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2024.10.25

使うのはドライビングシミュレーター 大阪電通大 eスポーツ競技者の疲労緩和や環境改善サポートへ研究開始

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 大阪電気通信大学は、2025年4月に開設する健康情報学部における取り組みとして、eスポ―ツ競技者を健康面からサポートする研究を開始した。

2025年4月に新設される健康情報学部では、
eスポーツを科学的に捉えた学びも提供


 健康情報学部では、デジタル技術を基に医療科学・工学・スポーツ科学の知識や技術を身につけられるほか、同学が早くから取り組んでいる「esports project」などを中心とした、eスポーツに関するノウハウを活かして、eスポーツの指導法や運営までeスポーツを科学的に捉えた学びを提供する。

 今回開始された、eスポ―ツ競技者を健康面からサポートする研究では、同学が取り組んできた医療分野とeスポーツを掛け合わせ、ドライビングシミュレータを用いてまばたきの回数(正確には瞬目回数)の計測を行ったとのこと。

ドライビングシミュレーターを使用した
計測イメージ


 運転中は瞬目回数が減少することが知られており、スポーツ走行時はそれが顕著であることがわかっている。研究では、ドライビングシミュレーターにおいても同様の現象がみられることを検証しており、この結果は、画面注視による瞬目減少にともなうドライアイ発症メカニズムの解明や、予防に役立てたいとのこと。

 あわせて筋電図の計測を行い、運転中にどの筋がどれだけ動いているのかを時系列で情報取得する環境を構築して視覚化。これにより、運転時に働いている筋を明らかにすることができたとのこと。今後はこれらの結果を用いて、長時間の運転による疲労の原因究明や、疲れにくい運転装置および座席の設計への活用を探る。

 さらに今後は、ドライビングシミュレーターの環境下以外にもeスポーツへの活用や、プロeスポーツ競技者のサポートへの適用などへの応用も検討していく。

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外部リンク

大阪電気通信大学
https://www.osakac.ac.jp/

大阪電気通信大学 健康情報学部
https://www.osakac.ac.jp/special/hi/

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