解説

2025.04.22

【FPS】無料でプレー可能な人気FPSタイトルを紹介! eスポーツ向け

記事をシェア
エックス
フェイスブック
ライン

 eスポーツの競技種目として“FPS”は高い人気を獲得し続けているジャンルです。しかしひとくちにFPSと言っても、ゲーム性や魅力はさまざまなので、どれをプレーするか迷っている」という人も多いのではないでしょうか?

銃を持つ軍人のイメージ


 そこで今回は、現在のeスポーツシーンで人気があるFPSタイトル7選を紹介し、それぞれの特徴やプレーヤー人口なども解説します。ぜひ本記事を参考にして、プレーしたいFPSタイトルを見つけてください。

無料で遊べる!基本プレイ無料の人気FPSタイトル

ヘッドセットをしてPCを操作する男性


 基本プレイ無料で遊べる人気のFPSタイトル7選を紹介します。!なお、本記事で紹介するゲームはいずれも一部アイテムなどにおいて別途課金が必要となる点に注意してください。

エーペックスレジェンズ(Apex Legends)

エーペックスレジェンズ(Apex Legends)のキーアート


 それぞれ独自の特殊能力を持つレジェンド(キャラクター)を操作し、SF世界で銃撃戦を繰り広げるバトルロイヤルFPSです。

 現在のeスポーツシーンで絶大な人気を得ているタイトルの一つであり、リリースから6年が経過した2025年現在も多くのユーザーがプレイしています。Steamの発表によれば、2023年2月に平均プレイヤー人口が255,000人に達しており、この時点がピークとなっています。その後プレイヤー人口は減少傾向ですが、2024年8月時点で120,000人の平均プレイヤー人口が記録されているので、いまだに人気タイトルであることは間違いありません。

 公式大会の人気や熱狂もまだまだ健在で、2025年1月29日から2月2日まで札幌ドームで行われた「ALGS Year 4 Championship」では、各国から40ものチームが参戦、賞金総額は3億円と報告されています。

リリース日 2019年2月4日
対応プラットフォーム Windows、Xbox One、Xbox Series X/S、Playstation 4
Playstation 5、Nintendo Switch
対象年齢区分 CERO:D(17歳以上対象)
課金要素 ・追加コンテンツパック
・ゲーム内通貨

PUBG: BATTLEGROUNDS

PUBG: BATTLEGROUNDSのキーアート


 PUBG: BATTLEGROUNDSは韓国のKRAFTONが開発し、PUBG Studios(KRAFTONの子会社)がリリースしている バトルロイヤルゲームです。

 無人島に降り立った100人の中で最後の一人を目指してアイテムを集め、戦います。中でも、武器の多様さや立ち回りの面白さがPUBGの大きな魅力です。

 PUBGはSteamで6年間連続して「最もプレーされたゲーム」と「売上上位ゲーム」に輝いた実績をもっています 。また、Steamでのリリース直後に同時接続者数が325万人を超えて歴代最高数を記録した こともあり、バトルロイヤルゲームの代表的タイトルと言われるほどの世界的ヒットタイトルです。さらに、2023年2月時点で累計登録アカウント数が1億8,000万人を超え、総プレー時間が217億9,264万時間に達する など、年数を経ても世界中で愛されていることがわかります。

 2021年まではソフトを購入してプレーするスタイルでしたが、2022年1月から基本無料でプレイできる形に変更されています。

リリース日 2017年3月27日
対応プラットフォーム Windows、Xbox One、Xbox Series X/S
Playstation 4、Nintendo Switch
対象年齢区分 CERO:D(17歳以上対象)
課金要素 ・ランクマッチ
・カスタムマッチメイク
・キャリア>メタルタブ利用
・マッチ報酬である生存マスタリーXP:追加支給(+100%)

Counter-Strike 2(カウンターストライク2)

