解説
2021.08.03
プロゲーマーになりたい人におすすめのサードウェーブ製パソコン(PC)6選!推奨PCスペックから詳しく解説
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- ゲーミングデバイス
プロゲーマーの大切な仕事道具であるゲーミングPCは、PCの中でもゲームのプレーに特化したハイスペックなモデルとなっています。
今回はゲーミングPCと一般的なPCの違いから、ゲーミングPCに求められるスペックやおすすめの機種までをご紹介します。現在ゲーミングPCの購入を検討している方や、興味を持っている方は必見です。
ゲーミングPCと一般的なPCの違い
「ゲーミングPC」と言っても、一般的なPCとの決定的な違いがあるわけではありません。しかし、”PCでゲームをプレーする”という使い方は、システムへ大きな負荷がかかるため、ブラウザの閲覧やメールのやり取りといった比較的負荷の小さな使い方をするためのPCよりも高性能であることが求められます。
つまり、ゲーミングPCとは「ゲームをすることに特化した、より高性能なPC」ということです。ゲームをするという使い道以外にも、高度な動画編集などを行うためのPCにはそれ相応のスペックが必要になります。
サードウェーブ製ゲーミングPCが持つ特徴
近年、PCメーカーの多くがゲーミングPCのブランドを立ち上げています。それぞれでコンセプトに沿った製品展開をしているのですが、購入する側からすると何が違うのか、わかりづらいかもしれません。
今回紹介するサードウェーブのゲーミングPCの特徴は、エントリーモデルからハイスペックモデルをそろえつつ、国産であること。同社の製品は比較的安価なものが多く、学生が手を出しやすいブランドだと言えます。一方、国内企業としてサポートも充実させているため、安心感があるのもうれしいところ。また、エントリーモデルだけでなく、eスポーツシーンで活躍するハイスペックモデルも取りそろえられており、本気でeスポーツに取り組み、配信もしたいというニーズにも応えられる製品メニューを持っています。「全国高校eスポーツ選手権」などで使われているほか、ゲーミングブランドである「GALLERIA」シリーズは、日本eスポーツ連合(JeSU)公認ゲーミングPCに認定されているという実績も見逃せません。学生に自信をもって勧められるメーカーでしょう。
各PCパーツの推奨スペックを解説!
今回は、eスポーツ業界でも特に国内で人気の高いバトルロイヤルFPSタイトル「エーペックスレジェンズ(Apex Legends)」の推奨動作環境をもとに、ゲーミングPCの各パーツの推奨スペックを解説していきます。
Apex LegendsはPCゲームの中でも比較的高いスペックが要求されるタイトルです。Apex Legendsがプレーできるということは大抵のゲームはプレーできると考えてよいです。これから紹介していく推奨動作環境を参考に、同等もしくはそれ以上のスペックを持ったPCを選べば快適にゲームを楽しめるでしょう。ただ、今回紹介するのはあくまでもApex Legendsの推奨動作環境です。実際に購入する際は必ず自分がプレーする予定のタイトルの推奨動作環境を確認したうえで購入しましょう。
また、”推奨動作環境”はあくまでゲームを快適にプレーするためのスペック基準なので、ゲームプレイと同時に生配信や録画などを行う場合にはより高いスペックが求められる点にも注意してください。
グラフィックボード
グラフィックボード(グラボ、GPUとも)は画像や映像をディスプレイに表示させるための処理を専門に行う部品。一般のPCは後述するCPUがこの役割を兼ねていることが多いのですが、ゲーミングPCではより重い処理をこなすため、一般的にグラフィックボードが搭載されています。グラフィックボードの性能は、ゲーム画面のグラフィックに直接影響するので、ゲームをプレーするうえではもっとも重要な部分と言えます。
Apex Legendsのグラフィックボードに関する推奨動作環境は以下の通りです。
- GPU: ?Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
- GPU RAM: ?8GB
ゲーミングPCに搭載されるグラフィックボードは、「GeForce」シリーズと「Radeon」シリーズが主流です。この2種類だと、どちらかと言えばGeForceの方がより普及しており、タイトルメーカーもGeForceを基準に開発することが多いとか。こだわりがなければGeForceシリーズのグラフィックボードを搭載したPCを選ぶことをおすすめします。一方、Radeonは映像美が特徴的なシリーズ。映像制作や映画鑑賞をよくするのであれば、こちらを選択してもいいかもしれません。
CPU
CPUは、PCの処理速度性能に直結する、いわばPCの”脳”にあたる部分です。ゲーミングPCにおいては、先述したグラフィックボードとCPUの性能のバランスが取れていることが重要になります。
グラフィックボードとCPUどちらか一方の性能が高いものであっても、もう一方の性能が低ければ十分なパフォーマンスが発揮できません。完成品のPCはこのバランスを考慮したうえでそれぞれ十分な性能のパーツが搭載されていますが、購入にあたってパーツのカスタマイズを行う際には注意してください。
Apex LegendsのCPUに関する推奨動作環境は以下の通りです。
- Intel i5 3570Tおよび同等品
ゲーミングPCにおいて主流のCPUは、「Core i」シリーズと「Ryzen」シリーズです。「Core i」シリーズには「i3」「i5」「i7」「i9」の4つの種類があり、数字が大きくなっていくほど高性能になります。ただし、この数字が一緒でも、世代(発売時期)によって性能がまったく異なるため、Core iシリーズを搭載したPCを購入する際にはCPUの品番をしっかり確認するようにしてください。
