解説
2021.09.28
FPSでよく使われる用語(スラング)一覧|意味や使い方を紹介!
- 解説
『エーペックスレジェンズ(Apex Legends)』・『レインボーシックス シージ(R6S)』・『ヴァロラント(VALORANT)』などのタイトルが有名で、eスポーツにおける主力ジャンルのひとつとも言えるFPS。
FPSをプレイするなら、独自の用語を覚えておくと便利です。チームメンバーと用語の認識を共有しておけば、試合中のコミュニケーションをより円滑に進められるようになります。
今回は、FPSプレイヤーの間でよく使われている用語とその意味をまとめて紹介します。ぜひ活用してみてください。
FPSでよく使われる用語【英語】
【英語】A~G
AA:オートエイム(Auto Aim)。照準の自動補助。ゲーム内のアシスト機能ではなくチート行為を指すことが多い。
ADS:エイムダウンサイト(Aim Down Sight)。サイト(照準器)を覗きながら射撃する行為。
AFK:アウェイフロムキーボード(Away From Keyboard)。キーボードから離れること。転じて、あえて操作をしないことでチームの人数不利を作り出す行為。基本的には荒らし行為としてみなされる。
AR:アサルトライフル(Assault Rifle)。多くのタイトルで全距離汎用的に使えるメインウェポンとして設定されていることが多い武器種。
BAN:バン。禁止という意味。チート行為やマナー違反行為を行ったプレイヤーが、アカウントを一時停止・凍結・削除されることを指す。
bot:robotの略。AIが操作しているキャラクター。
DMR:マークスマンライフル(Designated Marksman Rifl」)。スナイパーライフルとアサルトライフルの中間のような性能であることが多い武器種。主に遠距離から中距離で性能を発揮できる。
DPS:ダメージパーセカンド(Damage Per Second)。1秒あたりのダメージ量を表す単位。転じて敵に大量のダメージを与える役割や、ダメージ効率そのものを指すこともある。
FF:フレンドリーファイア(Friendly Fire)。味方を攻撃する行為。タイトルによって設定が異なり、味方を撃ってもダメージが入らないタイトルもある。
GG:グッドゲーム(Good Game)。本来は「良い試合だった!」という意だが、試合終了時の挨拶として「お疲れ様」といったニュアンスで使われることも多い。
【英語】H~N
HP:ヒットポイント(Hit Points)。キャラクターの体力のこと。ヘルスとも言う。
IGL:インゲームリーダー(In Game Leader)。試合における司令塔の役割。チームリーダーとは異なるプレイヤーが担当する場合もある。
KS:キルスティール(Kill Steel)。他プレイヤー同士の交戦中に割り込んでキル(とどめの一撃)を横取りする行為。キル泥、キルパクなどとも言う。
LMG:ライトマシンガン(Light Machine Gun)。弾数が多い反面、取り回しが悪いという設定であることが多い武器種。
【英語】O~U
Ping:ピング、もしくはピン。通信の品質(サーバーとの送受信の速さ)を表す数値でデータを送受信する際にかかる時間を示す。低いほど良く、高くなればラグが増える。
TK:チームキル(Team Kill)。味方を倒す行為。FFよりも悪質とされるためできるだけ避けたい。チームメンバーと協力して敵を倒す行為を指すこともある。
SG:ショットガン(Shotgun)。近距離で使用することを想定した武器種。多くのタイトルで複数の弾丸が拡散して発射される一方、有効射程距離が設定されている。
SMG:サブマシンガン(Submachine Gun)。連射速度が速い代わりに、反動が大きく設定されている武器種。基本的には中距離・近距離が適正とされる。
SR:スナイパーライフル(Sniper Rifle)。高倍率の照準器がついており、遠距離の敵を狙うことに特化した武器種。
【英語】V~Z
WASD:キーボードによる操作でFPSをプレイするとき、多くのタイトルでキャラクターの移動に使うキーのこと。W=前進、A=左移動、S=後退、D=右移動。
WP:ウェルプレイド(Well Played)の略。「いいプレーだった」という意味で、チームメイトや対戦相手を褒める言葉。GGWP(グッドゲームウェルプレイド)と合わせて使われることもある。
FPSでよく使われる用語【日本語】
【日本語】ア行
アタッカー:先陣を切って敵に攻撃をしかける、あるいは敵陣に切り込んでいくプレイヤーの役割。
アンチ:安全地帯の略。バトルロイヤルシステムのゲームで使われ、安置・安地とも言う。
エイム:狙う(aim)という意。敵に武器の照準を合わせる行為。エイミングとも言う。
置きエイム:敵が現れそうな場所を予測して事前に照準を合わせておき、重なった瞬間に弾を撃つ行為。
【日本語】カ行
