大会レポート
2023.08.11
「ポケモンユナイト甲子園 2023」、日本一の高校決まる!
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「ポケモンユナイト甲子園 2023」オフライン全国大会が8月4日に開催されました。 各地のブロック決勝に勝利した4チームが高校生チーム日本一を目指して戦う模様はポケモンユナイト公式チャンネルにて放送。ロバート山本さんや藤田二コルさんをはじめとしたポケモン好き有名タレント、eスポーツキャスターやユナイトのトッププレイヤーが実況&解説を行いました。
大会は5対5のチームバトル。1チーム5?6人(1名は補欠)がエントリーしています。各試合BO3(2本先取)、決勝のみBO5(3本先取)で行われました。

準決勝第1試合
準決勝第1試合で対戦するのは、追手門学院高等学校「チームおばたーず」と香椎工業高等学校「ゆるゆるぽけゆな」です。
第1セット
開始5分の時点で「チームおばたーず」が相手のゴールを二つ破壊して有利な状態を作りました。平均レベルも2高い状態であり、「ゆるゆるぽけゆな」に付け入るスキを与えません。それ以降も圧倒的な実力差で逆転を許さず、スコア733-261で「チームおばたーず」が圧勝しました。

第2セット
第1セットと同様に開始5分の時点で「チームおばたーず」が相手のゴールを二つ破壊して再びリード。途中4vs5のような人数不利な集団戦になる場面もありましたが、自陣のゴールをうまく使い迎撃に成功。「ゆるゆるぽけゆな」も第1セットと編成を変えることで、序盤こそ互角に立ち回っていたのですが、それ以降差を付けられスコア733-261で「チームおばたーず」が勝利しました。

「ちーむおばたーず」のはぴらぷら選手は勝利の要因として「序盤でリードが取れても欲張らずに少しずつリードを広げられるように意識しました」と述べ、決勝戦の意気込みについては「決勝はBO5なので3連勝で優勝を決めたい」とコメントしました。
準決勝第2試合
全国大会の準決勝第2試合で対戦するのは、聖光学院高等学校「エオスの民」と村上中等教育学校「留年回避マクロ」の試合です。
第1セット
終了1分前までは僅差で「エオスの民」が勝っており、ポケモンのレベルでも優勢でした。しかし、残り40秒で「留年回避マクロ」が相手の下ルートのゴールにエオスエナジーを入れて逆転! 260-189で「留年回避マクロ」が勝利しました。

第2セット
序盤は「留年回避マクロ」がリードしていたのですが、残り7分に出現するレジスチルを劣勢の中「エオスの民」が倒したことで形勢が逆転。その後はレジエレキやレジアイスも撃破し、503-299で「エオスの民」が勝利しました。

第3セット
レックウザが出現する残り時間2分まではほぼ互角の展開、最後は「エオスの民」のラプラスが攻めの起点を作り、第2セットでも活躍したウーラオスが3連続KOを決めて「留年回避マクロ」を圧倒。レックウザを倒し、463-238で「エオスの民」が勝利しました。

チーム「エオスの民」のネリー選手は2戦目以降で巻き返せた要因として「2試合目以降はゼラオラから使い慣れているアローラキュウコンに変更できた点が良かったです」とコメント。「緊張しているとのことでしたが」という質問については「使う予定がなかったゼラオラを使うこととなり会場で震えていました」とコメントしていました。
3位決定戦
3位決定戦は、香椎工業高等学校「ゆるゆるぽけゆな」と村上中等教育学校「留年回避マクロ」の試合です。
第1セット
中盤までは互角の展開でしたが、「留年回避マクロ」が相手陣地でのレベル上げや集団戦を抜け出してゴールを決めるなどの頭脳プレーで差を付けます。最後は「ゆるゆるぽけゆな」をほぼ全滅させてレックウザを倒し、630-191の大差で勝利しました。

第2セット
レックウザ出現の残り2分まではほぼ互角の試合でしたが、「ゆるゆるぽけゆな」のリーフィアがレックウザ出現後に上ルートに100点分のゴールを決めたことで大きくリード。レックウザをめぐる集団戦もリーフィアのソーラーブレードでラストヒットを獲得! 449-152で「ゆるゆるぽけゆな」が勝利しました。

第3セット
「ゆるゆるぽけゆな」のリーフィアが序盤から活躍するも、「留年回避マクロ」がリーフィアの対策を行い活躍を阻止。「留年回避マクロ」は中盤の集団戦でスコアの優勢を作り、最後はレックウザ戦での集団戦を制して圧勝しました。スコアは508-165です。

GX*そるてゃ選手は勝因について「メンバーの個人技の高さが勝因です」とコメント。メンバーと一緒に頑張ってきたこれまでを振り返ってという質問には「辛いこともあったけどこのような結果が出せてうれしかったです」とコメントしました。
決勝戦
決勝戦は追手門学院高等学校「チームおばたーず」と聖光学院高等学校「エオスの民」の試合です。決勝戦はBO5となります。
第1セット
残り2分までは常時互角であり、レックウザが出現する終了2分前の段階でスコアは198-181で若干「エオスの民」が優勢でした。しかし、接戦のため選手目線ではどちらのチームがスコアで優勢か分からない状態です。
試合が動いたのは試合終了1分30秒を切ったころに「チームおばたーず」のリーフィアが「エオスの民」の集団に奇襲をかけた場面。奇襲を迎撃し人数有利を作った「エオスの民」は レックウザに総攻撃! 「チームおばたーず」もラストヒットを狙うも「エオスの民」のインテレオンがラストヒットを奪い、715-267で「エオスの民」が勝利しました。

第2セット
前半は「エオスの民」が上下のレジ系ポケモンを倒し圧倒的に優勢でしたが、中盤で2体のレジ系ポケモンを倒し「チームおばたーず」がスコアで逆転。最後はレックウザを倒すしかない「エオスの民」がレックウザを倒そうとする隙をつき、相手を壊滅させた「チームおばたーず」がスコア517-170で勝利しました。

第3セット
第3セットは「チームおばたーず」が「エオスの民」の構成を読み切り、常時優勢を保ったまま694-184という大差で勝利しました。

第4セット
第4セットは「エオスの民」の作戦が上手くいった試合でした。第3セットとは反対に終始「エオスの民」が優勢を維持し、830-164という大差を付けて勝利しました。

第5セット
「エオスの民」は個人戦と集団戦どちらでも活躍しました。序盤の上ルートではオーロットがタイマンを制し、下ルートはレジ系ポケモンのラストヒットを奪われるもその後の集団戦で優勢を維持しレックウザ戦が始まる場面で大きな有利を作りました。
最後はその有利を生かしたまま、レックウザを攻撃せず「エオスの民」が勝利! スコアは397-91でした。

表彰式
表彰式では選手全員に一言ずつコメントする時間がありました。最初にコメントをしたアメノチハレ選手の「まあ今日は、僕が一番活躍したかな!」というコメントを皮切りに、他の選手も「自分が一番活躍した」と発言して、会場を沸かせました。アメノチハレ選手のアドリブに4人全員が乗っかり楽しそうな雰囲気で選手インタビューを終えました。
余談となりますが、チームリーダーのMjk_ネリー選手は8/11に開催されるポケモンワールドチャンピオンシップス2023にも出場します。今大会の優勝に続いて、世界一の栄冠を獲得できるように応援しましょう!

■関連記事
■外部リンク
ポケモンユナイト
https://www.pokemonunite.jp/ja/

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