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2025.01.03

【2024年最新版】モニターアームの選び方とは?おすすめ商品もあわせて紹介

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 近年、PC周辺機器を扱うメーカーが多数のモニターアームを発売しています。モニターアームを上手に使うとデスク周りのスペースを有効に使えるようになったり、作業効率改善にもつながったりするので「どんなタイプがあるか知りたい」、「選定の基準はなんだろう」と思っている人も多いことでしょう。

 今回は、モニターアームのメリットや選び方を解説したうえで、おすすめ商品を価格帯別に紹介します。ぜひモニターアームを検討する際の参考にしてください。

デスクのイメージ

モニターアームとは

 モニターアームとは、その名の通りPCなどのモニターを固定するための器具です。PC用のモニターには専用のスタンドが装着された状態で販売されているものが多いですが、スタンドを外してモニターアームを装着すると、デスク周りのスペースを有効に使える作業効率改善など、さまざまな恩恵が得られます。

 モニターアームを使用するメリットは複数あるので、次の項目で詳しく解説します。

モニターアームを使うメリット

 モニターをモニターアームで固定するとさまざまな利点がありますが、ここでは特に四つのメリットを紹介します。

卓上(デスク)のスペースを広く使える

 モニターアームは机の端に挟んで固定したり、壁に取り付けたりして設置します。これによって従来のようにモニターの真下にスタンドがなくてもモニターを立たせることができます。すると卓上のスペースを広く使えるようになるので、作業効率が上がることが期待できます。

 また、広くなったスペースに、スピーカーなどのPC周辺アイテムを置けます。観葉植物や小物などを置いて癒されたいという人にもおすすめです。

自分が見やすいように細かく調整して設置できる

 モニターアームには多関節のタイプや高さ調整の幅が広いタイプなど、モニターの位置調整機能があるものが多数販売されています。

 モニターアームを使わなくても高さや角度の調整ができるモニターはありますが、調整幅の広さでモニターアームに勝るものはほとんどありません。そのため、商品選択や使い方によってモニター高さや角度などを調整しやすくなり、身体に負荷がかからず疲れにくい作業環境を実現できます。

2台設置や縦型設置などが容易にできる

 モニターアームの中には、アームが複数あるタイプも存在します。そのため製品によっては、デュアルモニター(1台のPCに対してモニターが複数ある状態)化に対応できます。

 また、モニターアームによってはモニターを縦型にして設置できるタイプもあります。モニターを縦型設置すると、Web閲覧時に縦方向へのスクロール回数を少なくできるほか、縦長の書類も見やすくなるため便利です。

デスク周りをスタイリッシュに見せられる

 モニターアームを使うと、デスク周辺がスッキリして、スタイリッシュに見えます。外観が整理整頓されていると気持ちよくPC作業に集中でき、周りからも好印象が得られます。

自分に合ったモニターアームの選び方

デスクに手を置くイメージ


 ひとくちに「モニターアーム」といっても、複数のメーカーからさまざまなタイプが発売されていることに加え、価格帯やそれぞれの特徴もあるので、選択を迷います。そこでこの項目では、自分に合ったモニターアームの選び方を解説しますので、商品選択の際に参考にしてください。

設置方法が自分の環境に合っているか

 モニターアームの設置方法には、クランプ式やグロメット式、ポール式や壁掛け式のほかスタンド式などがあります。

 クランプ式はデスクの天板などに挟み込んで固定するタイプです。挟める場所さえあれば、簡単に位置調整ができます。工具や穴あけも不要なので、誰でも設置できるメリットがあります。

 購入にあたっては、デスクの天板がクランプ可能な形状であること、クランプ可能な厚みであることを事前に確認しましょう。

 グロメット式はデスクの天板など固定場所に穴をあけてネジで固定するタイプです。重いモニターを設置する際やデュアルモニター化して全体が重くなる場合にも安心感があるのが特徴です。地震などでデスクが揺れてもモニターが転倒しにくいメリットがあります。

 ただし、取り付け場所に穴をあける必要があるので、加工工具を使用する作業が発生します、そもそも加工してよい場所でなければ使えません。また、頻繁に移動したい場合には不向きです。

 ポール式は、もともとある支柱にモニターを固定するタイプです。デスクの形状や素材に依存しないので、クランプ式やグロメット式が適用できないケース、利用できるポールがあるときに有効です。ポールが円柱でも角形でも取り付け可能ですが、挟み込める支柱の寸法に制限があるので、事前に支柱の寸法と商品の許容取り付け寸法を確認してから購入しましょう。

 壁掛け式は名称の通り壁に固定するタイプです。デスクや支柱がない場所でも設置でき、モニターの下にスタンドがないので、デスク周りがスッキリします。購入にあたっては、壁への穴あけが可能かどうか、壁自体の耐荷重があるかなどを確認する必要があります。また、頻繁に移動したいケースにはおすすめしません。

 スタンド式はモニターとモニターアームの取り付けは必要ですが、置くだけなので設置するにあたり作業することはありません。またいつでも移動できるので、気軽に取り付けられるのもメリットです。