カット:敵を妨害したり、倒したりして動きを阻止すること。あるいは、ナイフなどの近接武器で敵を倒すこと。
カバー:味方を援護する行為。危険な状況にある味方を助ける行為。
キャンプ:建物内などの安全な場所に留まる行為。「芋る(いもる)」と言うこともある。
強ポジ:強ポジション。フィールドにおいて、試合中に陣取れると有利になるポジション。
キル:敵を倒すこと。何人の敵を倒したかという数値をキル数という。
キルカメラ:敵を倒した様子を確認できる映像のこと。自分を倒した敵の視点の映像(デスカメラ)を指すことも多い。
キルレート:1つの試合の成績を示す指数。キルレとも言う。最終的に敵を倒した数と倒された数を足し、そのうち倒した数が占める割合を%で表す。20キル10デスの場合、20/30で66.7%になる。
キルレシオ:1つの試合の成績を示す指数。キルレとも言う。最終的に敵を倒した数を倒された数で割り、1回倒されるまでに何人倒したかを表す。20キル10デスの場合、20/10で2.0になる。
クリア:周囲に敵がいない状態、あるいは周囲の敵を全て倒した状態。
クリアリング:周囲に敵がいないか、確認する行為。
クロスファイア:十字放火(Cross Fire)。敵を囲んで複数の射線から同時に攻撃する行為を指すことが多い。
クロスヘア:画面に表示される照準。主に十字型のマークであることが由来。
【日本語】サ行
サプレッサー:銃口付近に装着し、弾を撃ったときの音や火花を抑えるアタッチメント。サイレンサーとも言う。
射撃レート:連射速度。武器によって次の弾を撃つまでの時間が異なる。
射撃レンジ:有効射程距離(弾が届く範囲)。レンジとも言う。
スニーク:こそこそするという意。敵に見つからないように距離を詰めたり、反対に距離を空けたりする行為。
スプリント:移動速度を上げること。主にダッシュ。
セカンダリー:その試合においてサブで使う武器。サブ武器ともいう。
【日本語】タ行
ディフェンダー:主に守備や防衛を担当するプレイヤー。
チーミング:システム上は敵同士であるプレイヤーが、裏で結託してチームを組むこと。基本的にマナー違反とされる行為。
トロール:荒らし行為(Troll)のこと。チームメイトへ暴言をいう、あえてチームキルを行う、放置行為、自殺といった内容が多い。チートやチーミングが勝利を目的とした不正であるのに対して、トロールはチームに対する単純な嫌がらせを目的としている。
【日本語】ハ行
バックキル:背後から敵を倒す行為。
パルス:バトルロイヤルシステムのゲームにおいて安全地帯の外側にあたる、入るとダメージを受けるエリアのこと。
ヒットマーカー:自分の攻撃が敵に命中したとき、クロスヘア(照準マーク)の形が変化すること。命中したことを確認できる。
ファイア:弾を撃つ行為。銃以外も含めて、攻撃をする行為全般を指す場合もある。
プライマリー:その試合においてメインで使う武器。メイン武器ともいう。
ヘッドショット:敵キャラクターの頭部を狙って撃つこと。一般的に胴や手足に当てるよりも大きなダメージを与えられる。ヘッショとも言う。
偏差:多くタイトルにおいて、銃弾の発射と着弾にラグを設けていることがある。敵が移動中だったり、遠距離にいたりした場合、この影響が顕著に表れる。こういった敵に対して、移動や距離を予測して撃つこと。偏差射撃、偏差撃ちとも言う。
【日本語】マ行
マズルフラッシュ:弾を撃つのと同時に銃口から出る火花のこと。少し離れた場所からでも視認できるので、これによって敵に見つかることがある。
【日本語】ラ行
ラッシュ:一箇所に複数人で勢いよく攻め込む戦法。
リーン:建物の壁や木などの障害物に隠れながら、体の一部のみを露出させて覗き込む動作。ピークとも言う。
リコイル:弾を撃った反動で照準がぶれること。
リスポーン:一度倒された後、所定の場所(リスポーン地点)でプレイヤーが復活すること。
リスポーンキル:リスポーン地点で待ち伏せし、リスポーンしたばかりの敵を倒す行為。リスキルとも言う。
リロード:弾切れ状態の銃に弾を補充する行為。リロード中は攻撃できないことが多い。
リロードキャンセル:リロード中に接敵したときなどに、リロードをやめて再び銃を構える行為。リロキャンとも言う。
レティクル:本来は照準を合わせる目印となるマークを意味するが、FPSでは弾を撃った瞬間の照準の広がりを指すことが多い。クロスヘアはレティクルの一種。
レレレ撃ち:左右に細かく動き、敵の弾を避けながら弾を撃つ行為。
まとめ
FPSをプレイする方のために、覚えておくと役立つ独自の用語とその意味をまとめて紹介しました。
本記事で紹介した用語はFPSジャンルのさまざまなタイトルで通じるものですが、必ずしもプレイヤー全員が同じ認識を持って使っているとは限りません。一般常識ではなく、あくまで“覚えておくと便利な言葉”だと認識しましょう。短い単語で状況を伝えられるようになるので、ぜひチームメイトとのコミュニケーションに取り入れてみてください。