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2023.06.13

ゲームのしすぎでスマホが熱い!スマホが熱を持つ原因・対処法

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 スマートフォン(以下スマホ)を長時間使用していて、本体が熱くなった経験はありませんか。スマホの熱は本体自体にさまざまな悪影響を及ぼし、最悪の場合、故障するリスクもあります。そのため、熱を感じたらすぐに対処する必要があります。

 今回は、スマホが熱くなってしまう原因や対象方法、冷却するアイテムを紹介します。スマホが熱くなった経験がある人やスマホを長持ちさせたい人は、ぜひ参考にしてください。

スマホが熱くなってしまう原因

 スマホが熱くなる原因には以下の4つが挙げられます。なかには普段の使い方が当てはまる人もいるかもしれません。スマホに負荷を与えないためにも、日頃の使い方を見直してみましょう。

スマホに負荷がかかるゲームやアプリを長時間利用する

 スマホゲームなど精細なグラフィックやアニメーションを多く使用するアプリを長時間使うと、スマホに負荷がかかります。スマホゲームだけでなく、動画撮影や高画質な動画の視聴もスマホの負荷を増やす原因の1つです。

 スマホに熱を感じたら一旦それらアプリの使用をやめ、スマホを休ませてあげましょう。使用中だけでなく、バックグラウンドで動作しているアプリも対象です。

充電しながらスマホを利用している

 ゲームやSNSなどスマホを触る時間が多い人は、スマホを充電しながら使用しているのではないでしょうか。スマホを充電する際は、エネルギーを熱として利用しているためバッテリが発熱します。その状態でスマホを使用するとさらに熱が加わり、温度が上がりすぎてしまいます。

 特に、充電しながらゲームや動画撮影、高画質の動画視聴を行うと、スマホへの負荷はさらに高まります。スマホの充電中は一旦利用をやめましょう。

暑い場所で利用している

 スマホの熱と外部環境の温度は密接に関係します。たとえば直射日光が当たる屋外など高温になる場所で利用していると、スマホがうまく放熱できずスマホ本体に熱がたまってしまいます。

 スマホを外で利用する際は直射日光を避け、なるべくカバンの中などの日陰に置いておくようにしましょう。車内のダッシュボードや、室内の窓際なども避けてください。

アプリやスマホ自体(バッテリ)の不具合

 スマホにインストールしているアプリに不具合が起きた場合も、発熱の可能性があります。そうした事態に備えて、アプリはこまめにアップデートすることが大切です。

 アプリだけでなく、スマホ本体に不具合が起きても発熱します。特に、バッテリが劣化すると充電の頻度が増えるため、スマホが熱を持つ回数が増えてしまいます。スマホ本体が原因で熱くなっている場合は、スマホの買い替えも検討しましょう。

スマホが熱くなってしまった際の対処法

 使用しているスマホが熱くなった場合、そのまま使い続けるとスマホが故障する原因にもつながります。スマホに熱を感じたら、以下の6つの対処法を実践してみましょう。

ゲームやアプリの利用を一旦やめて休憩する

 ゲームやアプリの使用中にスマホが熱くなった場合は、一旦スマホの利用をやめて休ませてあげましょう。ただし、ただやめるのではなく使用していたゲームやアプリは完全に終了させる必要があります。スマホのアプリの終了方法は以下のとおりです。

<iOSの場合(iPhone X以降)>
?ホーム画面で上にスワイプし使用中のアプリを表示させる
?終了するアプリを選択して上にスワイプする

<iOSの場合(iPhone 8以前)>
?ホームボタンを2回押して使用中のアプリを表示させる
?終了するアプリを選択して上にスワイプする

<Androidの場合>
?ホーム画面で上にスワイプして長押しする
?終了するアプリを選択して上にスワイプする

※バージョンによって方法が異なる場合があります。

 どのアプリが原因かわからない場合は、一旦すべてのアプリを終了させてみましょう。ただし、ゲームや編集データなどは消えてしまうため、保存してから終了させてください。

 ゲームやアプリだけでなく、スマホ本体のバックライトもスマホの温度を高める原因の1つです。アプリをすべて落としたあとは、バックライトの輝度もできるだけ下げましょう。バックライトの輝度の下げ方は以下のとおりです。

<iOSの場合>
?画面の右上から下にスワイプしてコントロールセンターを表示させる
?太陽マークをロングタップして好みの輝度にスライダーを調整する

<Androidの場合>
?ホーム画面から設定をタップしディスプレイを選択する
?明るさのレベルを選びスライダーを左右に調整する

※バージョンによって方法が異なる場合があります。

発熱がひどい場合は電源をオフにする

 アプリを終了させても熱が残る場合は、スマートフォンの電源をオフにしてみましょう。スマホの電源を切ることで、スマホ本体の発熱を抑えることができます。電源を切ることで本体のキャッシュもクリアさせるため、負荷のかかっていたアプリの動作を止める役割もあります。

スマホケースやカバーを外してみる

 スマホにケースやカバーがついていると、スマホ本体の放熱の妨げになる恐れがあります。スマホに熱を感じたら、ケースやカバーを外しスマホの熱を外に逃がしましょう。

充電しながら利用するのをやめる

 スマホの充電中に熱を感じた場合は、スマホの充電を一旦やめてください。充電しながら利用するのはもちろん、充電自体をやめることが大切です。なぜなら、充電中はバッテリも発熱するためどちらが原因の熱かわからないからです。バッテリが発熱している場合は、バッテリの買い替えも検討してください。

涼しい場所に移動する・風を当てる

 直射日光が当たる場所やストーブなどの暖房器具の近くにスマホを置いた場合、外部環境の温度が原因でスマホが発熱しているかもしれません。スマホのケースやカバーを外した状態で、風通しの良い涼しい場所に移動させましょう。

 涼しい場所で扇風機やうちわを使って風を送ると、さらにスマホを冷ますことができます。スマホにはさまざまな種類の冷却グッズもあるため、利用してみるのもおすすめです。

スマホ本体を冷蔵庫や水などで直接・急激に冷やすのはNG!

