大会レポート
2023.08.07
STAGE:0 2023グランドファイナル 二日目午後の部はオーバーウォッチ2日本一決定戦!
- 高校eスポーツ
8月6日15時頃から、「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2023(STAGE:0 2023)」のオーバーウォッチ2部門のグランドファイナルが行われました。STAGE:0二日目の午後の部。グランドファイナルではオンラインでの配信はだけでなく、東京タワーのフットタウン5Fにリアルステージを設置しています。

グランドファイナルには、予選を勝ち抜いた4チームが出場します。大会形式は、シングルイリミネーショントーナメント。試合はハイブリッド、コントロール、エスコートの3モードをそれぞれ行います。タイブレークはプッシュモードを使用します。対戦は全試合BO3です。大会実況は岸大河さん、解説はgappo3さん。ゲストには、アンガールズ田中卓志さん、アルコ&ピースのお二人、えなこさん、渡辺美穂さん、ta1yoさんです。トーナメント表、出場校は以下の通りです。

準決勝MATCH1 N高「ベトナムのアイドルあんず」 VS S高「バハムート(神)」
MATCH1は、兄弟校対決として注目のN高「ベトナムのアイドルあんず」 VS S高「バハムート(神)」。最初のハイブリッドでは、エコーを駆るS高のあぴす選手をうまく抑える立ち回りで、N高が2ラウンド先取して第1マップを制しました。
コントロールの第2マップでは、解説のta1yoさんに「一人で何人倒すんだよ…」と言わしめるほどのあぴす選手無双が展開し1ラウンド目を制します。N高のGAWRGURA選手らも負けじと連続撃破を重ね2ラウンド目を取るも、最終ラウンドでは、S高TAKOYAKI選手の近距離攻撃が上手くハマり、第2マップはS高が取りました。
同率でエスコートの第3マップに突入。共にS高のTAKOYAKI選手のウィンストンとあぴす選手のソンブラが大活躍。1分37秒でペイロードを目的地に送り届け3ポイントが入ります。そのまま守備側に回りヒーローをエコーに切り替えたあぴす選手がN高をペイロードに寄せ付けず撃破を重ねました。S高「バハムート(神)」が決勝進出を決めました。

準決勝MATCH2 N高「Tankdiff」 VS 沼津城北「souvenir」
MATCH2は、解説のgappo3さんが注目チームとして挙げたN高「Tankdiff」と唯一公立、全日制高校のベスト4、沼津城北「souvenir」の対決です。第1マップはBlizzard World、第2マップがOASIS、第3マップがCIRCUIT ROYALです。特に第3マップはプロの間でも特殊だと言われているマップです。
ハイブリッドの第1マップではTankdiffが個々の力だけでなくチームの連携力を発揮。沼津城北の要、ボール選手のレッキング・ボールへの対策も功を奏し圧勝。
コントロールの第2マップは、レッキング・ボールがやや優勢なマップ。ボール選手が押し出しで撃墜を決めるも、Tankdiffは、常にエリアを確保する連係プレーで1ラウンド先取。2ラウンド目もうまくボール選手を抑え勝利。N高「Tankdiff」が決勝進出を決めました。
(更新中)


決勝MATCH N高「Tankdiff」 VS S高「バハムート(神)」
決勝は兄弟校対決。よく練習試合をしているといい、実は今日も一戦交えてきたという両者。お互い手の内がわかっている中で、試合はどのような展開を見せるのか注目です。第1マップはHollywood、第2マップはOASIS、第3マップはRIALTOです。
第1マップはハイブリッド。攻撃がS高バハムート、守りがN高Tankdiffの1ラウンド目。序盤は、N高JOEL選手がトリプルを決めるなど圧倒しましたが、S高チームがギリギリでエリアを取り、ペイロードが出発。終盤ギリギリでTankdiffが数メートルを守り切り1ラウンド目を先取。攻守が入れ替わった2ラウンド目。10連続撃墜を達成するなど要所でTankdiffのHAKO選手の龍撃剣がさく裂。終盤バハムート(神)が粘りを見せ接戦となるも見事勝利。第1マップをTankdiffが物にしました。

第2マップはコントロール。1ラウンド目は、終始N高JOEL選手のエコーが躍動。攻撃が激しくなるもうまくかわしてTankdiffが勝利。2ラウンド目も攻撃を受けてもリザレクションを挟んで上手く蘇生するなど、冷静に対応しながら接戦を制しました。これでオーバーウォッチ2部門の日本一はTankdiffに決定しました。
オーバーウォッチ2部門 初代王者はN高「Tankdiff」
今年度から競技の一つに採用されたオーバーウォッチ2。初代王者に輝いたN高「Tankdiff」のリーダー、DOPINGAIM選手は優勝の喜びを噛みしめながら「初代王者になれたことは原点にして頂点のようなもの。非常に光栄に思います」コメント。また、優勝の要因を問われ「個々の力で言えば、ほかのチームにはもっと実力のある選手も多いです。だからこそ僕たちはチーム連携の強化に力を入れてきました。そこが要因だと思います。僕たちはまだ2年生なので、来年も頑張りたいと思います」と来期への思いも語りました。

■関連記事
■外部リンク
STAGE:0 2023
https://stage0.jp/

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