解説
2023.08.18
ゲームにおける「エンドコンテンツ」とは?意味や注意点をわかりやすく解説!
- 解説
ゲームにおける「エンドコンテンツ」は、RPGなどのジャンルのゲームタイトルにおける「本編クリア後の追加要素・やりこみ要素」のことを指す用語です。エンドコンテンツが充実しているタイトルは、発売から時間が経っても長く愛される傾向にあります。
今回は、エンドコンテンツとは具体的にどんなものなのか、どんな楽しみがあるのかを、人気タイトルにおける実例とともにご紹介します。タイトルによっては、エンドコンテンツこそが真の楽しみと言われることもあるので、ぜひ注目してみてください。
ゲーム用語「エンドコンテンツ」とは
ゲームにおける「エンドコンテンツ」とは、ゲームのメインストーリー(本編)やキャラクターのレベリングを終わらせた後も遊び続けることができる要素のこと。
終わりという意味の「end」と、内容・中身という意味の「content」(複数形=contents)を合わせた和製英語であり、英語圏のユーザーの間では「end game content」などと呼ばれます。
主にRPGやストーリーベースのアクションゲームなどにおいて、クリア後(エンドロール後)に新たに解放・実装される機能であることが多く、オンラインゲーム・オフライン(ソロプレイ用)ゲームのどちらにも存在します。
【注意】競技として遊ぶゲームタイトルでは「エンドコンテンツ」という言葉はあまり使わない
「エンドコンテンツ」という言葉は、ストーリーに重きを置いている、つまりは明確な“エンド”があるジャンルのタイトルで主に使われるものです。
フォートナイトやApex Legends、VALORANTなど、ストーリーよりも競技としての要素が主軸であるタイトルでは、現状エンドコンテンツの概念は存在しません。ただし、今後のアップデートの展開によっては実装される可能性もあります。
エンドコンテンツの特徴
どのような内容のエンドコンテンツが用意されているかはタイトルごとに大きく異なります。終わりがなく遊び続けられる、コンプリートまでに大いに時間を要する、というのが一般的な特徴です。
近年主流となっているケースをあげて、ゲーム本編にはないエンドコンテンツの特徴をご紹介します。
強敵・高難易度でやりこみ要素を有している
エンドコンテンツでは、本編登場時よりも強化された状態のボスと再戦できたり、まったく新しい高難易度ダンジョンに挑めたりします。より深くゲームをやりこまないとクリアできない仕様になっているため、エンドコンテンツのために本編よりも膨大な時間を費やすプレイヤーも多いです。
【注意】オンラインゲームの場合、挑戦するにあたって事前知識が必要になる
オンラインゲームにおいて強敵・高難易度ダンジョンなどに挑む場合には、キャラクター・装備・アイテムなどの万全な準備や、攻略の知識、プレイヤースキルが求められます。
「たかがゲームだから」という気持ちで取り組むと、チームを組む味方プレイヤーに迷惑をかける可能性があります。画面の先にいる仲間たちと一緒に取り組むコンテンツであるということをしっかり認識し、事前の情報収集は念入りに行いましょう。
本編では手に入らない強力な装備・特別なアイテムが手に入る
エンドコンテンツをプレイすると、本編中には登場しない強力な装備や特別なアイテムが手に入ります。手に入れた報酬をマルチプレイで活用したり、コレクション一覧を埋めたりといった楽しみ方で、クリア後もゲームの世界観に浸れることが魅力です。
エンドコンテンツ用のストーリーが存在する場合もある
本編をクリアした後、エンドコンテンツ用のストーリーが展開されるタイトルもあります。本編の続きにあたるものであったり、本編中では描かれなかったエピソードを回想するものであったりと種類はさまざまです。
人気タイトル別エンドコンテンツ例(2023年8月時点)
一例として、近年の人気タイトルにおける主なエンドコンテンツをご紹介します。
ファイナルファンタジーXIV(FF14)
MMORPGの「ファイナルファンタジーXIV(FF14)」では、プレイヤー8人がチームを組んで挑むレイドバトルが主なエンドコンテンツです。
最高難易度の「絶」や、その次に難易度が高い「零式」が主にエンドコンテンツとして扱われます。(そのさらに一つ下の難易度の位置付けである「極」からエンドコンテンツとするプレイヤーもいます)
これらをクリアするには、時間をかけて相応の装備やプレイスキルを身につけた上で、該当のレイドのタイムラインやギミックを理解し、しっかりとロール別の役割をこなしていく必要があります。
モンスターハンターライズ:サンブレイク
アクションゲームの「モンスターハンターライズ:サンブレイク」では、難易度が高い「EXクエスト(傀異クエスト)」・「傀異討究クエスト」の存在や、その報酬として得られる素材を用いてより強力な装備を作ることなどがエンドコンテンツにあたります。
モンスターハンターシリーズのエンドコンテンツに登場するモンスターは、どれも体力や攻撃力などが非常に高く設定されており、装備が充実していても討伐は容易ではありません。シリーズ・モンスターの種類問わず、敵の動きへの理解と集中力が求められるでしょう。
原神
MORPGの「原神」では、4キャラ×2のチームで敵を討伐しながら階層突破を目指すダンジョン「深境螺旋」が主なエンドコンテンツです。階層を進むたびに難易度が上がっていき、完全制覇には非常に強力なチームとプレイスキルが求められます。
エンドコンテンツを使った例文
「エンドコンテンツ」という用語は、以下のような形で使われます。
・「あのゲームはエンドコンテンツが充実していてやりがいがある。」
・「○○がこのゲームのエンドコンテンツだ。」
・「エンドコンテンツこそがこのゲームの醍醐味だ。」
・「私はライト勢なのでエンドコンテンツは触っていません。」
まとめ
近年は特にオンラインゲームで聞くことが多い言葉ですが、エンドコンテンツは主にオフラインのソロプレイ用ゲームに広く存在するものです。
いずれにおいても、ゲームの世界観やシステムの奥深さを存分に味わえる内容になっているので、気に入ったタイトルはぜひエンドコンテンツまで深くやりこんでみましょう。
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