大会レポート

2021.08.12

eスポーツ甲子園「STAGE:0」がオンラインで開幕、LoLのベスト4決定

記事をシェア
エックス
フェイスブック
ライン

 夏真っ盛りの8月12日、日本最大級の高校eスポーツイベント「STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2021」(STAGE:0=ステージゼロ)の決勝大会が始まりました。8月15日までの4日間で、「リーグ・オブ・レジェンド」「クラッシュ・ロワイヤル」「フォートナイト」の日本一が決まります。同大会はオンライン配信で観戦することができます。

 STAGE:0は、テレビ東京と電通が開催するeスポーツの祭典。第3回となる今回は、過去最高となる全国1960校、2234チーム、5675人が参加するなど、注目を集めています。1日目はリーグ・オブ・レジェンドのブロック代表による準々決勝。翌日は準決勝・決勝になります。3日目はクラッシュ・ロワイヤルの決勝トーナメント。最終日にはフォートナイトの決勝大会と、「フォールガイズ」の大会も開催されます。

 8月12日の配信には、大会アンバサダーのアンガールズ田中さん、スペシャルサポーターのアルコ&ピースさん、特別サポーターのケイン・コスギさん、実況のeyesさん、解説のRevolさんが出演しました。

LoL部門の準々決勝

LoL準々決勝「IDA vs アートカレッジ神戸」

 同日、1戦目は「IDA vs アートカレッジ神戸」。中盤まではアートカレッジ神戸が有利でしたが、力を蓄えていたIDAが終盤の総当たり戦で相手5人を撃破。その後も2回発生した総力戦でIDAが見事な連携を見せて形成を逆転しました。最後は混戦のなかでもターゲットに戦力を集中させ、IDAが準決勝への切符をつかみました。IDAのねこってらぁ選手は「すごくうれしいです」と感想を述べ、「チーム一丸となって戦う」と次の試合に向け気合を込めました。

IDA vs アートカレッジ神戸

LoL準々決勝「砺波工業 vs クラーク国際(sesa飯食べ隊)」

 2戦目のカードは「砺波工業 vs クラーク記念国際(sesa飯食べ隊)」。砺波高校は着実に一歩ずつ試合を進めようとしましたが、sesa飯食べ隊が大胆に最初の撃破を獲得したほか、有利な効果が得られるNPC(ドラゴンなど)を次々と撃破。終始優勢のままクラーク国際が勝利を納めました。試合前、「初の全国なので勝つのはもちろん、楽しめるように頑張ります」とコメントしたrinri3719選手は、試合後、「緊張しているなかでも力をあわせて勝つことができてよかった」と述べました。

砺波工業 vs クラーク国際(sesa飯食べ隊)

LoL準々決勝「クラーク記念国際(Yuki飯食べ隊) vs 東海大札幌」

 3戦目は「クラーク記念国際(Yuki飯食べ隊) vs 東海大札幌」です。序盤は東海大札幌が、昨年準優勝のYuki飯食べ隊を押していましたが、中盤に入って一気に形成逆転。そのまま破竹の勢いで勝利を納めました。Yuki飯食べ隊のsiroshi15選手は、「序盤にペースを握られたが、チームの中で声を掛け合って落ち着けたのが大きかった」と振り返りました。

クラーク記念国際(Yuki飯食べ隊) vs 東海大札幌

LoL準々決勝「おかやま山陽 vs N高」

 4戦目は「おかやま山陽 vs N高」。序盤まではおかやま山陽が撃破ポイントを稼いで優勢かに見えましたが、水面下でリソースを集めていたN高が中盤で盛り返しました。N高のrre選手は「序盤は危ないと思ったのですが、チームの連携で盛り返せてよかったです」とコメントしました。

おかやま山陽 vs N高

LoL準々決勝「国際アート&デザイン vs IDA」

 1日目の最終試合は「国際アート&デザイン vs IDA」(国際アート&デザインはシード)です。中盤までは牽制しあっており、じわじわと進む展開でしたが、試合開始から20分ほどの場面でNPCのドラゴンを巡って大規模な戦闘が発生。ここから国際アート&デザインが優位に立ちました。24分にも4対4の集団戦が起こり、またしても勝利。そのままNPCを倒したことで得た有利な効果を活かして押し切りました。白米ウマウマ選手は、今日のごはんはおいしそうですねというMCからの振りに「めっちゃ美味しいです」と答えました。次の試合に向けても「頑張ります」と意気込みを語りました。

国際アート&デザイン vs IDA

 試合の結果、8月13日に開催される決勝トーナメントの準決勝は「クラーク記念国際(sesa飯食べ隊) vs クラーク記念国際(Yuki飯食べ隊)」、「N高 vs 国際アート&デザイン」という組み合わせになりました。

準決勝の対戦カード

幕間の丁寧な解説

 試合と試合の合間には、リーグ・オブ・レジェンドをもっと楽しむための知識を紹介していました。このほか、試合中も用語を使う際は必ずわかりやすい解説を入れる、試合中にはアイテムやスキルの効果を説明するなど、LoLに馴染みのない人も観戦しやすいつくりになっています。明日の決勝大会は優勝候補同士が対戦するなどアツいカードもあるので、一層、盛り上がりそうです。

部活紹介

おすすめ関連記事

eスポーツ部の活動日誌

新着記事

ゲーミングデバイス情報

  

ゲーミングデバイス情報

新製品 レビュー 部活紹介 eスポーツ部の活動日誌