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2023.07.31

「ゲームで目が悪くなる」は本当?視力低下の理由を紹介 予防法は?

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 「ゲームをしすぎると目が悪くなる」とよく聞きますが、その原因はゲーム自体にあるものなのでしょうか。

 視力低下の原因は何気ない日常生活のあらゆる場面に潜んでいます。視力を保つためには、ゲームをしているとき以外でも気を配る必要があります。

 今回は、視力が低下してしまう理由について詳しく解説します。目の健康を守るための正しい知識を身につけてゲームを適切に楽しみましょう!

【結論】視力が低下する理由は「近くで見続けること」

 結論から述べると、「ゲームは目に悪い」という認識は誤りで、科学的根拠はありません。視力が低下する原因は「物を近くで見続けること」にあり、ゲームはそのような状況をつくるきっかけにすぎないからです。

 ディスプレイが発するブルーライトが目に悪影響を及ぼすと言われますが、これも視力低下の直接的な原因にはならないと考えられています。ただし、就寝時間ぎりぎりまでブルーライトを浴び続けると体内時計に作用して体が「今は昼」と認識してしまい、睡眠を促す体内物質、メラトニンの分泌が抑制され、入眠しにくくなるという弊害があるのは事実です。

 つまりゲームをやる時間・やらない時間のルールを決めて適切にプレイすることがとても重要なのです。

スマートフォンなどに限らず、何でも近くで見続けると視力が低下する

 ゲームがきっかけで視力が低下する原因は、物を近くで見続けるという状況にあります。ゲームをする習慣がまったくなくても視力が低い人は多いです。つまりスマートフォンやTV、PCでのゲームプレーに限らず、読書や勉強のしすぎでも、物を近距離で見続けることが視力低下につながっているのです。

 事前にルールを決めて適切な休憩をとり、ゲーム中にも目を休める習慣をつければ視力低下を防ぐことができます。目の疲れ、いわゆる疲れ目などの自覚症状がない場合でも、ゲームを1時間プレイするごとに10?15分の小休止をはさむのが理想的です。ゲームやTVに限らず、読書や勉強をするときにも目を休める時間をとりましょう。

目に負担をかけないためのポイント

 目の疲れに常に気を配って、時には適切なケアを行うことで、目の健康を守ることができます。ここからは日常生活の中で目に負担をかけないようにし、視力低下を防ぐためにできることを解説していきます。

定期的に休憩を挟んで遠くのものを見る

 定期的な休憩は、目の負担を減らすのにはもっとも効果的だと言われています。休憩時には、近くのものを見続けていた状態をリセットするような感覚で、遠くのものを見ることを意識しましょう。

 近くを見続ける状況に目が慣れ、たまに遠くのものを見ようとした際のピント調節がしにくくなってしまう状態が近視です。近視が進行してしまう前に遠くを見る時間も確保し、目のピント機能を正常に戻しましょう。

目薬を使う習慣をつける

 目の疲れに対するケアとしては目薬も有効です。ゲームを終了した後などに目薬を使う習慣をつけましょう。目薬は目にうるおいを補給するだけではなく、製品によってさまざまな効能があります。

 ただし、目の充血を抑える効果がある目薬には血管収縮剤が入っています。特に充血していない不必要な状況で使いすぎると目の血行が悪くなるおそれがあります。清涼感が強いものも目の状態によっては悪い刺激となるため、市販品を購入する際は作用があまり強くなく、刺激の少ないものを選ぶのが無難です。目の状態に合わせて使い分けられるよう、異なる効能がある目薬を複数用意しておくのもよいでしょう。

 なお目の疲れやかゆみ、かすみ、ドライアイなど具体的な悩みがある場合は眼科医に相談し、自分に合った目薬を処方してもらいましょう。

 目薬の使用期限も目の健康を守るためには強く意識したい部分です。パッケージに記載されている使用期限は開封前のものなので、一度使ったあとは急速に劣化が進みます。開封後に使える期間の目安は防腐剤無添加のものなら約10日、防腐剤が含まれている病院処方薬は約1ヶ月、市販品は約3ヶ月ほどです。


 期限を過ぎたものは使用しても本来の効能が得られないうえ、雑菌が繁殖し不衛生な可能性もあります。使いきれなかった分を捨てるのはもったいないと思うかもしれませんが、そこは割り切りましょう。

疲れを感じたら目を温めて血行を改善する

 疲れ目には、目や目元を温めるのも非常に効果的です。目を温めると血行の促進や、筋肉をほぐすような作用が働くと言われています。

 手軽なのは、濡れタオルを電子レンジでほどよく加熱し目に当てる方法です。さらに効果を高めたいなら、装着するだけで目や目元の緊張をほぐしてくれるアイマッサージャーや、目を温めることに特化したアイウォーマーという専用の製品を使うと良いでしょう。

充血しているときは目を冷やす

 眼精疲労やドライアイには目を温めることが有効ですが、充血症状があるとき、目に熱を感じるときなどには逆に目を冷やすようにしてください。

 目の充血は、周辺の血管がふくらんで血行がよくなりすぎている状態です。布に包んだ保冷剤や冷たい濡れタオルを当てて、興奮状態にある目を休めましょう。

【まとめ】ゲームをプレーする時は、適度な休憩取りながら目を休めよう!

 視力を守るためにすぐにできるのは、ゲームを1時間プレイするごとに10?15分程度の適度な休憩をとること。さらに目の状態に合った目薬を活用する、目を温める・冷やすといった対策も取りながら目を休ませて、負担を和らげましょう。時間にメリハリをつけ、目の健康に配慮しながらゲームを楽しみましょう!

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