デバイス情報
2024.11.27
トップ選手が集結するプロeスポーツチーム「REJECT」も選ぶ、ソニーグループの通信「NURO 光」 今と未来のeスポーツ選手を支える回線品質とは
- PR
eスポーツプレイヤーであれば、ネット回線の不具合でゲームを中断させられた、あるいはオンライン対戦で通信の遅延によって勝利を逃したという経験に覚えがあるかもしれません。そうしたリスクはプロも同じで、安心できるネット回線を用意することは勝負の舞台に立つ上で必須の備えといえます。
そんな重要なネット回線において、多くのeスポーツプレイヤーから長年に渡って愛されているのが「NURO 光」です。ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する高速光回線サービス「NURO 光」は、大手通信キャリアと比較すると後発ながら、ユーザーから抜群の信頼を獲得しています。
なぜeスポーツプレイヤーはNURO 光を選ぶのか。今回はNURO事業部の安生恵太氏と、プロeスポーツチーム「REJECT」の代表を務める甲山翔也氏、執行役員で自身も競技者として数々の実績を残してきたYamatoN氏の3人に、NURO 光の魅力や展望、世界の通信環境の動向、そして未来のeスポーツプレイヤーの挑戦をどのように応援するのか、聞いてきました。
取材・文/小倉 笑助
NURO 光とREJECTのスポンサーシップは今年で2期目
── NURO 光とREJECTは2023年4月にチームスポンサーシップ契約を結び、今年で2期目を迎えています。どのような経緯でチームスポンサーシップ契約に至ったのか、教えてください。
安生氏(以下、敬称略) もともとNURO 光はeスポーツプレイヤーをはじめゲーマーのお客さまに選ばれてきたサービスです。さらに当時、ソニーの「INZONE(TM)」や「Xperia(TM)」がREJECTとスポンサーシップ契約を結ぼうとしていた時期でもありました。そのような中でeスポーツ業界全体を盛り上げていきたい、お客さまのゲーミング環境を良くしていきたいというNURO 光の想いが、REJECTの想いと重なり、スポンサーシップに至りました。
これまでYamatoNさんとNURO 光のエンジニアによる対談をはじめ、REJECTメンバーがNURO 光の実際の使用感や通信速度を定期的に特設サイトで公開したり、REJECTの選手やストリーマーの方々が出演する配信イベントを開催したりと、さまざまな取り組みを行ってきました。
特に配信イベントにおいては、高速通信を通じてeスポーツをはじめ、ゲームやアニメなど、あらゆる”好き”なことに夢中になれる人生を応援するために、「Powered by NURO 光」と冠したイベントを過去3回開催してきました。第1弾ではREJECT所属で東大卒プロ格闘ゲーマーのときど選手と挑戦者7名が『ストリートファイター6』で勝負を行い、その後もくららさんや天鬼ぷるるさんとの配信イベントを実施しました。
さらに甲山さんとは、2024年1月に開催されたプレスカンファレンス「NURO EXPERIENCE」でも対談させていただいています。
YamatoNさんとは今回が初の対談ですが、以前出演されていたNURO 光の対談動画を拝見していて、相当本音で話される方だなという印象が残っています(笑)。eスポーツの最前線で戦われている方とのコミュニケーションは本当に貴重なので、今日も楽しみにしておりました。
── 次に甲山さんとYamatoNさん、REJECTについてご紹介いただけますか。
甲山氏(以下、敬称略) REJECTは2018年に立ち上げたeスポーツチームの運営や選手の育成を行っている企業です。最近では選手の支援や配信者のマネジメント、海外展開を念頭に置いたデバイス開発など、eスポーツ業界を盛り上げるために事業を拡大しています。
YamatoN氏(以下、敬称略) 僕はもともとeスポーツのプロとして長く活動していました。その後、ストリーマーとしてeスポーツを広めるための広報活動やチームの運営などに携わり、REJECTには2022年に加入しました。
eスポーツは「スポーツ」というキーワードが入っていますが、野球やサッカーなどとはエコシステムや魅力がまったく異なるものだと考えています。そのあたりを戦略的に考えるのが、REJECTにおける自分の役割です。業界を盛り上げながら、一緒に世界一のチーム作りに取り組んでいます。
── 今回の対談は7月に開設されたばかりのコミュニティスペース「REJECT HUB」を使わせていただいていますが、ここはどのような施設なのでしょうか。
甲山 以前から競技を広めるためのコンテンツや人が集まってくるコミュニティをもっと大切にするべきなんじゃないかという課題意識があったので、それを実践するためにREJECTのオフィス移転と一緒に作り上げたのがREJECT HUBです。
