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2023.06.28

ゲームのサービス終了(サ終)とは?理由や発表後の対応などについて解説

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 ゲームのサービス終了は、オンラインゲームやソーシャルゲームなどをプレイしている方が情報を集めている際によく目にする言葉です。言葉通り、ゲームのサービス提供が終了するということですが、プレイヤー側にも大きな影響を及ぼします。

 今回は、ゲームのサービス終了(サ終)がどういったものか詳しく解説します。サービス終了が及ぼす影響からプレイヤー側が何をすべきかまでを把握して、ストレスのないゲームライフを過ごしましょう。

ゲームのサービス終了(サ終)とは

 ゲームのサービス終了とは、ゲームを運営している側からのサービスが打ち切られることを意味します。

 従来の家庭用ゲームではあまり耳にする言葉ではありませんが、サーバーでのプログラム動作が求められるソーシャルゲームでは、サービス終了の影響が大きい傾向にあります。

 サービスを終了した場合、システムによってはゲーム自体が動作しなくなり、ニ度と遊べなくなります。ここでは、オンラインゲームとソーシャルゲームのサービス終了について詳しくみていきましょう。

オンラインサービスの終了

 ゲーム機器などでオンラインサービスが終了した場合、データのアップデートが行われません。DLC(ダウンロードコンテンツ)などもリリースされないため、既存での環境(ゲームバランス)でプレイが今後続くことになります。

 またアーケードゲームでは、オンラインサービスが終了するとオンラインモードで遊べなくなります。一部のゲームではセーブデータそのものや、サイトと連動して扱うコンテンツが使えなくなります。

 オンラインサービスが終了すると、今まで時間をかけて積み上げてきた戦歴データなどが消失するといった事態につながってしまいます。

ソーシャルゲームのサービス終了

 ソーシャルゲームのサービス終了の場合、運営側からのサポートやアップデートの終了、最終的にはアプリ自体の消失(起動不可になる)を意味します。

 サービスが終了すると、ソーシャルゲームのプログラムや処理を行うためのサーバーが閉鎖されます。結果、オフラインに対応したモード以外は選べないため、オンラインをメインとしたソーシャルゲームは従来通りに遊べなくなります。

 またオフラインに対応したモードであっても、オンラインによって得られていたアイテムや装備、実績などが取得できなくなるなどの影響を受ける可能性はあります。

ソーシャルゲーム(オンラインサービス)全般の主な終了理由

 ソーシャルゲーム(オンラインサービス)が終了する主な理由は、以下の通りです。

・運営会社側への利益が少なく、継続が難しいと判断された
・事前登録者数の数や月間課金数など、会社の定めるノルマをクリアできなかった
・サービス継続に支障をきたす致命的なバグ(不具合)が見つかった・修正できなかった
・サービス自体の運営を他社に移管しようとしたができなかった
・会社自体が倒産してしまった

 それぞれ詳しく解説します。

運営会社側への利益が少なく、継続が難しいと判断された

 運営会社側への利益が少なく、サービスの継続が難しいと判断されると、サービスが終了する恐れがあります。利益が開発にかけたコストを上回らず、赤字となるためです。

 ソーシャルゲームの運営はゲーム会社なので、サービスを継続することでどの程度の利益が見込めるのか、赤字・黒字のどちらになるのかといった判断を常にしなければなりません。

 そのため、現ユーザー数が振るわないゲームタイトルや、今後赤字になる可能性が高いタイトルなどはサービス終了の候補として挙げられます。

 赤字でなくても、現在の利益が小さすぎる場合は人的コストを踏まえてサービス終了になるケースもあるため、運営側が得る利益の大きさはサービス存続を左右する大きな要因の1つです。

事前登録者数の数や月間課金数など、会社の定めるノルマをクリアできなかった

 ソーシャルゲームは、サービスを開始する前の事前登録キャンペーンや季節ごとのイベントなど、さまざまなキャンペーンが展開されるのが特徴です。

 その際、ユーザーの登録者数が思うように伸びなかったり、会社の定めるノルマに届かなかったりすると、このままサービスを継続しても利益が少ないままなのでは…と運営が判断し、サービス終了を決断することがあります。