 スマホを冷やしたいからと言って、冷蔵庫に入れたり氷や保冷剤を使ったりするのはNGです。熱を持ったスマホを急に冷やすことで、スマホ本体の内部に結露が発生してしまいます。

 結露とは、空気中の水蒸気が温度差や湿度差で水滴に変わる現象のことです。夏に氷が入った飲み物を飲むと、グラスの表面に水滴が発生するのをイメージするとわかりやすいです。スマホの部品を水に濡らすと故障につながる恐れがあるので、内部の結露は避けるべきです。

アプリやスマホ本体のアップデートを適用してみる

 頻繁にスマホの熱を感じる場合は、アプリやスマホ本体をアップデートしてみましょう。アプリやシステムが不具合で発熱している場合、アップデートで発熱が収まる可能性があります。

 ただし、アップデートは負荷がかかるので、発熱している間は避けましょう。熱が冷めた段階で、発熱の防止策として取り入れてみてください。

アップデートが発熱につながる場合もあるので、事前に最新バージョンの評判を見ると安心!

 アップデートした新しいシステムやアプリに不具合があっても、発熱することがあります。そのリスクを避けるためにも、アップデートの前に最新バージョンのシステム・アプリの評判を見ることが大切です。発熱や不具合に関するレビューが書かれていれば、アップデートをするのをやめましょう。

 ただし、そのような不具合はすぐに直ることが多いため、こまめに評判を確認することが必要です。

頻繁に熱くなってしまう場合はスマホの買い替えを検討する

 スマホが頻繁に熱くなってしまう場合は、スマホの買い替えを検討しましょう。スマホの寿命が近づくと、不具合がなくてもスマホが発熱しやすくなります。スマホを買い換えることで、機能やスペックも新しくなり、対応するゲームやアプリの幅も広がります。

 まだ新しいスマートフォンをお使いの場合は、購入したメーカーやキャリアで修理を依頼することもできます。ただし、修理には費用と時間がかかり、一定期間はスマートフォンを使えない可能性もあるので注意が必要です。

スマホの熱対策(冷却)グッズ

 スマホを冷却するには、さまざまなグッズを活用することができます。ここからは、スマホの熱対策グッズを3つ紹介します。スマホの熱に不安を感じている人は、ぜひ活用してみてください。

シートタイプのスマホ冷却グッズ

 シートタイプのスマホ冷却グッズは、スマホ本体にシートを貼り付け冷却するアイテムです。スマホにつけておくタイプなので、常に熱の発生を抑えてくれます。ただし、スマホの見た目を損ねてしまうデメリットもあります。

<シートタイプのおすすめスマホ冷却グッズ>
https://trinity.jp/product/trshs/

 「スマートフォン冷却シート『スマ冷え』」は、発生した熱を吸収し冷やす蓄熱シートを使用しているため、スマホの不具合の原因となる30℃以上の熱を抑制する効果があります。薄さは約0.9mmと薄く、スマホの操作を邪魔せずケースと一緒に使用できるのが特徴です。スマホの温度を4.3度も下げてくれるため、高熱を発するゲームや動画視聴を頻繁にする人には特におすすめのアイテムです。

冷却材タイプのスマホ冷却グッズ

 専用の冷却剤も販売されています。スマホは通常の保冷剤の使用は厳禁ですが、専用の冷却材はスマホが熱くなったときにだけ効果を発揮し、冷却グッズ自体は冷たくないので結露の心配もありません。シートタイプと比べるとサイズが大きいので、普段使いではなくスマホが発熱したときにだけ使うのがおすすめです。

<冷却剤タイプのおすすめスマホ冷却グッズ>
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%BC-PCM-C32-150G-VPx2%EF%BC%8DW-RB2-%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E7%94%A8%E9%81%8E%E7%86%B1%E9%98%B2%E6%AD%A2%E4%BF%9D%E5%86%B7%E5%89%A4-PCM-PAC-C32-150g-2%E5%80%8B%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E9%99%90%E5%AE%9A%E3%81%8A%E3%81%BE%E3%81%91%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%892%E6%9E%9A%E4%BB%98/dp/B01KYTS2HE

 「スマホ用過熱防止保冷剤 PCM-PAC 」は、スマホの温度が32℃に達したときに中の塩化化合物が溶け、スマホを冷却します。冷房の効いた部屋や流水でリチャージすると使い回すことができ、環境にもお財布にも優しいアイテムです。30℃以下でなければ溶けないため、通常の保冷剤のように冷やしておく必要はありません。ラバーバンドがついているため、スマホに取り付けることができます。

クーラータイプのスマホ冷却グッズ

 クーラータイプのスマホ冷却グッズは、電気の力を使って熱を放出することができるアイテムです。3つのタイプの中では最も強力にスマホを冷やせますが、電源や電池が必要となるので要注意です。

スマホが熱いときは適切な対処法やグッズで冷やそう!

 スマホの冷却には、アプリを閉じる、涼しいところにおいておくといった方法が有効ですが、記事内で紹介したような冷却グッズも効果的です。冷却グッズは主に3つの種類があるため、使いやすいものを選びましょう。

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