解説

2021.07.15

プロゲーマーを目指す人におすすめのゲーミングチェア10選!高校生でも手に届く価格帯で厳選

記事をシェア
エックス
フェイスブック
ライン

 このコラムではeスポーツをプレーする人、プロゲーマーを目指す人に向けて、ゲーミングチェアの選び方やおすすめ商品をまとめます。

 ゲーミングデバイスにはさまざまなものがありますが、費用をかける順序としてはゲーミングPCやモニター、ヘッドセットなどを先に購入し、椅子は後回しになってしまうことがあるかもしれません。しかし、体に合わない椅子で長時間プレーしていると、腰を悪くする可能性もあるので、できればゲーミングチェアを用意することをおすすめします。ゲーミングチェアは高価なものが多いですが、このコラムでは比較的安価なタイプをピックアップしています。ぜひ参考にして、できる限り体に負担をかけないものを選んでください。

ゲーミングチェアの選び方・注目ポイント

 この項目では、ゲーミングチェアを選ぶ際のポイントを解説します。

価格

 何を買うにも予算があるので価格のチェックは重要です。周辺機器やゲーミンググッズにあまりお金を掛けられない高校生にとって、価格は非常に重要でしょう。

 ゲーミングチェアは数万円台のものが多く、社会人でも気軽に買うには大変ですが、無理のない範囲で、できる限り体に負担が少ないものを選ぶことをおすすめします。

デザイン

 せっかく購入するなら気に入ったデザインを選びたいものです。従来のゲーミングチェアはかっこよさを全面に押し出したデザインが多かったのですが、ここ最近は優しい配色や特徴を抑えたデザインも増えています。部屋の雰囲気や自分の好みに合ったゲーミングチェアを探してみてください。

 ちなみにゲーミングチェアのデザインは、F1の車両で採用されているバケットシートと呼ばれるタイプが多く見られます。バケットシートは座面や背中が当たる部分が体を包み込むように曲面で作られており、正しい姿勢をキープしやすく作られています。

生地の素材

 ゲーミングチェアの素材は主としてPVCレザー(合成皮革)、PUレザー(合成皮革)、ファブリック(布地)の3種類があります。

 PVCレザーは少し固めでなめらかな肌触りが特徴の合成皮革。革製品の中では安価な部類に入ります。汚れにくい上に手入れも簡単ですが、通気性ではやや劣ります。そのため汗が気になる人にはあまり向かないかもしれません。

 PUレザーは合成皮革でも高価な生地。撥水性に優れているのでメンテナンスしやすく、高級感と耐久性を兼ね備えています。また必要以上に滑らないので、姿勢がずれる不快感もありません。一方、湿気や水分に弱く、長く使うためには防水スプレーなどでコーティングしましょう。

 ファブリックは金額的に安い上に通気性が良く、触れた感触の心地よさもあります。温かみのある風合いも特徴で、ゲーミングチェアでありがちな大仰なデザインが苦手な人には良い選択肢になるでしょう。その一方でレザータイプより汚れや摩擦に弱く、メンテナンスもしにくい難点があります。

リクライニング角度

 リクライニング機能はゲーミングチェアであれば基本的についていますが、どれだけ傾けられるかは確認しておいたほうがいいでしょう。180度まで倒すことができるものであれば姿勢を変えて休憩やリラックスするにも便利です。

アームレスト

 腕や肘を支えるパーツです。安価なオフィスチェアなどではアームレストが固定されていることが多いので、かえって邪魔に感じる人もいるでしょう。ゲーミングチェアの多くはアームレストの高さや角度を変えられるので、身体的特徴やゲームのジャンルに応じて調整することでプレーしやすくなります。

ヘッドレスト

 頭や首を支えるパーツです。ほとんどのゲーミングチェアに付属しているのでぜひ活用しましょう。スピード重視のFPSなどをプレーする時はあまり使いませんが、RPGをゆったりプレーする時などに有効です。また、休憩や仮眠する時にも絶大な効果を発揮します。ただ、多くの椅子にはないパーツなので人によっては必要ないこともあるでしょう。着脱可能か位置を調整できるタイプだと安心です。

ランバーサポート

 ランバーサポートという言葉にはなじみがないと思いますが、座った時に腰部分のフィット感を上げるためのクッションです。骨盤を押し出すことで腰を休ませたり、正しい姿勢を維持したりでき、腰痛予防にも有効なので、できるだけ利用することをおすすめします。基本的にゲーミングチェアに固定または付属されたタイプが多いですが、単体でも販売されています。こだわりたい人は好みのランバーサポートでカスタマイズしてみてもいいでしょう。

