大会レポート

2021.08.16

STAGE:0初フォールガイズ部門が開催 初代王者の座はN高の手に

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 日本最大級の高校eスポーツ大会「STAGE:0 2021」のスピンオフ企画「STAGE:0 GAME PARTY(フォールガイズ部門)」が開催されました。

 フォールガイズ部門は今大会で新たに追加された部門で、個人戦となることが特徴。予選を勝ち抜いた高校生30人に加えて、大会アンバサダーのアンガールズ田中さんとみちょぱさん、プロeスポーツチームCrazy Racoon所属のストリーマーであるCornnさん、人気YouTuberのSAWAYAN GAMESさん、ソニー・インタラクティブエンタテインメント主催のフォールガイズ大会「PLAY ALIVE 2021 : Fall Guys Super Match」で優勝経験のあるゲスイカ軍が参戦しました。総勢38人でパーティチックなバトルロワイヤルゲームを勝ち抜き、最終的にナンバー1を決定します。試合の模様はこちら(フォールガイズは8:05:29から開始)から確認できます。

GAME1

 今大会は38人全員が参加する通常のGAMEを3回行い、各試合で1位を決定、GRAND FINALでGAMEを勝ち抜いた3人が争い、その勝者が優勝の王冠を獲得することができます。

 GAME1では一番最初の戦いでアンガールズ田中さん、みちょぱさん、Cornnさんが脱落してしまうという展開に。最終試合では高校生3人に対してゲスト枠SAWAYAN GAMESさんとゲスイカ軍所属Fate Gamesさんの2人となります。しかし、この一戦でゲストの2人と高校生1人が脱落。

渾身の力でつかみかかっていくast選手(手前)

 最後はクラーク記念国際秋葉原の「ast」選手が相手を落とし、見事勝利しました。

ast選手

 「(リーグ・オブ・レジェンド部門の友人から)勝ってこいと言われていたので、GRAND FINALまで行けて一安心です」というast選手。最後の“つかみ”については「僕の画面では後ろからつかめていたので確実に勝ったなという確信がありました」と振り返ります。

GAME2

 GRAND FINALへの切符が残り2つとなったGAME2。ここでみちょぱさんとCornnさんは調子を上げたようで、初戦はアンガールズ田中さんだけが脱落してしまいました。

ヘッドスライディングで時間を賭けながら耐久するFate Gamesさん。このまま勝利します

 最終戦ではGAME1と同じくゲスト枠でSAWAYAN GAMESさんとゲスイカ軍所属Fate Gamesさんが残る中、多くの猛者高校生とのもみ合いを制し、最後はFate Gamesさんが粘り勝ちを見せて勝利しました。

Fate Gamesさん

 勝利の要因としてFate Gamesさんは「最後の勝負で僕の島が結構大きかったので、ジャンプしてダイブするだけで勝てるとわかっていました。後は変なミスをしないように集中してました」とコメントしました。

GAME3

 最後のGRAND FINALとなったGAME3。ここでもゲストチームは奮戦しますが、アンガールズ田中さんは初戦に、みちょぱさんとCornnさんは2戦めに、SAWAYAN GAMESさんは3戦めに脱落してしまいます。最終ゲームでは、ゲスト枠としてはゲスイカ軍のちはやYTさんのみが残るもあえなく脱落。

左上がふな選手。パネル一枚の差で勝利しました

 最後はギリギリの戦いの中、N高の「ふな」選手が勝ち取りました。

ふな選手

 地域のコミュニティ大会などでも実績を残し、予選は余裕の1位通過を果たしていたというふな選手。最後の戦いについて「正直負けたかなと思ってめっちゃ焦ってました」とコメント。「決勝までは余裕かと思っていたんですけど、結構みんな強くて」と心境を語りました。

GRAND FINAL

 クラーク記念国際秋葉原のast選手、ゲスイカ軍のFate Gamesさん、N高のふな選手による三つ巴の戦いとなったGRAND FINAL。初戦では高度な心理戦が展開されましたが、制限時間の5分まで決着がつかず、2戦目に突入します。次の試合ではast選手とふな選手が近いエリアで戦う中、Fate Gamesさんが一人で耐久するという展開に。しかし、一瞬の隙を突いてふな選手がast選手を落とすと、同時に耐久していたFate Gamesさんが脱落してしまいます。

ast選手(右上)が落ちる瞬間。ふな選手はポールの下にいます。この時、Fate Gamesさんも落下する直前でした

 結果的に、N高のふな選手がフォールガイズ部門の優勝の王冠を獲得することができました。

 途中で脱落したFate Gamesさんはこの試合について「最後3つ足場が残ってて、どの足場にも行けるエリアに行こうとしていたんですが、その時にバー(プレイヤーを邪魔する装置)がかみ合わなくて落ちてしまいました」と振り返ります。

 一方、惜しくも負けてしまったast選手は「正直これは実力の差で負けたと思っていて、納得ですね」と振り返ります。「最後のステージは苦手だったので5分の制限時間で耐久して次に行くつもりだったんですが」と悔しそうな表情です。

初代王者となったふな選手

 フォールガイズ部門で初代王者となったふな選手ですが、インタビューで「最後の試合のルールには自信があったので相手をつかんで勝ちに行きました。勝ててよかったです」と喜びをあらわにしました。

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