Counter-Strike 2(カウンターストライク2)のキーアート


 テロリストチームとテロ対策チームの戦いを描いた、チーム対戦型のタイトルです。もともとは、Counter-Strike: Global Offensiveとして2012年のリリース以来、長きにわたって世界中のプレイヤーに愛されて来ました。2023年9月28日には大型アップデートが実施され、タイトル名が変更されたほか、コンテンツが大きく進化しました。近年ではeスポーツ競技として大きな発展を遂げています。

 同タイトルはリリースから10年以上を過ぎた2023年4月に、同時接続数でカウンターストライクシリーズ歴代最高の181万人超えを果たしています。このようにリリースから長い時を経てもユーザーを獲得し続けているのは、ゲームとしての面白さがあるのはもちろんですが、eスポーツとしての盛り上がりも大きな要因となっています。

リリース日 2012年8月21日
対応プラットフォーム Windows、Mac、Linux、Playstation 3、Xbox 360
対象年齢区分 CERO:D(17歳以上対象)
課金要素 ・追加コンテンツパック
・アップグレードステータス

フォートナイト バリスティック

フォートナイト バリスティックのキーアート


 フォートナイト バリスティックは、Epic Gamesが開発、リリースしているタクティカルFPSです。従来のフォートナイトはTPSでしたが、バリスティックではFPSになっていますし、5VS5での対戦も今までにはないものでした。建築や採掘といった要素はなく、純粋なFPSを楽しむことができます。

 基本的なルールは、一般的な爆弾設置型。マッチ開始時にアタッカーとディフェンダーに振り分けられ、ラウンドごとのバトルを楽しむスタイルです。戦略や戦術、チームプレーが重要になり、銃器やガジェットの選択も勝敗を分けます。

 ランクモードと非ランクモードがあるので、緊張感をもって戦いたい人も、気軽にプレーしたい人も楽しめます。なお、現在は早期アクセスの段階であるため、製品版になった際は有料になる可能性もあります。

リリース日 2024年12月11日
対応プラットフォーム Windows、Xbox One、Xbox Series X/S、Playstation 4
Playstation 5、Android、iOS、Nintendo Switch
対象年齢区分 IARC12+(12歳以上対象)
課金要素 なし

ヴァロラント(VALORANT)

ヴァロラント(VALORANT)のキーアート


 2020年のリリース当初から多くのプレイヤーの注目を集め、eスポーツとして大きな盛り上がりを見せている人気タイトルです。近未来の地球を舞台に、独自の能力を持ったエージェント(キャラクター)を操作して5対5のチームマッチを行います。

 リリースから4年が経過した2024年でも1カ月で2,300万人以上のアクティブプレイヤーがおり、リリース直後の2021年より2022年の方が、プレーヤー数が400万人も増えています。2022年には「VCT 2022: Stage 2 Masters - Copenhagen」という公式eスポーツ大会も開催され、以降、コミュニティの熱量も非常に高いことが特徴です。

 ヴァロラントはeスポーツの種目としても頻繁に選出されており、日本の高校生向けeスポーツ大会であるNESEF JAPAN全国高校eスポーツ選手権やSTAGE:0でも、近年競技種目として取り入れられています。

リリース日 2020年6月2日
対応プラットフォーム Windows、Xbox Series X/S、PlayStation 5
対象年齢区分 PEGI:16(16歳以上対象)
課金要素 ・ゲーム内通貨

オーバーウォッチ2(Overwatch 2)

オーバーウォッチ2(Overwatch 2)のキーアート


 オーバーウォッチ2(Overwatch 2)は、ブリザード・エンターテイメントが開発、リリースしているヒーローシューターゲーム。ヒーローの特性を生かした戦いや5対5のチーム戦がオーバーウォッチ2の大きな魅力です。前作オーバーウォッチでは6対6の対戦が基本でしたが、チーム人数が一人減ったことで戦況の変化が起こりやすくなっており、劣勢からの逆転がしやすくなったとも言えます。

 eスポーツ種目としての盛り上がりも根強く、2024年に開催されたeスポーツワールドカップのオーバーウォッチ2部門で、準決勝の視聴者数が10万人を超えたという報告も入っています。また、リリースから2024年夏までの月平均アクティブユーザー数は2,400万人超と報告されており、アクティブユーザーの数が安定しているゲームとしても知られています。