実はeスポーツのコミュニティはゲームタイトルによってそれぞれ分かれていて、異なるコミュニティの方が交流する場というものはあまりなかったんです。ここはオープンから3か月が経ちましたが、すでにコミュニティの垣根を超えて多くの著名なプロeスポーツプレイヤーや配信者の方に来ていただいています。
もちろん通信環境にはNURO回線を導入し、モニターやカメラ、ヘッドホンなどの機材にもソニー製品を使用して、ハイクオリティな制作・配信環境を構築しています。
プロeスポーツプレイヤーでも過去に手痛い失敗、ネット回線はまさに「命綱」
── 拠点にNURO回線を導入しているとのことでしたが、eスポーツプレイヤーにとってプレー環境は勝負を分ける重要な要素かと思います。その中でネット回線というのはどのような位置づけなのでしょうか。
甲山 数ある要素のなかでもネット回線はまさに「命綱」と呼べるほど重要だと考えています。eスポーツプレイヤーは試合に負けたとき、ネット回線を理由にする傾向があります(笑)。それくらいネットワーク品質の差で発生するタイムラグというのは致命的なものです。
逆に言えば、プロは絶対にネット回線が原因で負けたと言うことは許されない。チームを運営する側にとってもネット回線への妥協は選手の信頼を得る上でありえない。それくらい絶対的に重要なものと言えます。
かくいう自分もネット回線絡みでトラウマ級の失敗があります。とあるタイトルの競技中に一瞬だけ発生した通信遅延により大きなミスをしてしまい、チーム全員に迷惑をかけ、結果負けてしまったんです。しばらく落ち込みました。当時は引っ越したばかりで、モバイルWi-Fiしか使えないというタイミングだったんです。今では家を選ぶときはNURO 光がすぐに使えるということが最重要ポイントになりました。
YamatoN 自分も初めて出場したゲームの公式大会で決勝戦まで進出したのですが、そのときの通信環境がモバイルWi-Fiだったんですよ。それで勝てたはずの試合がディスコネクトで引き分けになり、そのあとの延長戦で負けるという……。そこからネット回線の品質には妥協しないようになりました。甲山さんが言うように、「家よりネット回線」っていうのは、プロやそこを目指している人にとってはあるあるだと思いますよ。
── 「家よりもネット回線」というのはネット回線の重要さが伝わってくるエピソードですね。ちなみにYamatoNさんはいつからNURO 光を使われているのですか。
YamatoN 自分は本当に提供が始まってすぐでしたね。オンライン対戦においてPing値(入力したデータを特定のサーバーに送って、戻ってくるまでの時間)は低くなればそれだけ有利になります。ストリーミングしながら応答速度も速い回線という条件で考えても、当時から世界最速をうたっていたNURO 光一択という判断でした。REJECTメンバーはもちろん、業界的にもeスポーツプレイヤーからのNURO 光への信頼はかなり厚いと思います。
甲山 eスポーツプレイヤーに「どこの回線が良い?」と聞かれたら、ほとんどの人が「NURO 光」と回答するんじゃないかな。それくらい「eスポーツプレイヤー=NURO 光」という認識は強いです。
── eスポーツプレイヤーから圧倒的な支持を受ける一方で、NURO 光は2022年頃に通信の安定性に関してSNS上でさまざまな意見があげられていました。品質向上のためにどのような取り組みをされているのですか。
安生 当時はお客さまに大変ご迷惑をおかけしたこともあり、社内でも多くの反省がありました。まずはお客さまに安心してNURO 光をご利用いただくために、過去最大規模の設備投資を実施し、その計画を見える化しました。設備の増強計画は、通信業界では公開しないのが通例とされていましたが、お客さまとの信頼関係をより深めていけるように、ホームページ上で公開するようにしました。
さらに、社内のサービスに携わる各部署の横断組織「品質向上委員会」を発足し、通信品質とサービス品質の改善を全社一丸となって行う体制を構築しました。
まだやるべきことは多くありますが、我々は新しいことをどんどんやっていく会社でもありますので、業界の慣習に捉われず、お客さまの安心につながるのであれば、これからも臆せずチャレンジしていきたいと考えています。
YamatoN ユーザー目線でも現在のNURO 光回線は改善されて、以前のような快適な状態になっていると感じています。東京にサーバーがあるゲームだとPing値が2msとかで、他の回線を使っているユーザーからは「2ms!?」とかなり驚かれます(笑)。
プロeスポーツプレイヤーが見た日本と世界のゲーム環境の違い
── REJECTは海外でも活動されていますが日本と海外のゲーム環境にはどのような違いがありますか。
