大会レポート
2020.10.05
STAGE:0『League of Legends』部門、N高が2冠達成
- 大会/イベント
- LoL
2020年9月19?22日に開催された高校生向けeスポーツイベント「STAGE:0」。今回は20・21日に開催された『League of Legends』部門をレポートする。(ライター・岡安 学)
『League of Legends』部門は北海道、東北、関東、中部、関西、中国・四国、九州・沖縄の7ブロックの予選を勝ち抜いた8チーム(関東のみ2チーム選出)によるトーナメント戦で行われる。準決勝までは1試合先取のBO1方式で、決勝戦のみ2勝 勝ち抜けのBO3での試合となる。
出場チームは、昨年の優勝校N高校を始め、昨年準優勝の岡山県共生高校、ルネサンス大阪高校の3校が今年もベスト8に名を連ね、すでに常連校の風格をみせている。N高校、ルネサンス高校と同じく、通信制高校で、『League of Legends』の強豪校であるクラーク記念国際 秋葉原も決勝トーナメントに残り、強豪の一角として名を残している。
1回戦の注目カードは、岡山共生とクラーク記念国際 秋葉原。岡山共生は、大エースだった赤バフ選手が卒業したことで主力を欠き、さらにメンバーが総入れ替えとなった。それでも全国大会決勝まで残っており、OBのLoL魂を受け継いでいることがうかがえる。
対するクラーク記念国際 秋葉原 Yuki飯食べ隊は、元プロ選手であるYukiコーチによる指導で昨年の第2回全国高校eスポーツ選手権で準優勝を決めている。結果はクラーク記念国際 秋葉原がキル数22を獲得し、圧倒的な強さで勝利した。
決勝戦はそのクラーク記念国際 秋葉原 Yuki飯食べ隊とディフェンディングチャンピオンであるN高校 KDG N1チーム。奇しくも昨年のSTAGE:0の決勝戦と同じ組み合わせとなった。
1戦目は序盤の集団戦でYuki飯食べ隊がKDG N1を全滅させるなど有利をとったかに見えたが、落ち着いて体勢を整えたKDG N1が徐々に押し返し徐々に有利をとっていく。終盤はrre選手が果敢に攻撃をしかけ、突破口を開いていく。エルダードラゴンを獲得すると、そのまま一気に本陣を落とした。
2戦目は序盤からKDG N1ペース。リーダーぷりも選手とrre選手が暴れまくり、ピンチにはShakespeare選手がフォローする完璧な布陣。途中ミスもありながらも、一気追い込みをかけ、KDG N1が2連勝で優勝を決めた。これでSTAGE:0の『League of Legends』部門2連覇を達成し、第2回STAGE:0としても『Fortnite』部門に続き、2冠を達成した。
試合後の優勝者インタビュー!
??優勝した感想をお願いします。
ぷりも選手:チームリーダーとして初めて出場した大会だったので、優勝できて安心しています。
Vann選手:全国高校eスポーツ選手権も含めて3連覇がかかっていたので、(達成できて)今は安心しています。
rre選手:今年から高校に通いはじめ、高校生大会は初めてでしたが、MVPもとれましたし、活躍できてよかったです。
Shakespeare選手:優勝するために練習してきました。なので、優勝できて本当に嬉しいです。MVPをとれなかったのは悔しいです(笑)。
ACCIDENT選手:最初はすごく下手だった僕をみんながここまで育ててくれました。感謝しています。
Violet選手:リザーブとして試合に出ることはありませんでしたが、優勝が決まるまで緊張していました。優勝した今はほっとしています。
??大会を終えて、今の心境はいかがですか。
ぷりも選手:STAGE:0の参加は2回目になりますが、1回目は緊張もなにもなかったのに、今回は緊張しました。リーダーとしての責任感からか1回目とは全然違う緊張でした。
Vann選手:今は、リーダーに感謝の気持ちで一杯です。
rre選手:初めてのSTAGE:0の出場ということも、たくさんの人が配信で観ていることも、どちらも緊張しました。
Shakespeare選手:高校生大会を知ったのは、STAGE:0からでした。その大会で優勝できて本当に嬉しいです。
ACCIDENT選手:たくさんの人に観てもらえて、とても嬉しいです。配信を観てくれた友達から連絡もたくさん貰いました。チームでやってきた実績が積み上がった結果が、優勝となったのは嬉しいです。
Violet選手:STAGE:0のような機会がないと、同じ学校の生徒でも、チームメンバーとして関わることはなかったと思います。STAGE:0はチームメンバーと出会わせてくれた良い機会でした。
??STAGE:0の『League of Legends』部門の2連覇がかかっていましたがプレッシャーはありましたか。
ぷりも選手:昨年の大会を経験した僕やVann、Shakespeareは、勝たなければいけないというプレッシャーをすごく感じていました。
??N高校 KDG N1は、ライバル校からマークされる存在だと思いますが、その点はいかがでしたか。
ぷりも選手:大会に出るまでは対策されるだろうなと思っていました。実際に大会が始まって試合をしてみたら、僕らのチームには対策はしようがないと思い、気にしなくなりました。
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