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2020.09.05

プロゲーマーはどの年齢層が多い?10~70代のプロまで幅広く活躍

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 近年その人口が急速に増えているプロゲーマーという職業ですが、現役で活躍しているのは何歳くらいの人が多いのかご存知でしょうか?

 体を使うスポーツの選手と同じように、eスポーツの選手にも身体的なピークといわれる年代が存在します。プロゲーマーには何歳までの人が存在し、その実力のピークはいつ頃なのか?ピーク年齢を超えたプロゲーマーはどうなるのか?という点についてみてみましょう。

プロゲーマーは小学生?シニアまで幅広い年齢層に存在する

 まだ職業としての歴史が浅いということもあり、若い人というイメージが強いプロゲーマーですが、実際は幅広い年齢層の人が活躍しています。

 近年ではシニア層のプレーヤー限定のeスポーツ大会も開催されているほか、アメリカではわずか8歳でチームとプロ契約を交わし、プロゲーマーとなった少年が大きな話題となりました。

20~30代がプロゲーマーのピーク

 eスポーツの世界で人気のあるゲームタイトルは、反射神経や動体視力が求められるものが多いのが特徴です。これらの要素は加齢とともにどうしても衰えてしまうため、プロゲーマーとして注目度の高い大会に出場し、第一線で活躍する選手は20~30代が実力のピークといわれ、競技人口もこの層がもっとも多くなっています。

 また、ここ数年ではPCではなくスマートフォン(スマホ)を使用したeスポーツ大会も増えている影響でプレイが手軽になり、10代の選手も続々と生まれています。現在は20?30代が多いとされているプロゲーマーのピークにも、今後変化があるかもしれません。

年間数億円を稼ぐ10代プレーヤーも!

 プロゲーマーの中には、10代という若さながら秀でた実力をもって年間数億円を稼ぐ人もいます。

 2019年7月に初開催された「フォートナイト」の世界大会でソロ部門において優勝した「ブーガ」ことカイル・ギアースドルフさんは、当時16歳にしておよそ3億円の賞金を手にしました。同大会のデュオ部門で2位となったジェイデン・アッシュマンさんも、当時15歳でおよそ1億円の賞金を獲得しています。

78歳のメンバーを含むシニアプロゲーマーチームもある!

 一方で、なんと最年長は78歳のシニアプロゲーマーを含むシニア層だけで構成されたプロゲーマーチームが存在します。

 eスポーツ文化が盛んなスウェーデンで17年に誕生した「Silver Snipers」は、世界初のシニアのみで構成されたプロゲーマーチーム。19年には、スウェーデン国内で開催されたシニアゲーマー限定のeスポーツ大会で優勝するというすばらしい成績を残しています。

ゲームの種類によってピーク年齢も異なる

 プロゲーマーのピーク年齢はおおむね20?30代ですが、より詳しい年齢をみていくと、ゲームのジャンルによって若干の違いがあります。

 例えば、シューティングゲーム(FPS)などの反射神経・動体視力が求められるタイトルは20代前半のかなり若い選手が多い一方で、パズルゲームのように思考力が重要なタイトルでは20代半ば~後半くらいの選手が多くなっています。

ピーク年齢を超えてもプロゲーマーとしての活躍の場はある!

 現在、一般企業でも社内の福利厚生などの一環としてeスポーツに関するイベントや部活を設置しているところが増えています。そのため、ピーク年齢を超えて就職をした場合にもプロとしての経験を生かせる機会があるかもしれません。

 また、大会の第一線から退いたとしても、そのスキルや経験をもとにプロゲーマーとして活躍できる場はたくさんあります。

トレーナー

 自身の経験を生かして、若い選手の育成をするのも大切な仕事です。プレイスキルがあるだけでなく、大会などでの実戦経験をもとに教えることができるのは、実際にプロゲーマーとして活躍した人にしかない強みといえます。

ゲーム専門学校の講師

 近年では、プロゲーマーの育成に特化した専門学校も続々と誕生しています。学生が目指す業界で実地経験がある講師は、専門学校ではとても重宝される存在です。

 プロゲーマーとして高い知名度がある人になれば、自分の名前で学生を集めることも可能でしょう。

eスポーツ関連の仕事

 eスポーツ業界で活躍できる職業は、実際にプレイする選手だけではありません。テレビや雑誌などのメディア媒体でもeスポーツについて取り上げられる機会が増えており、どんどん市場規模が拡大しているeスポーツ業界では求められている業種も多岐にわたります。

YouTuber、インフルエンサー

 選手としてのピークを超えても、プロゲーマーの一般人離れしたプレイスキルは多くの人を魅了しています。YouTubeをはじめとした動画配信サイトでゲーム配信者としての人気を集めたり、その他SNSでeスポーツに関する情報を発信するインフルエンサーとして活動したりしているプロゲーマーは数多く存在します。

学生でもプロゲーマーになれる可能性は十分にある!

 プロゲーマーの第一の目標は、試合に勝利して賞金などを得て生計を立てることです。なによりも実力が物を言う世界なので、若い学生の人でもプレイスキルがあればプロゲーマーになれるのです。

 実際にプロチームと契約をする学生ゲーマーも多数誕生しているため、プロゲーマーを目指すなら何歳であっても早すぎるということはありません。

まとめ

 プロゲーマーとして活躍する人の年齢層と、その実力のピークとされる年代について解説しました。現在プロゲーマーのピークは20~30代くらいといわれており、目指すのであればより早い時期からスキルを磨いていくのがベストでしょう。

 ただし、ピーク年齢を超えたとしても、プロとして戦ったスキルや経験をもとにさまざまな職業に就くことが可能です。プロゲーマーになった後の10年、20年先を見据えたとき、どのように生活をしていくのかという点についても考えてみましょう。

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