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2021.06.02

名古屋でeスポーツに打ち込むならここ! 専門学校や施設などを紹介

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 近年、eスポーツは日本でも文化とビジネスの両面で定着しているため、各地にeスポーツをプレイできる施設ができています。また、将来eスポーツに関する仕事に就きたいと思う人も増えていることから、eスポーツを学べる専門学校やスクールも多数開校しています。

名古屋の街並みのイメージ1


 日本有数の大都市である名古屋でも、eスポーツ関連施設やeスポーツを学べる場所は多数存在しています。そこでこのコラムでは、名古屋でeスポーツに打ち込みたいと考えている人に向けて、名古屋近隣のeスポーツ施設や、専門学校、スクールを紹介します。

愛知県のeスポーツに対する施策

名古屋の街並みのイメージ2


 愛知県には「日本eスポーツ連合(JeSU)」の地方支部として認定を受けている、「愛知eスポーツ連合」という団体があります。この団体は、「愛知・名古屋を中心とする地域においてeスポーツを統括し、その普及振興を通して経済社会の発展に寄与する」ことを目指しています。もとは「愛知県eスポーツ協会」として発足していますが、2018年に現在の名称に変更されました。

 「アジア競技大会2026年愛知・名古屋」にeスポーツが競技として含まれていることを踏まえて、2020年に「愛知県高校eスポーツ部支援プロジェクト」を開始し、高校生が部活動でeスポーツに励むことができる環境作りの後押しをしています。また、2025年3月に開催された「ASIA esports EXPO」の特別後援を行うなど、さまざまな活動をしています。

名古屋のeスポーツ関連施設

名古屋の街並みのイメージ3


 ここからは名古屋のeスポーツ関連施設を紹介していきましょう。

ESPORTS CAFE NEG

 ESPORTS CAFE NEGは、名古屋市千種区にあるゲーマー向けのeスポーツカフェです。入場料(PC利用料、ドリンクバー付き)が必要ですが、使い放題でその日の営業時間内なら何度でも再入場が可能なので、長時間プレイしたい人にとってはリーズナブルです(入場料は2025年4月現在で平日2,000円、土・日・祝は3,000円)。

 支払いボックスに料金を入れるスタイルでおつりがもらえず、店内での両替もできないので、使う金額を用意していく必要があります。

公式サイト:ESPORTS CAFE NEG

コミュファ eSports Stadium NAGOYA

 コミュファ eSports Stadium NAGOYAは、ctc(中部テレコミュニケーション)という電気通信事業を営む会社が運営しているeスポーツ施設です。通信事業の専門性がある企業が関わっているため、「コミュファ光」と呼ばれる10Gの通信環境をアピールポイントとしています。

 個人向けのPCブースがあるので、手ぶらで訪問して個人的な練習場所として利用できるだけでなく、コミュニティ向けのブースを借りてイベントを行うことも可能です。イベントに利用できる音響設備や配信環境もありますし、依頼すればプロのサポートを受けることもできます。

 最寄り駅である名古屋市営地下鉄名城線「矢場町駅」から直接アクセスできるので、利便性も良好です。

公式サイト:コミュファ eSports Stadium NAGOYA

NTP Esports PLAZA

 NTP Esports PLAZAは、2022年にオープンしたeスポーツ施設で、名古屋市中区に位置しています。eスポーツカフェとして利用できるだけでなく、小学生がeスポーツに関連する学びを得られるフロアもあります。

 ここではプログラミング教室やゲームを利用した非認知能力を育成する教室、eスポーツの上達スクールなどが小学生向けに開催されています。また、eスポーツのライブ配信に特化し、専門的な機器をレンタルできるスタジオもあるなど、eスポーツの総合施設として幅広く利用できます。

公式サイト:NTP Esports PLAZA

ナゴヤeスタジアム

 ナゴヤeスタジアムには100台のゲーミングPCや大型LEDモニターなどがあることから、東海エリア最大規模のeスポーツスタジアムとも言われています。eスポーツ高等学院の名古屋校舎として利用されていますが、学院の生徒や関係者でなくてもレンタルして大会やイベントを開催できます(個人でeスポーツカフェのように利用することはできません)。

 ナゴヤeスタジアムの内装は緑と黒で統一されており、全体に近未来的な雰囲気に統一されているため、日常とは違った雰囲気でプレイを楽しむことが可能です。

 立地的にJR名古屋駅から徒歩3分の位置にあるため、アクセスしやすい設備でもあります。

公式サイト:ナゴヤeスタジアム

名古屋でeスポーツが学べる専門学校

男性の教師が授業をする様子


この項目では名古屋でeスポーツについての学習ができる専門学校を紹介していきます。

名古屋デザイン&テクノロジー専門学校

 名古屋デザイン&テクノロジー専門学校には「e-sports ワールド」という分野が設立されており、その中に4年制のゲーム実況&ストリーマー専攻、e-sportsプロマネジメント専攻のほか、3年制のe-sportsプロゲーマー専攻などのコースが用意されています。このため、プロeスポーツプレイヤーを目指す人がいる一方、プロチームのマネージャーやアナリスト志望の人もいます。また、eスポーツ関連のイベント運営者やゲームストリーマーのほか、音響や照明のプロフェッショナルとしての知識を得ることも可能です。