甲山 いろいろな国のゲーミング環境を見てきましたが、少なくとも通信環境において日本が遅れているということはまったくありません。日本の大会で沖縄と北海道だと距離が遠いのでPing値が高くなってしまい、コンマ1秒を争うときに不利になってしまったという瞬間をたまに見かけますが、あれは世界共通の問題で、海外の大会でも回線トラブルは多発しています。
海外のゲーミング環境で良いなと思うのは、5人対5人を前提にしたゲーミング施設などが多くあることです。例えば、中東などでは大きなモールに最高のゲーム環境が整えられたネットカフェが必ず入っていて、その場でチームを組んでプレーするなど、競技に取り組みやすいカルチャーがあるんです。
日本にはまだそうした施設は多くありませんが、これから増えてくれば競技人口やレベルはさらに上がってくるのではないでしょうか。
── NURO 光でも世界の通信環境などは意識されていますか。
安生 当然、技術動向は追っていますし、その国ならではのユニークな取り組みなども参考にしています。例えば、eスポーツプレイヤーに向けて「このタイトルならこの通信速度を保証します」といった遅延保証付きのサービスを展開している海外企業もあります。
あとはONU(光回線終端装置)で、パケット全体からゲームに関連するパケットを識別して優先する技術も生まれています。このあたりの取り組みは欧米よりも、急速に市場が立ち上がってきたアジア圏で多い印象です。
こうした世界の動向を見ながら、NURO 光も最近は「通信体験」という部分を大事にするようになってきました。サービス提供開始時から掲げてきた「世界最速」にはもちろんこだわり続けますが、それだけではなくて通信体験の価値でNo.1になりたいという思いを持っています。
通信体験といっても、通信そのものに関連する体験と、通信を通した体験の2つに分かれます。通信そのものに関連する体験は、お客さまがNURO 光を知ってから、申し込み、使いはじめ、通信をしながら生活をするところまでの全体のことです。NURO 光にしてよかったと思っていただける体験となるように、あらゆる所に気を配らないといけないと考えています。
また、通信を通した体験は、NURO 光の回線を利用することによって出会うことのできるあらゆる感動のことです。例えば、ソニーグループのコンテンツと連携することによって、ゲーム、音楽、映画などのエンターテインメントをよりリッチに体験できるサービスなどを目指して色々と協議を進めている状況ですので、今後のNURO 光にご期待ください。
未来のeスポーツプレイヤーをどう支援する?
── NURO 光とREJECTは「未来のeスポーツプレイヤーを応援する」という思いでも共感する部分があるかと思います。それぞれで行っている取り組みについて、教えていただけますか。
YamatoN これまでのeスポーツ業界ではトレンドのゲームタイトルが変わってしまうと、選手が築いてきたブランド力もリセットされてしまうということがありました。これを外から見える形でしっかり若い選手に継承していく。それが次に自分がやらなければいけないことだと考えています。
具体的な話をすると、現在活躍している選手の実力やメンタリティ、タレント性などを、アカデミーのような形で若い選手に指導して伝えていく。さらに彼らの成長していく姿をドラマとして発信していければ、ベストですね。スポーツの視点だけでなく、エンタメの視点も重要になってきます。
甲山 若手の支援という観点では、「ハイタニ登竜門」というものも行っています。これはREJECT所属のストリーマーであるハイタニが中心となって、格闘ゲームの未来を担う若手プレイヤーを応援する取り組みです。
いかに素晴らしいeスポーツプレイヤーでも海外の大会への参加などは財政的な事情からなかなか難しいというケースが多々あります。ハイタニ登竜門プロジェクトでは、こうした若いプレイヤーを支援して、挑戦しやすい環境を作ろうという動きをしています。
あとは、まさに今回の対談を行っているREJECT HUBも若手支援の一翼を担っています。対戦会など若手のプレイヤーが集まる場を作って、逸材が発掘される機会をどんどん増やしていきたいですね。
安生 NURO 光では、「まずは試してみたい」というお客さま向けに利用開始から6か月目以内であれば解約費用が無償となる「REJECT x NURO 光 コラボ特典」や、有名タイトルとのコラボキャンペーンなど、よりゲームを快適に楽しんでいただくための取り組みを多数行っています。
また、これからゲームをがっつりやりたいという方に向けて、「PlayStation(R)5」をリースで手軽に楽しめる独自のオプションサービスも用意しています。さらに、eスポーツに興味のある学生を支援する取り組みも今後展開していく予定です。