 ただし、デスクや壁に固定しているわけではないので、地震などの揺れや何かをぶつけた時などに転倒する可能性はあります。

使っているモニターの重さに対応しているか

 モニターアームは、耐えられる荷重に制限があります。耐荷重を超える重さのモニターで使用すると、モニターアームが荷重に耐えられず、関節部が破損する可能性があり、落下や転倒でモニターがダメージを受けるリスクもあります。さらに、使用者がケガをすることも考えられるので、必ず耐荷重は守りましょう。

使いたいモニター数に対応しているか

 モニターアームの中には、アームが複数ある商品が存在します。デュアルモニター環境(複数のモニターを使用すること)を考えているのであれば、使いたいモニター数に対応するモニターアームを選びましょう。

使っているモニターとモニターアームがVESA規格に対応しているか

 VESA規格とは、モニターアームやスタンドを取り付けるためのネジ穴の寸法や数に関する規格です。VESA規格対応のモニターであれば、VESA規格対応のモニターアームが取り付けやすいので、商品選定時にぜひ確認しましょう。

 なお、VESA規格にはネジ穴の間隔が75×75mmや100×100mmなど複数の種類があるので、VESA規格に対応していることだけでなく、取り付け穴の寸法も要チェックです。

自分の見やすい角度に調整できるか(可動領域は十分か)

 モニターアームは、商品ごとに高さや角度などの可動領域が異なります。そのため、購入するまえに、モニターを設置したい位置や角度を考えながら、選んでみましょう。

 また、実際に設置してみると使用感が想定と異なる可能性もあるので、可動領域に余裕がある商品を選ぶのが安全です。

【2024年最新】価格帯別おすすめのモニターアーム

デュアルモニターのデスクのイメージ

 この項目では、2024年12月現在でおすすめのモニターアームを価格帯ごとに紹介します。

【コスパ重視】3000円以下で買えるモニターアーム

・商品名:キングジム モニターアーム ARM110 
・参考価格(2024年12月時点):3000円 
・公式商品URL:https://www.kingjim.co.jp/sp/monitorarm/

・概要:クランプ式、縦方向1軸、横方向2軸の可動が可能、耐荷重10kg。構造がシンプルで安価な価格設定が魅力です。

・商品名:アイリスオーヤマ ディスプレイアーム LUCA DA-1040 
・想定価格(2024年12月時点):2556円 
・公式商品URL:https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=H517696

・概要:クランプ式、上下傾斜範囲±30°、左右傾斜範囲±90°、耐荷重8kg。モニターの向きや角度調整で疲労軽減、スペース有効活用が可能です。

【質と価格の両立】5000円前後で買えるモニターアーム

・商品名:アイリスオーヤマ ディスプレイアーム LUCA DA-5065
・参考価格(2024年8月時点):4664円
・公式商品URL:https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=H517698

・概要:クランプ式、上下傾斜範囲±35°、左右傾斜範囲±90°、耐荷重8kg。上下可動域31cm、前後可動域41.5cmと上下前後の調整域が広いのが特徴です。

・商品名:グリーンハウス 液晶ディスプレイアーム3画面 クランプ式&グロメット式 GH-AMCJ01 
・参考価格(2024年12月時点):5030円 
・公式商品URL:https://www.green-house.co.jp/products/gh-amcj01/

・概要:クランプ式とグロメット式に対応、耐荷重8kg。モニター3面設置が可能、ロングアーム5軸で調整域も広いです。

【質重視】7000円以上のおすすめモニターアーム

・商品名:グリーンハウス メカニカルスプリング式 ゲーミングモニターアーム GH-GAMB1-WH 

・参考価格(2024年12月時点):1万1096円 
・公式商品URL:https://www.green-house.co.jp/products/gh-gamb1/ 

・概要:クランプ式とグロメット式に対応、耐荷重2~9kg(2kg未満のモニターは取り付け不可) 。20種類のパターンで光る機能があり、モニターケーブルをまとめられるケーブルガイド付きで、3年間保証も魅力です。

・商品名:サンワサプライ 高耐荷重支柱取付けモニターアーム CR-LA358 
・参考価格(2024年12月時点):8809円 
・公式商品URL:https://www.sanwa.co.jp/product/syohin?code=CR-LA358

・概要:支柱取付け型、画面回転360°、左右スウィング210°、画面左右可動180°、画面上下可動180°、耐荷重15kg。34型モニターまで対応する高耐荷重タイプで、揺動範囲が広く、取り付けに必要な工具が付属します。 

【まとめ】モニターアームはポイントを押さえて後悔のないように選ぼう!

 モニターアームを使用すると、モニターの位置を自由に決められ、角度調整域が増えればPC作業も楽になります。またデスク周りにスペースが生まれ、広く使えるようになり、タイプによってはデュアルモニター環境もつくれるなどメリットが豊富です。

 モニターアームを提供しているメーカーは複数あり、用途や価格もさまざまなので、目的に合ったモニターアームを選択して、PC作業の効率改善や疲労軽減をして、快適性を高めましょう

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