敵のヘイトを集めて（注意を引きつけて）積極的に攻撃を受け止め、アタッカー（DPS）が攻撃に専念できるよう導く役割を担います。他のロールよりも耐久性に優れており、HPの最大値や防御力が高いです。

　アタッカー（DPS）は、タンクが敵のヘイトを集めている隙に高火力な攻撃を叩き込む役割を担います。他のロールよりも攻撃力に優れており、アタッカーの中でも近距離型・中距離型・遠距離型に細分化されます。

ゲームにおけるヒーラーの楽しさ

　ヒーラーは敵への攻撃には直接的に関与しないことが多いロールですが、他のロールでは味わえない独自の楽しさがあります。

仲間に感謝されることが多い

　ヒーラーは、HPの回復や状態異常の治癒によって直接的に他プレイヤーを支援します。そのシステム上、仲間から感謝される場面が多いロールです。自らの手で敵を倒すことよりも、仲間を助ける・支えることに喜びを感じる方ならその魅力を実感できるでしょう。

自分の采配で仲間の命を救う実感がある

　タンクやアタッカーは、ヒーラーが適宜回復をしてくれることを前提として動くため、倒れずに自分の役割を全うできるかどうかはヒーラーの働きにかかっています。誰をどのタイミングで回復するかを見極める必要があるヒーラーは、自分の采配によって仲間の命を救う実感が強く得られるでしょう。

ゲームにおけるヒーラーの難しさ

　ヒーラーは、自分の采配で仲間を助ける楽しさが魅力的な一方で、特有の難しさも持っています。

自分を含めた味方全員のHP・MPを管理しなければならない

　ヒーラーは敵を倒すこと自体にはあまり関与しないケースが多いですが、パーティにおける責任は重大です。自分を含めた味方全員のHPを常に注視し、倒れるプレイヤーが出ないよう適切なタイミングで回復する必要があります。

　また、一度に多量のHPを回復する強力な魔法は消費MPが大きい傾向にあるため、連発しているとMPが尽きて行動不能になってしまいます。自分のMPの残量を気にかけ、魔法を使うタイミングを管理することも必要です。

味方のミスを臨機応変にリカバリーする対応能力が求められる

　タンクやアタッカーは、最終的にはヒーラーの回復を頼りつつも、自ら攻撃を避ける・防御するなどして被ダメージをできる限り抑えることが大切です。しかし、時にはミスで大きなダメージを受けてしまうこともあるでしょう。ヒーラーはそのような場面にも臨機応変に対応し、素早く回復して体制を立て直すことが求められます。

個人の戦闘能力は低めのため、ソロプレイでは不自由することが多い

　ヒーラーは回復能力に特化している代わりに個人の戦闘能力が低いため、攻撃も自らしなければならないソロプレイの際は敵を倒すのに時間がかかったり、ひたすら攻撃魔法を打ち込んでじわじわとHPを削る作業がつまらなく感じたりと不自由することが多いです。ソロのときはアタッカーに転向するなど、使い分けができるようにしておくとよいでしょう。