リリース日 2022年10月5日
対応プラットフォーム Windows、Xbox One、Xbox Series X/S
PlayStation 4、PlayStation 5、Nintendo Switch
対象年齢区分 IARC 12+(12歳以上対象)
課金要素 ・バトルパス
・スキン
・ゲーム内通貨 など

THE FINALS

THE FINALSのキーアート


 THE FINALSは、ネクソンとEmbark Studiosが開発したFPS です。対戦相手との直接的なバトルもありますが、相手が保管している現金を奪取してキャッシュアウト(入金)を重ね、規定額がたまれば勝利 、というゲーム性で人気を獲得しています。壁や床などの環境物を破壊できるというのも特徴で、より戦略的な立ち回りが求められるタイトルです。

 リリースからわずか数週間で累計プレーヤー数が1,000万人を突破 しており、eスポーツの種目としても人気を博しています。

リリース日 2023年12月8日
対応プラットフォーム Windows、Xbox One、Xbox Series X/S
PlayStation 4、PlayStation 5
対象年齢区分 IARC 12+(12歳以上対象)
課金要素 ・プレミアムパス
・スキン
・エモート など

「基本プレー無料」は課金要素がある!課金とは上手に付き合おう

PCとスマートフォンの隣にクレジットカードが並んでいるイメージ


 「基本プレー無料」と記載されているゲームといってもには、ゲームの開発を続けるためには資金の回収が必要になります。そのため、無料でプレーできる部分のほかに必ず何らかの課金要素があります。「基本的なプレーは無料だから」、という考えで始めても、熱が入ってくればおのずと課金をしたくなる場面もあるでしょう。ゲーム会社も利益を上げなければ従業員に給料が払えませんし、会社も維持できないので、課金に導くのも当然の行為ですから、その点は資本主義社会の仕組みとして踏まえておきましょう。

 特に未成年であれば、使える金額は多くないでしょうから、課金について必ず保護者に相談をした上で、所持金と向き合いながら無理のない額に留めることを徹底してください。また、社会人であれば働いている人が多く、自由に使えるお金もあるでしょうが、勢いで過度な課金をしてしまうようなことは避けましょう。

 なお、本記事で紹介したタイトルは、課金によってキャラクターの性能が著しく強化されたり、試合を有利に進められたりする、いわゆるPay to Win(課金するほど勝利できるゲーム)の要素が薄いものばかりを選んでいます。また、最初は使用できないキャラクターもほとんどの場合はプレーを続けるうちにアンロックできるので、課金をしなくても十分に楽しめることを理解してゲームを始めましょう。

 基本プレー無料のゲームは、ほとんどのユーザーは課金せず一部のプレイヤーが課金することによって運営が成り立っています。これは開発側や運営側も分かっていることなので、課金をしながら楽しむユーザーも、課金をせずにプレーを続けるユーザーも悪ではありません。その点を踏まえて、どちらのスタンスを取る人も批判せず、上手に付き合うことがゲーム空間をより楽しいものにします。

まとめ

銃のイメージ


 誰でも無料でプレーできる人気のFPSタイトル7選を紹介しました。「基本プレー無料」とされているゲームは、いずれも一部のユーザーの課金を資金源として運営を行っています。

 全く課金をせずに楽しむことも、適度に課金をしながら楽しむこともできるので、自分に合ったスタイルでeスポーツを楽しんでくださいね。

関連記事

【スマートフォン対応FPS・TPS】「荒野行動」や「PUBG」だけじゃない!おすすめのタイトルを紹介

「PvP」と「PvE」の違いとは?代表的なタイトルも紹介

「タワーディフェンス」系ゲームとは?人気のタイトルも紹介

部活紹介

おすすめ関連記事

spring2025 eスポーツ部の活動日誌

新着記事

ゲーミングデバイス情報

   spring2025

ゲーミングデバイス情報

新製品 レビュー 部活紹介 eスポーツ部の活動日誌