このほか、eスポーツプレイヤーとの接点強化だけではなく、Z世代の29歳以下のお客さまを対象にした「U29応援割」も展開しています。少しでも導入のハードルを下げて、若い世代の方々に高速通信を存分に使っていただきたいと考えています。
eスポーツ業界の未来はどうなる?ゲーム×通信が世界の架け橋に
──では最後にeスポーツ業界と通信業界の未来についてのお話ができればと思います。こんな未来が来るのではないか、あるいは期待したいという展望があれば教えてください。
YamatoN 僕はわりと本気でゲームが世界の言語の壁を取っ払えるのではないかと考えています。なぜかというと、通信回線が世界中で遅延なくつながるようになれば、ゲームによるコミュニケーションがより活発になって、英語の浸透率がもっと上がって、真の意味で公用語となるはずだからです。ゲームと通信によって変わる世界を早く見てみたいですね。
甲山 その思いには同感です。一方でNURO 光が目指している世界観にも非常に興味があります。「eスポーツプレイヤーを応援するネット回線」というイメージが強く醸成されているなかで、今後どのような価値をユーザーに届けていくのか聞いてみたいです。
安生 はい、eスポーツから生まれる熱狂を途切れさせないサービスであり続けたいと思っています。さらに言うと、私たちNURO 光がソニーグループの通信としてやっていくのは、ただ快適なインターネット回線を提供するだけでなく、インターネットを介して想像を超えたワクワクする体験を届けることです。ソニーのさまざまなコンテンツを融合させ、お客さまに感動体験を提供していきたいと考えています。
通信の分野は進化が激しいので、どんどん新しいソリューションや技術が生まれてきます。コンテンツがリッチになってもっと膨大なデータ通信の必要が生じるなら、世界の変化に先駆けて速い通信環境を整備しておく。お客さまがやりたいことを実現できる環境を先に整えていくことが、我々として提供できる価値になります。
ただお客さまのやりたいことは、会社の中にいるだけでは分からないことも多いので、通信によって何かを体験している方々の声に耳を傾けて、同じ空間に身を置くことが重要です。今後もeスポーツ業界をはじめとした、いろいろな現場の最前線で活躍するみなさんと一緒によりよい通信の未来を考え、通信体験No.1を目指していきます。
関連記事
REJECT 東京虎ノ門オフィスにスタジオやストリーミングスペース完備のコミュニティスペースをオープン
若手格ゲーマー支援の「ハイタニ登竜門」始動 国内の若手プレイヤー集めたコンテンツも計画中
REJECTくららさん登場 神奈川・相模原市による参加無料のタイピング・eスポーツイベント 東プレとPFUが協力 プロ選手によるフォートナイトデモも
外部リンク
おすすめ関連記事
新着記事
-
大会情報
まだ間に合う Crazy Raccoon RizArtさん・Jobさん参戦 フォートナイト愛知県高校生大会 参加受付中 解説にZETA DIVISION Shirasさん
2024.11.27
-
eスポーツ団体
福岡・天神で「eスポーツと法律」のトークイベント 「eスポーツの弁護士」松本さんら登壇
2024.11.27
-
サービス
本日から開店!東京ソラマチにスト6オフィシャルグッズのポップアップストア 限定キャンペーンも実施
2024.11.27
-
デバイス情報
トップ選手が集結するプロeスポーツチーム「REJECT」も選ぶ、ソニーグループの通信「NURO 光」 今と未来のeスポーツ選手を支える回線品質とは
2024.11.27
高校eスポーツ探訪
-
2024.08.02
eスポーツが学校生活の活力に 立正大淞南eスポーツ部「GEEK JAM」 ランクイモータルのプロ志望も入部!? 部員インタビュー
-
仙台城南高等学校
2023.08.12
部活動を通じて磨かれた指導力、知識量、分析力 仙台城南高等学校eスポーツ部 後編
記事ランキング
-
1
解説
2023.04.15
VALORANTの戦績トラッカー「Tracker.gg」、使い方を日本語で解説
-
2
新製品
2024.10.25
“狩り”の準備は着々と… モンハンワイルズ仕様のPS5コントローラー 本体カバー 予約受付を開始へ
-
3
大会情報
2024.11.13
倉持由香さん、カプコンTV!!天の声 ササさん出演 茨城・水戸でゲーム・eスポーツの参加型イベント開催 地元企業を知る機会に 学生にもおすすめ
-
4
解説
2021.09.28
FPSでよく使われる用語(スラング)一覧|意味や使い方を紹介!
-
5
大会レポート
2024.11.11
石川・金沢のコミュニティベース「WACHA-WACHA」は心温まる支えあいだった!