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2023.05.10

将来有望なeスポーツ選手のサポートも! 横須賀市の産官学民 連携プロジェクト始動

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 神奈川県横須賀市は5月10日、eスポーツを通じた新しい価値の創造や革新的なアイデアを生み出すコミュニティの形成を目指し、「Yokosuka eSports Partners」制度を始動すると発表しました。今後、市内外の事業者や教育機関などの民間団体、影響力のあるプロeスポーツチームなど、産官学のコラボレーションをいっそう発展させていく方針です。

Yokosuka eSports Partners


 発表会に登壇した横須賀市の上地克明市長は、「横須賀市におけるeスポーツの大々的な取り組みは、2019年に始まりました。今年で4年目。eスポーツによる教育面を重視した取り組みは、関係者の協力で着実に広がっています。これにより、横須賀市は現在、eスポーツに先進的に取り組む自治体として評価されています。今後はより一層、産官学民の連携を強化するので、どのような面白い事業ができるのか、楽しみにしています。より良い未来に進んでいくために、横須賀eスポーツパートナーズ、略して“イース横須賀”をよろしくお願いします」とあいさつしました。

横須賀市の上地克明市長


 Yokosuka eSports Partnersは、より迅速かつ柔軟にeスポーツを推進するための制度です。これまで、横須賀市は異なる団体が自由に交流するためのハブとして取り組んでいましたが、今後は同市も一員として活動するコミュニティのような枠組みを目指します。年数回の全体セッションにより、個々の取り組みのさらなる発展・展開だけでなく、それぞれが持つ強みを共有することで新たなビジネスチャンスの発掘が期待されます。

 現段階の新規事業としては、高校生のPC環境整備と自作PC教室や炭酸水を活用した市内高校eスポーツ部活動の応援、eスポーツ選手のセカンドキャリア支援、eスポーツ・ICT教育の推進などを想定しています。

 なかでも高校生のPC環境支援について、プロジェクトを進めるエムエスアイコンピュータージャパンのリッキー・チャン社長は、「eスポーツの発展には、参加できる環境を広めていくことが重要。ゲーミングメーカーの当社は、選手として将来有望な選手を支援するなど環境構築をサポートしていくことで、eスポーツ人口の増加と持続性の確保に貢献できます。自作PC教室でも自分に必要な性能のPCを過不足なく作り、自らの腕を磨く楽しみを提供します。こうした取り組みを通じて、eスポーツ大会に参加する若者を増やすことができればと思います」と話します。横須賀市からeスポーツの強豪校が続々と現れることになるかもしれません。

MSIのリッキー・チャン社長


 eスポーツパートナーには、すでに高校・専門学校やプロチーム、企業、団体など33の団体が参加しており、引き続き新規参画を募集しています。参画する前に、「こういったことは実施可能なのか」などの相談もできます。

 発表会の終盤、上地市長は「部屋にこもり切りの状態を“インドアヒューマン”と私は表現するのですが、現在はそれも一つの新しい生き方なのです。こうした生き方の価値を高めるツールの一つがeスポーツだと考えています」と、eスポーツの発展に前向きな姿勢を示しました。こうした社会課題の解決もイース横須賀の役割です。

 より多くの関係者が集まれば、新たな価値創造、革新的な発想が生まれやすくもなります。上地市長は「横須賀市の活性化だけでなく、さまざまな課題解決のためにも、ぜひ多くの方に参加していただきたい」と期待を語りました。

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■外部リンク

横須賀市
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/

Yokosuka e-Sports Project | 横須賀市観光情報
https://www.cocoyoko.net/e-sports/

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