 ただし、この場合はすぐにサービスが終了するわけではありません。大手のゲーム会社が開発したゲームであるほど、終了までの期間が長く設定されており、最低3ヶ月以上はサービスが継続すると考えて問題ありません。(ただしプロジェクト次第のため、絶対とは言えません)

サービス継続に支障をきたす致命的なバグ(不具合)が見つかった・修正できなかった

 サービスを継続するうえで、致命的なバグがあったりサーバー障害が起きたりした際に、修正が難しいと運営側が判断し、サービス終了に至ることもあります。比較的中小規模のゲーム会社で起こりやすいケースです。

 致命的なバグが発覚した場合、修正を依頼するには多額の費用がかかり、修正できなかった場合には、ユーザーが離れて利益の回収が見込めなくなります。修正できた場合でも、それによる支出が大きすぎると回収が難しいと判断されるでしょう。

 結果、バグや不具合を修正するのではなく、サービス終了という形で片づけてしまうことがあります。

 もちろん、本当に技術的に修正不可能な場合もあります。この場合は前任者が十分に引き継ぎを行わなかったため、問題がブラックボックス化してしまったというケースが考えられます。

 また、他社の権利侵害といった問題が発覚した場合もサービス終了に追い込まれる場合があります。開発内容を責任者が把握しきれておらず、サービスを開始した後でゲーム内のアイテムやシステムが他社のゲームの権利侵害に該当してしまうパターンです。

 穏便に解決できるケースもありますが、権利を侵害された企業側の判断によってはサービスを終了せざるを得なくなります。

サービス自体の運営を他社に移管しようとしたができなかった

 ソーシャルゲーム自体の運営を他社に移管しようとしてできなかった、という場合にもサービス終了になる恐れがあります。

 例えば、運営会社が会社の体制を変更する場合にサービスを移管することがありますが、自社で運営を継続できなかったり移管先の企業が見つからなかったりするとやむを得ずサービス終了になることがあります。

 移管できない原因は技術的な問題がほとんどですが、中にはここまでで何度もお話しした通り、ゲーム自体に利益が見込めないため、という可能性もあります。

会社自体が倒産してしまった

 ゲーム会社自体が経営破綻・倒産した場合も、サービスを継続できなくなります。結果として、ゲームのサービス終了につながります。

 これまでお話しした「赤字をなくすために戦略的にサービス終了する」わけではなく、会社として運営の継続が難しいとなったケースです。

 また、ゲーム会社によっては新規で開発しているゲームタイトルに力を入れたい場合に既存のゲームがサービス終了することもあります。ゲーム会社によっては人員のリソースが限られており、同時運営やサービスの継続が難しいためです。

 運営会社の都合でもサービスが終了することがあると認識しておきましょう。

ゲームのサービス終了発表時にユーザーが行うべき行動

 ゲームのサービス終了が発表された際、基本的にそれが撤回されることはありません。そのため、ゲームをプレイしているユーザー側は受け入れるしかありません。

 ただし、サービスが終了するまでの間にユーザーが取れる行動もあります。ユーザーが行うべき行動として挙げられるのは以下の通りです。

・続編タイトルなどがある場合はそちらに移行する
・著作権に抵触しない範囲でスクリーンショットや動画を思い出として残す
・ゲームを通してできた他の人とのつながりを大切にする

 それぞれの内容を詳しく解説します。

続編タイトルなどがある場合はそちらに移行する

 ある程度の人気を誇ったゲームタイトルの場合、続編のサービスが開始される場合があります。よくあるのが、続編がリリースされるため前作品のサービスが終了する、というケースです。

 この場合、続編タイトルがリリースされてから既存タイトルがサービス終了するまでにある程度の期間が設けられます。そのため、期間内にデータを移行したり続編タイトルの環境に慣れるためにプレイしたりすることが大切です。