 さらに、「名古屋から世界を目指す!」というキャッチフレーズも掲げられており、カリキュラムにはeスポーツ実習やフィジカルトレーニング以外に、英会話を学ぶ時間も用意されています。

公式サイト:名古屋デザイン&テクノロジー専門学校

名古屋でeスポーツが学べるスクール

 この項目では、eスポーツについて学ぶことができるスクールを紹介します。

 なお、総合学園ヒューマンアカデミーとバンタンゲームアカデミー、アフラスは、専門学校を卒業した際に得られる専門士の資格取得はできませんし、いわゆる「学歴」にはなりません。

 また、eスポーツ高等学院は高校卒業の資格取得が可能ですが、専門学校とは異なるのでご注意ください。

総合学園ヒューマンアカデミー 名古屋校

 総合学園ヒューマンアカデミー 名古屋校は、eスポーツのプロプレイヤーを目指す人に向けて2年間のカリキュラムを提供しています。「短期間でプロを目指す」、「在学中にプロデビューを目指せる」など、いち早くプロとして活躍したい人に向けたアピールを多数行っています。

 プロチームの選手やコーチからダイレクトに指導を受けることができるので、プロの技術に接する機会があるうえに、考え方や戦略などの実践的な知識を得ることも可能です。

 また、動画編集やイベント企画、ストリーミングなどを学ぶカリキュラムもあるので、プロプレイヤーだけでなく、eスポーツに関連するさまざまな職種を目指すこともできます。

公式サイト:総合学園ヒューマンアカデミー 名古屋校

バンタンゲームアカデミー 名古屋校

 バンタンアカデミーにはeスポーツ学部があり、3年制のeスポーツクリエイター専攻、プロゲーマー動画クリエイター専攻、2年制のプロゲーマー動画クリエイター専攻の3コースが用意されています。

 実際に活躍しているプロeスポーツチームと提携しており、トライアウトに合格するとプロチーム所属の候補生としてデビューを目指すことも可能です。

 また、企業と連携したカリキュラムが豊富で、有名ゲーム会社のクリエイターの話を聞く機会も多数用意されています。

公式サイト:バンタンゲームアカデミー 名古屋校

アフラス 名古屋本山校、金山校、千種校

 アフラスは、プロのeスポーツプレイヤーからマンツーマンで指導を受けられるスクールです。日本各地で開校していますが、愛知県には名古屋本山校、金山校、千種校の3校があります。プロのeスポーツプレイヤーを目指す人や大会で好成績を目指す人など本格派だけでなく、趣味範囲でプレイしている人も利用可能です。

 講師は現役プロプレイヤーかプロ経験があるプレイヤーばかりですし、レベルやタイトルに応じて講師を選べる点もアフラスの大きな特徴です。

 学ぶ時間は固定ではなく、都度予約して決めるので通いたいときに通える魅力もあります。また、空いているPCがあれば自己練習ができるので、塾の自習室のような使い方も可能です。

公式サイト:アフラス 名古屋本山校、金山校、千種校

eスポーツ高等学院 名古屋校

 eスポーツ高等学院は通信制高校サポート校という位置づけで、産学協同で作られたeスポーツ専門スクールです。プロのeスポーツプレイヤーから専門的な技術を学ぶことができるので、プロゲーマーを目指す人にも有効です。ゲームプレイに関することだけでなく、プログラミングやストリーミングなどについて学ぶこともできるため、ゲーム開発者やストリーマーに必要な知識も得られます。さらに、高校卒業資格が取れるのでこの学院を出て大学進学することも可能です。

 日本各地に校舎がありますが、名古屋校はeスポーツイベントにも使用されるナゴヤeスタジアムを校舎としているため、大会に出るような雰囲気でプレイを学ぶことが可能です。

公式サイト:eスポーツ高等学院 名古屋校

まとめ

名古屋の街並みのイメージ4

 名古屋は日本でも有数の大都市なので、eスポーツ専用施設や、eスポーツに関して学習できる専門学校やスクールが多数存在します。今回は2025年4月現在の情報を記載していますので、施設の利用時に役立ててください。

 また、進路の選択に当たっては目指す未来にたどり着けるように、十分な情報収集を行うことをおすすめします。

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