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2024.08.28

東京・高輪でeスポーツ活用の障がい者雇用「逆求人」マッチング

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 ePARAとJR東日本スタートアップは、東京都港区高輪にあるSTARTUP STATIONで、9月3日に「第1回ePARA就活フェス」を実施する。障害をもつ求職者自身のプレゼンテーションやゲームを通した交流を行うことで就労へのPRを行う逆求人型の就活イベントで、障害者と求人企業のマッチングを目指す。


 「ePARA就活フェス」は、バリアフリーeスポーツを推進するePARAと、障害者雇用を推進するパラちゃんねるが共催。企業の資金力に左右され、学歴や職歴など人材のスペックで優劣が選定される無機質な就活ではなく、求職者も求人企業も人と人の一期一会を互いに楽しみ、愛情をもち、前向きに取り組む就活の実現を目指している。

 同イベントは、障害をもつ求職者のプレゼンテーション・ゲーム活動を就労へのPRにつなげる逆求人型就活フェス。ゲームを通じたコミュニケーションで、企業担当者との心の距離を縮める。求職者の持ち味が顕在化し、障害者雇用で魅力ある人材をマッチングできる機会となることを目指すという。

 今年3月に実施した試験イベントでは、6人の求職者とその支援者が「桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~」をプレーしたのち、求職者がそれぞれの特技や障害特性、希望する職種や条件などについてプレゼンテーションを行った。先にゲームを行ったことで場の空気が和み、笑いや交流が生まれたという。
 参加企業は求職者がゲームをプレーする姿を通して、戦略性やコミュニケーション能力、取り組み方などを評価。履歴書やプレゼンテーションだけでは見えない個性を確認することができる。

 9月3日に実施する「第1回ePARA就活フェス」では、ゲームタイトルに「ストリートファイター6」を使用。就労希望者は8人、レビュアーは6人、参加企業は約10社となる予定。すでに受付は終了しているが障がい者雇用に関心がある人事担当者や特別支援学校教育の就労支援担当者など、希望者は、個別に問い合わせることで見学などが可能。問い合わせ先はePARA代表取締役の加藤大貴氏のXアカウント(@koken_3)まで。

 ePARAの活動は、JR東日本スタートアッププログラム2023年秋で採択。同社は「バリアフリーeスポーツを起点とした共生社会の実現」というテーマで共創に取り組んでおり、今回は、障害者雇用と共生社会づくりに向けた新しい文化を生み出す機会になることを、「ePARA就活フェス」の取り組みで実証し、障害がある人の社会参加や就労の機会の創出を図っていく考えだ。

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外部リンク

ePARA
https://epara.co.jp/

JR東日本スタートアップ
https://jrestartup.co.jp/

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