オットマン

 足の膝下を支える部分で、フットレストとも言います。一見必要がないように感じますが、これが意外と重要。一般的な椅子だと太ももが圧迫されるため血行が悪くなり疲れやいのですが、オットマンで少しでも足を上げるだけで、改善できます。リクライニング機能と一緒に活用すれば休憩や仮眠する時にも効果を発揮します。

その他パーツの豊富さ・機能

 近年注目されるようになったゲーミングチェアはメーカーや商品によってさまざまな機能やパーツがあるので、ニーズに合わせて購入前にしっかり確認しましょう。ゲーミングチェアで最も重要なのは座り心地が良いと感じるかどうか。近年の傾向から商品販売サイトで買うことも多いでしょうが、安い買い物ではないのでできるだけ試座してみることをおすすめします。最近は多くの家電量販店でゲーミングチェアを販売しており、素材感を含めた座り心地を体感することができます。また、気になる人は耐荷重や生産国も見ておきましょう。

プロゲーマーおすすめのゲーミングチェア10選

 ここからはプロゲーマーおすすめのゲーミングチェアの商品名や特徴を記載します。高校生向けにできるだけリーズナブルな商品を選んでいます。とはいえゲーミングチェアは、平均すると3?6万円の商品が多いので、高校生には少々厳しいかもしれません。購入の際はしっかりと財布と相談するようにしましょう。

 なお、表示している価格は2021年7月15日現在でAmazonを参照したもので、時期やショップによって異なる場合があるので参考値と考えてください。

GTRACING ゲーミングチェア GT002

 レバー操作でリクライニングの微調整ができ、アームレストの高さ調整もできます。ゲーミングチェアとしてはリーズナブルなので人気が高いモデルです。調整機能の構造はガスシリンダーで、座面の高さはアジア人向けに設計されています。

GTRACING ゲーミングチェア GT890F

 上記のGT002と同じメーカーのワイヤレススピーカー付きのチェアです。レバー操作でのリクライニング微調整やアームレストの高さ調整に対応しているだけでなく、引き出し式のオットマンがあるので、足の負担を少なくできます。

EXRACING ゲーミングチェア EX-001

 日本企業が開発したゲーミングチェアで、京都芸術大学のeスポーツ講義で採用されていることなどをアピールポイントとしています。たくさんの細かな穴があるパンチングPUレザーという素材を採用したことで、蒸れにくく通気性が高いことが特徴の一つです。アームレストは上下だけでなく回転も可能です。

GTXMAN X188

 座面に高反発ウレタンを採用し、通気性に優れ耐久性もあります。また、温度変化に強いこともアピールポイント。2年間のメーカー保証がついていることも特徴です。

SWOLOL ゲーミングチェア SW02

 骨組みにスポーツカーシートの技術を採用しており、耐久性の良さが売り。高反発ウレタンで疲労を低減、フルフラットにすることが可能な180度リクライニングも魅力です。

Hbada HDJY001GMJ/VC

 高密度ウレタンフォーム素材を使うことで体重を分散でき、通気性が高く熱がこもりにくくなっています。オットマン付きのゲーミングチェアとしては価格も安めです。

Dowinx ゲーミングチェア LS-668803

 ランバーサポートに振動式のマッサージ機能がついているのが大きな特徴です。リクライニング角度は無段階で調整可能。チェア自体の昇降はガスシリンダーで行うことができます。日本人の体格に合うサイズ感で作られており、女性にもおすすめです。

E-WIN ゲーミングチェア F9-BK

 ゲームプレイ時にやや前傾姿勢になっても背もたれが補助してくれる機能があるので、猫背になりにくい特徴を持っています。腰痛に配慮したクッション性とフィット感の高さも魅力です。

DXRACER ゲーミングチェア フォーミュラシリーズ DXR-BKN

 蒸れにくく通気性の良いファブリック生地を使っているので、夏場などに汗でべたつくのを緩和できます。アームレストは上下調整可能、ロッキング機能が最大15度あるので休憩しやすさが特徴です。

AKRacing ゲーミングチェア Nitro V2

 AKRacingは販売店であるテックウインドが3年保証しています。これは品質の良さに自信がある証拠でしょう。背もたれのホールド感の高さと高密度モールドウレタンのクッション素材で、体を包み込むような座り心地が特徴です。

まとめ

 PCやヘッドセットより購入順位が後回しになりがちなチェアですが、健康面を考えれば非常に重要性が高いアイテムです。長時間ゲームをプレーする人であれば必須となってくるグッズと言えるでしょう。ぜひ予算の範囲でしっかり考えて、できるだけ体に負担が少ないものを選ぶことをおすすめします。

■関連記事

部活紹介

おすすめ関連記事

eスポーツ部の活動日誌

新着記事

ゲーミングデバイス情報

  

ゲーミングデバイス情報

新製品 レビュー 部活紹介 eスポーツ部の活動日誌