大会レポート

2020.09.15

「RAGE」初の国際大会「RAGE ASIA 2020」  新たな観戦スタイルに注目!

記事をシェア
エックス
フェイスブック
ライン

 去る2020年8月29日?30日に、国内最大級のeスポーツイベント「RAGE」が、同イベント初の国際大会として「RAGE ASIA 2020」を開催した。世界的な人気を誇るFPSタイトルとして『荒野行動-Knives Out-』と『Apex Legends』の2タイトルを採用。RAGE史上最強の王者を決めるべく、アジアの国と地域からトップクラスのチームが参戦した。

左からFUJIWARAの藤本敏史さん、霜降り明星のふたり、テレビ朝日の並木万里菜アナウンサー

1日目は「RAGE ASIA 2020荒野行動-Knives Out-」

 1日目は「RAGE ASIA 2020荒野行動-Knives Out-」が開催。『荒野行動-Knives Out-』のトップクラスチームが招待され、日本からは10チーム。中国からは8チーム、台湾、香港から1チームずつの全20チームが参戦した。

 白熱した戦いを繰り広げ、終始優位をキープをしていた日本チームの「αD Vogel」が優勝。チーム戦では初となる優勝を勝ち取り、「ありがとうございます。2年間やっていて初のタイトルだったのでとてもうれしいです。アジアの選手と戦えて楽しかったです。撃ち合いの強い選手が多い中、1戦目2戦目と稼いでいて最終戦で勝てたのが良かったです。賞金はいつもチームを支えてくれるリーダーや代表に何かしてあげたいです」とコメントを残した。

バーチャル空間で観戦が行えるVR施設「V-RAGE」でも大きな盛り上がりを見せた

 また試合の合間には今月5月に追加された新レジャーモード「荒野レーシング」を使って、視聴者とレース対決をするイベントも開催。スペシャルゲストとして、「テオくん」とYouTuberの「昼下がりのジャマイカさん」が参戦し、視聴者と対戦した。ゲストが視聴者(Google Play Gamer)に負ける場面もあるなど本戦さながらの盛り上がりを見せた。

「荒野レーシング」は専用のマップで乗り物によるレース対決が行えるモードだ

2日目は「RAGE ASIA 2020 Apex Legends」

 2日目は「RAGE ASIA 2020 Apex Legends」を開催。アジアから人気と実力を兼ね備えたトップクラスのチームが参戦した。日本からは「DeToNator」や「SCARZ」、「JUPITER」などほかタイトルでもトップクラスの実力を持つ10チームが、韓国、中国からもそれぞれ強豪5チームが招待され、合計20チームが参戦した。

『Apex Legends』の出場チーム一覧

 ルールは全5ラウンドを行い、その総合成績で優勝が決まるというもの。日本チームは「SCARZ White」と「SCARZ Black」の同門対決が起こるなど白熱した戦いを見せつけるが、韓国eスポーツの名門でもある世界屈指の「T1」チームが総合的な順位で1位となり見事優勝を勝ち取った。1キルが1ポイントとなる「キルポイント加算」というルールが勝利へのカギとなっていた。

eスポーツ超大国と言われる韓国チームの底力をみせた「T1」

「V-RAGE」ならではの盛り上がり

 「RAGE」初の国際大会ということもあり、オフラインでの開催を期待していたが、コロナ禍でオンラインでの開催を余儀なくされた「RAGE ASIA 2020」。しかし、本ローンチされた「V-RAGE」により、新しいeスポーツ観戦スタイルが確立されたことは、うれしいポイントだ。

ユーザー同士が仮想空間に降り立ち、バーチャル空間で観戦することができる「V-RAGE」

 「V-RAGE」内ではスタジアムを自由に移動することが可能で、アパレルブランド「BEAMS」がデザインしたTシャツを購入することができる。自身の分身となるアバターの着せ替えはもちろん、自分自身も着せ替えできるなど、オンラインとオフラインの垣根を越えた楽しみ方も実現した。

スタイリッシュでテクノをテーマにしたオフィシャルTシャツ

 オフラインだけでなく、「V-RAGE」という新たな観戦スタイルでの登場で、eスポーツ全体のさらなる盛り上がりに期待したい。

部活紹介

おすすめ関連記事

eスポーツ部の活動日誌

新着記事

ゲーミングデバイス情報

  

ゲーミングデバイス情報

新製品 レビュー 部活紹介 eスポーツ部の活動日誌