メモリ
メモリは、PC上で作業をする際に一時的に情報を記憶・保存しておく役割を持つパーツです。メモリの容量が多いほど記憶しておける情報量も増えるため、ロードの速度などに影響します。
APEXの推奨動作環境は、メモリ容量【8GB】となっています。
SSD
SSDは、PC内のデータを保存する場所という役割を持つ部分です。メモリとは違い恒久的にデータを保存しておくので、より大きければ大きいほど優秀になります。
SSDは、記録媒体として同様の役割を持つHDDに比べて小型で、データの転送速度が速く、駆動音が小さく、衝撃に強いといった数多くのメリットがあります。HDDは比較的安価で大容量を扱うことができますが、ロードの処理時間などが大きく異なるため、ゲームを目的として使用する場合はSSDをおすすめします。
このSSDは、PCの使用用途によって必要となる容量が大きく変わります。PCゲームをプレーすることを考えても、ゲームデータの容量は作品によってピンキリです。
現在主流なゲーミングPCにおいては、内臓SSDの容量は500GB程度となっていることが多いです。もし容量が足りなくなった場合には、外付けタイプのSSDを購入し増設するという選択肢も取れるので、ひとまずゲームをすることだけを考えるのであればPC購入の段階ではそこまで大きさにこだわる必要はないでしょう。
電源ユニット
電源ユニットは、PCを構成するすべてのパーツに電力を行き渡らせるための設備です。すべてのパーツが常時動作するために必要な電力+α(2倍ほどあれば理想的)の容量の電源ユニットを搭載する必要があり、必要容量は各パーツのスペックが高くなればなるほど増えていきます。
この電源ユニットは、PCに同時に搭載されるパーツとの相性を考えたうえで十分な性能のものが必ず内蔵されています。そのため、パーツの細かなカスタマイズや自作PCを検討している人以外はあまり深く考える必要はありません。
マザーボード(マザボ)
マザーボード(マザボ)は、CPUやメモリなどのPCを構成するパーツを取り付けるためのすべての基盤です。このマザーボードの規格によって取り付けられるパーツが変わってくるため、PC自体のスペックにも影響する大切なものです。
このマザーボードも、完成品のPCには動作に必要な規格のものが選ばれたうえで搭載されていますので、自作PCを検討している人以外は深く考える必要はありません。
おすすめPCスペックを総まとめ!
”大抵のPCゲームがプレーできるスペック基準”としてご紹介した、Apex Legendsの推奨動作環境をおさらいしましょう。
OS: Windows 7 64ビット版
CPU: Intel i5 3570Tおよび同等品
メモリ: 8GB
GPU: ?Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
GPU RAM: ?8GB
これに加えて、SSD容量は500GB程度のものを選んでおけば、ひとまずはたいていのPvPPCゲームが快適にプレーできると言えます。
おすすめのサードウェーブ製PC6選
ここからは、プロゲーマーおすすめのサードウェーブ製ゲーミングPC のご紹介です。
人気のeスポーツタイトルを快適にプレーできるゲーミングPCはどうしても価格が高めになってしまい、高校生が自分のお小遣いだけで購入できる価格帯のものはかなり限られています。今回は、少々価格が高めの商品もあわせて紹介していくので、予算と相談したうえで検討しましょう。
最初からプロゲーマーが使うような超ハイスペックな機材を買い揃える必要はないので、まずはプレーしたいタイトルの動作環境を満たせる商品の購入を検討してみてくださいね。
(※本項目における商品紹介の説明は2021/8/3時点での評価のものとなっています)
raytrek ZV
raytrekはゲーミングというよりは動画編集などを想定したPC。映像を扱う作業はゲーム同様に重い処理が必要になるためゲーム用途としても十分の性能を持ちます。また、クリエイター向けを謳うだけあって、ゲーム以外にもさまざまな面で優秀なパフォーマンスができるのはうれしいところ。ゲームだけでなく、配信や動画編集なども1台で行いたい方におすすめです。
GALLERIA RM5R-G60
現状の低価格帯ゲーミングPCの中では最強レベルのスペックと言われるモデルです。現在、この価格帯のPCを購入したいと考えている方にはおすすめとなっています。
GALLERIA XA7C-R36
ほぼすべてのゲームにおいて、画質設定をフルHDに抑えれば推奨動作環境を満たせるモデル。ゲーム以外にもあらゆる用途で活躍できる性能です。
GALLERIA UA9C-R39
非常に高額なだけあり、ゲームをプレーするうえでは申し分のない性能です。ゲーミングPCとしてはあまり主流ではないグラフィックボードを搭載しています。ゲームに特化したモデルではないぶん幅広い用途で活躍できます。
GALLERIA XA7C-R37
高品質なグラフィックボードを搭載しており、高画質設定でのプレーで輝くモデルです。グラフィックのクオリティを重視する方におすすめです。
GALLERIA ZA9C-R38
高パフォーマンスなCPUとグラフィックボードを搭載しており、ゲームプレイにおける性能はバッチリのモデルです。4K画質でのプレーなどを想定している人におすすめとなっています。
まとめ
eスポーツ業界で人気のゲームタイトルを快適にプレーするためのPCスペックと、おすすめのサードウェーブ製PCをご紹介しました。
PCのスペックによってゲームの動作は大きく変わり、ハイスペックなPCであればあるほど綺麗で繊細なグラフィックやハイクオリティな演出を楽しむことができます。品質を突き詰めると予算はどこまでも積み上がる世界でもあるので、自分のこだわり・譲れないポイントを絞り、納得できるスペックのPCを探してみてください。