デバイス情報
2022.09.29
オールインワンVRヘッドセット「PICO 4」予約開始、300g未満と軽量で4万9000円から
- ゲーミングデバイス
VRデバイスを手掛けるPICOが、次世代のオールインワンVRヘッドセット「PICO 4」を発表しました。9月29日から予約を受け付け、10月7日に販売を開始します。価格は128GBが4万9000円、256GBが5万9400円です。
PICO 4の特徴は、高解像度なディスプレイ、高いグラフィックス処理性能、それでいて軽量なボディです。
9月29日に渋谷・ヒカリエで開催された発表会で、PICO Technology Japanの小山マックスHead of Sales & Marketingは、「快適で明瞭で、リアリティのあるバーチャルリアリティをより多くの人に届けることがPICOの理念」と話し、PICO 4がさまざまなユーザーに新しいVR体験を提供できることを強調しました。
4K以上の映像を表現できる1200PPIのディスプレイは、90Hzのリフレッシュレートに対応。Snapdragon XR2チップセットとの組み合わせにより、高精細でなめらかな映像表現を可能にしています。
フレームの周囲に四つのSLAMカメラを配置することで、高精度のトラッキングと周辺環境のマッピングを実現。ユーザーがあらかじめ設定した範囲の外に出ると警告を発するなど、安心して仮想世界に没入できる環境を整えています。
本体の重さは295gと同社のVRヘッドセット史上、最軽量を実現。「パンケーキレンズ」に小型かつ軽量なレンズを採用することで、きょう体の厚みを最薄部で35.8mmに抑えました。
装着時の快適さを向上させるため、ホイールで調節可能なストラップを標準で付属。前面のクッションの裏地には吸汗速乾の独自素材SuperSkinを使用し、長時間使用してもべた付きを抑えます。後部の接触部にはPUレザーを採用し、快適性と操作性を両立しました。
最大3時間のゲームプレーが可能な大容量バッテリと高水準の急速充電機能を備えるほか、低ブルーライト設計やカウンターウエイト設計により、目や体への負担を抑えながら長時間プレーが可能。コントローラーには人間工学に基づき、握りやすい工夫を施しています。このほか、将来的にはJiNSで眼鏡用の専用アタッチメントを発売できる予定です。
発表会では、タレントの峰岸みなみさんがPICO 4のアンバサダーとして登場。「新婚ですが、夫とは活動現場が離れているので一緒に過ごすことが難しいです。でも、PICO 4なら二人の時間も共有できそうです」と近況について話し、「VRの視聴体験はすでにすごいので、現場のにおいなど、嗅覚に刺激のあるVRゴーグルも楽しみです」とVR市場に期待しました。
PICO 4でビーチバレーを体験した峰岸みなみさんは、ステージ上でハイッ!ハイッ!という掛け声とともに激しく動き回り楽しんでいました。「360度の世界に入り込めて、隙間から現実が入ってこないのがすごくいいです。思い切り動いても違和感はありませんでした。なかなか外に出られない時でも気分転換になると思います。想像以上に楽しかったです。別居生活の寂しさを解消させるアイテムとして活用できると思いました」と感想を述べました。
新製品の発売にあわせて、期間限定のキャンペーンが実施されます。期間中に指定販売店でPICO 4を購入し、アカウント登録とPICOストアでのログインを完了したユーザーに、ゲームタイトル3本(9188円相当)をプレゼントします。
コンテンツは、PICO Storeを通じて、ゲーム、フィットネス、ビデオ、ソーシャルなど、さまざまなカテゴリーのコンテンツにアクセスすることができます。「Peaky Blinders: The King’s Ransom」「Ultimechs」「The Walking Dead: Saint & Sinners - Chapter 2: Retribution」などの人気タイトルを取り揃えるほか、日本発のVRまほうアクションRPG「RUINSMAGUS?ルインズメイガス?」や、VRアクションアドベンチャーゲーム「オノゴロ物語?The Tale of Onogoro?」といったタイトルも随時登場します。
コンテンツ面ではゲームなどに加えてUUUMとの長期パートナーシップ契約を結びました。コンセプトは、「あなたの推しは、PICOの中にいる。」。動画、SNSで活躍するインフルエンサーが、PICOの中で目の前に現れるコンテンツです。リリースの時期は未定ですが、今後も第二、第三とコンテンツを展開していく予定です。
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