解説
2021.10.22
プロゲーマーを目指す人におすすめのマウスパッド5選! 商品を選ぶポイントも紹介
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- ゲーミングデバイス
一般的なマウスパッドは数百円くらいから販売されていますが、プロゲーマーは素材や特性にこだわり、滑りの良さやエイムしやすさを追求しています。そこでこのコラムでは、ゲーミングマウスパッドを選ぶ際の要素を解説したうえで、プロゲーマーを目指す人におすすめしたい五つのアイテムを紹介します。
マウスパッドを選ぶ上でのポイント
まずマウスパッドを選ぶ上で、知っておくべきいくつかのポイントをまとめます。
大きさ
一般的にマウスパッドは大きいほどプレイしやすいとされています。この理由を説明するために、まずハイセンシ、ローセンシという言葉を解説しましょう。
「センシ」とはセンシビティ(Sensitivity)の略で、感度を意味しています。ゲーム用語として使う場合は、動作をするためにマウスをどれだけ動かすかの設定を指します。ゲーム内で画面を動かす際に、マウスを少し動かしただけで実行できる設定をハイセンシ、マウスを相応に大きく動かして実行できる設定をローセンシと呼びます。
数値や定義が決まっているわけではありませんが、180度振り向く動作でマウスを20?25センチ程度動かす場合をローセンシ、11?15センチ程度をハイセンシ、その中間がミドルセンシと呼ぶ人もいます。
FPSのプレイヤーはローセンシを好むので、マウスの移動量が大きく、大きいマウスパッドを使います。とはいえ、机の大きさも含めた環境を考慮してマウスパッドの大きさを決めましょう。
素材感
ゲーミングマウスパッドは、ソフトタイプとハードタイプに分けることができます。
ソフトタイプは布素材が使われており、滑りと止めのバランスが良いので動作の正確性が高く、クッション性があるので手首の負担が少ないメリットがあります。その一方で表面に変形が起こったり、布がほつれたりするので寿命は長くありません。
ハードタイプはガラスコーティングしたもののほか、プラスチックや金属が使われているものもあり、滑りやすいので速度重視の人に向いています。また、清掃しやすく耐久性が高い利点もありますが、マウスの底面が摩耗しやすいことや手に負担がかかるデメリットがあります。
操作感
滑りの良さもプレイに大きく影響します。ハイセンシで素早い動作を好む人は、滑りの良さを優先するのがおすすめです。一方、ローセンシやミドルセンシにしている人は滑りやすさよりも止めやすさを重視して、エイム精度が向上するかもしれません。
値段
高校生にとっては価格も気になることと思います。ゲーミングマウスパッドは2000?1万円くらいが相場で、他の道具に比べると入手しやすい価格帯です。ただし、ソフトタイプは劣化して買い替えるスパンが短くなるのでトータル的なコスパを検討しましょう。
プロゲーマーも愛用しているマウスパッド5選
ここからは、プロゲーマーを目指す人におすすめのマウスパッドを具体的に五つ紹介します。
SteelSeries QcK Heavy
https://jp.steelseries.com/gaming-mousepads/qck-heavy-series
厚さが6mmあるので机の凹凸が問題になりにくい上に、停止精度の良さが特徴です。特にマウス感度をローセンシにしている人に向いています。また、程よく沈むので手の負担が少ないメリットがあります。
表面はマイクロウーブンクロスと呼ばれる素材で、底面はラバー製です。平面寸法は3種類あり、中は320×270mm、大は450×400mm、XXLは900×400mmというラインアップです(中と大は厚さ6mm、XXLは4mm)。また、水洗いできるので清潔に使える利点もあります。
Logitech G640
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/gaming-mouse-pads/g640-cloth-gaming-mouse-pad.html
400×460×3mmの大型サイズです。ロー、ミドル、ハイと幅広いセンシ設定のプレイヤーに好まれていて、多くの人に人気がある商品です。表面がソフトファブリック、底面がラバー。ソフトタイプなので丸めて持ち運ぶことができます。
Glorious 3XL
https://www.pcgamingrace.com/products/glorious-3xl-extended-24x48-stealth-edition
サイズが610×122×3mmとかなり大きいタイプです。机のサイズに合わない人は同じシリーズで小さいものがあるので参照してみてください。このマウスパッドは滑りが良いので、フォートナイトのプレイヤーで、ローセンシの人におすすめです。また、洗濯機での洗浄が可能な点も魅力の一つです。
Zowie G-SR
https://zowie.benq.com/ja/product/mouse-pad/sr/g-sr.html
サイズは470×390×3.5mmで、ソフトタイプです。停止精度が非常に良く、ローセンシ、ミドルセンシのプレイヤーに好まれています。その分滑りを追求する人には向きません。また、巻きクセが取れやすいので持ち運びに便利な利点があります。なお、価格は5000円程度とやや高めです。
HyperX Fury Pro
https://www.hyperxgaming.com/jp/mouse-pad/fury-gaming-mouse-pad
クロスとラバーで作られたソフトタイプですが、滑りが良い特性を持っているので停止精度よりスピード重視の人におすすめです。サイズは4種類あり、SMが290×240mm、Mが360×300mm、Lが450×400mm、XLが900×420mm、厚さは3?4mmです。
まとめ
ゲーミングマウスパッドについて、選択するための要素を説明して、おすすめアイテム5選を紹介しました。一見大差ないようなマウスパッドですが、スピードを重視して滑り具合を優先するか、止まりの良さでエイムの精度を上げるか、またはバランスを取るかなど選択肢はさまざまです。
ゲーミングアイテムは数万円もするものが多い中で、マウスパッドはある程度良いものも数千円で入手できますから、高校生でも手が届きやすいと思います。ぜひ自分のプレイに合ったマウスパッドを探してみてください。
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