 その後も人気を保ったゲームやアプリであれば、更なる続編やスピンオフ作品などが登場する可能性もあるため、前作の思い出を残したまま続編タイトルを楽しみましょう。

著作権に抵触しない範囲でスクリーンショットや動画を思い出として残す

 一度サービスが終了すると、オンラインモードで遊べなかったりゲーム自体がなくなったりします。そのため、サービス終了までの間に、スクリーンショットや動画を撮って思い出に残すのも1つの方法です。

 これまで使用してきた装備やキャラクターなどを記録に残し、思い出として楽しみましょう。FPSなどの対戦ゲームであれば、上手く動けた試合や実績などを記録に残して、後で見直してみるのもおすすめです。

 サービスが終了したとしても、プレイした思い出まで消えるわけではありません。サービス終了までの限られた時間で、コンテンツを思う存分楽しみましょう。

ゲームを通してできた他の人とのつながりを大事にする

 もし、ゲームを通してできた友人がいるなら、サービスが終了した後も引き続き交流を続けていきたいと思うものです。別のゲームを一緒にプレイしたり、思い出を話し合ったりなどサービス終了後も遊ぶ機会ができるかもしれません。

 例えば、FPSなどの対戦型ゲームの場合、1つのサービスが終了しても別のFPSゲームで誘われることは珍しくありません。チーム形式で戦うゲームであれば、1つのゲームでできた他人とのつながりはなかなか消えづらいものです。

 サービスが終了したらゲームを一緒にプレイする友人がいなくなるかも…と落ち込む必要はありません。類似のゲームや別の種類のゲームなどに誘いながら、これからのゲームライフを豊かなものにしましょう。

お気に入りのゲームがサービス終了にならないようにユーザーが心がけるべき行動

 そもそもお気に入りのゲームがサービス終了しないことが一番ですよね。

 そうならないために、ユーザーが心がけるべき行動として以下の2つがあります。

・SNSなどでゲームの楽しさを多くの人に教える
・運営会社にしっかりユーザーの声を届ける

SNSなどでゲームの楽しさを多くの人に教える

 TwitterなどのSNSをしている方は、プレイしているゲームの感想や楽しさなどを他の人に共有しましょう。知り合いや友人などに紹介したりゲームの感想をみて興味を持ったりした方が新規ユーザーになる可能性があります。

 もし、自分の発信がきっかけでユーザーが増えた場合、一緒にプレイする友達が増えて
プレーがさらに楽しくなります。加えて、ゲームシステムの中にユーザー紹介による特典があれば、紹介した側と新規で始めた人の両方にメリットがあるのも特徴です。

 ユーザーが増えれば運営側の利益が増えてサービスの継続につながります。ユーザー側はゲームの感想などを発信しながらコミュニティを盛り上げていきましょう。

運営会社にしっかりユーザーの声を届ける

 サービスを長く継続してもらうには、運営会社にユーザーの声を届けることも大切です。運営会社といってもアプリを管理しているのは人間なので、ユーザーからゲームの楽しさや感謝の声などが届くと運営側のモチベーション向上にもつながります。

 また、バグなどを発見した際にユーザー側から報告することも大切です。リリース当初はバグが見つかりやすい傾向にあるので、ユーザーと運営が互いに支え合いながら、コンテンツをより良いものにしていきましょう。

【まとめ】ゲームのサービス終了にはそれぞれの理由がある!

 ゲームのサービス終了は、利益が見込めなかったり、致命的なバグが生じたりなどさまざまな要因がきっかけで生じます。

 一度サービスが終了すると、続編タイトルがリリースされない限り同タイトルで遊ぶのは難しいです。お気に入りのゲームがサービス終了しないよう、ユーザー側も適切な行動を心がける必要があります。

 運営会社とユーザー側が互いに支え合って、ゲーム環境やゲームライフを豊かなものにしましょう。

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