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ゲーム実況で収益化する3つの方法!注意点やプラットフォーム別の条件も解説

 

 近年、ゲーム実況を仕事とする著名な実況者が増えてきています。“ゲーム実況者として有名になる=稼げる”というイメージも広まっていますが、どうすればゲーム実況を収益化できるのかご存じでしょうか?

 今回は、ゲーム実況の活動を収益化する3つの方法について解説します。収益化に関して必ず事前に知っておきたい注意点や、各配信プラットフォームでの収益化の条件なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

ゲーム実況を収益化する3つの方法

 ゲーム実況者としての活動によって収益を得る手段は、大きく分けて3つあります。

1.投稿動画の再生回数に応じた収益

 動画配信プラットフォームの多くには投稿した動画の再生回数に応じて収益が得られる機能がついており、この機能はゲーム実況による収入の要と言えます。

 YouTubeの「YouTubeパートナープログラム」や、ニコニコ動画の「クリエイター奨励プログラム」の一部基準などがこれにあたり、規定の再生数や1再生あたりの単価によって収益が決まります。

2.ライブ配信の投げ銭による収益

 ライブ配信であれば、配信中に視聴者が配信者へ有料アイテムを贈る、いわゆる「投げ銭」による収益も、ライブ配信をメインで活動している方にとっては非常に大きなものです。配信に対する反応とともに収入を得られるのでモチベーションにもつながるでしょう。

 YouTubeLiveの「スーパーチャット」、ニコニコ生放送の「ギフト」などの機能がこれにあたります。

3.企業からの動画作成依頼に関する収益

 一部の企業は自社の商品やサービスを配信者によって紹介してもらうことでユーザーを増やしたいと考える場合があります。これらのようなPRなどを目的とした動画作成を依頼されるケースは「企業案件」と呼ばれ、再生回数に応じた収益とは別に依頼料が得られます。

 ただし、このような案件の依頼は知名度や影響力が十分にあるチャンネルにしか来ません。最初から企業案件による収益を当てにするのではなく、活動を続けていく過程で場合によって依頼が来る可能性がある程度に考えておきましょう。

ゲーム実況を収益化する際の注意点

 ゲーム実況による収益を得るにあたって、事前に理解しておきたい5つの注意点について解説しておきます。

1.収益化するのは簡単ではない

 ほとんどのプラットフォームにおいて、コンテンツを収益化するためにはある一定の基準を満たさなければなりません。登録者数、動画の再生回数、総再生時間などの基準を満たし、収益化が可能になったとしても最初の収益はお小遣い程度である場合がほとんど。

 例えば、YouTubeにおける収益化の基準と言われている”チャンネル登録者数1,000人”を超えているチャンネルは、全体の10%未満とも言われています。また、1再生あたりの収益単位は0.05円~0.1円と言われており、仮に再生単価を0.1円だとして、10万再生を達成しても1万円にしかならないのです。

 多くの収益をあげてゲーム実況を仕事として成立させるためには、とても高いハードルを越えていく必要があるため、決して簡単な道のりではありません。諦めずに継続しつつ、実生活での収入源も確保して活動することも考えましょう。

2.たとえ一度収益化できたとしても維持が難しい

 コンテンツによる収益は主に再生回数に依存するため、一度収益化できたとしても常にお金が入り続けるわけではありません。

 既存の視聴者が離れないように、飽きられないように定期的に動画を投稿しつつ、新たな視聴者をつかむために新しい要素を積極的に取り入れていく必要があります。

3.突然収益化が無効になることもある

 動画や配信のコンセプトによっては各プラットフォームの運営方針により、一度開始した収益化が突然無効にされる可能性があることにも注意しましょう。

 特にその対象となりやすいのが、盗作や性的・過激なコンテンツ。例えばYouTubeでは、投稿した動画が「再利用されたコンテンツ」と判断されると収益化が無効にされる例が見られます。近年は、有名配信者のライブ配信アーカイブから一部のエピソードを切り抜き、再編集して投稿する切り抜き動画の投稿が盛んになっていますが、十分な編集が施されていなければ他人の動画のコピーとみなされてしまうかもしれません。

 また、過激な発言などのマナー違反や意図しないパクリ・著作権違反などの行為でもアカウント停止処分を受ける恐れがあるため、日頃の活動内容に十分に気を配ることが大切です。

4.収益化のルールが変わることがある

 コンテンツの収益化を始めるために必要な基準やルールは、各プラットフォームの運営方針によって変わることがあります。

 例えば、現在のYouTubeの収益化には”チャンネル登録者数1,000人以上”という基準が設けられていますが、以前はチャンネル登録者数の定めはありませんでした。

 各プラットフォームのさじ加減で収益に関するルールが都度変わっていき、その影響を受けて収益が減る可能性も考えられるので、利用規約やアップデート情報は逐一確認しておきましょう。

5.収益化してはいけないゲームがある

 収益化を前提として実況をするゲームタイトルを決めるときは、そのタイトルが収益化を認めているかどうかを必ず確認しましょう。

 ゲームタイトルには、「実況と収益化ともに認めているもの」「実況は認めているが収益化は禁止しているもの」「実況・収益化ともに禁止しているもの」があるので、各ゲーム会社やゲームタイトルの公式ホームページなどに記載されているガイドラインを参照してください。また、タイトルによってはゲーム開発会社がプラットフォーム運営企業と契約を結ぶことで、対象のプラットフォームでのみ実況・収益化を認めているケースもあります。プラットフォーム側のガイドラインについても確認してみると、意外なタイトルが収益化を認められているかもしれません。

 各タイトルの実況に関するルールを破ってしまうと、著作権法などの法律に抵触することにもつながります。実況配信が禁止されているゲームタイトルのライブ配信を行い、刑事告訴にまで発展しかけた実際の事例もあるので、実況をするタイトルを選ぶときは十分に気を付けてください。

 もし実況・配信に関するガイドラインが用意されていないなど、コンテンツとしての使用が可能かどうかわからない場合は、リスクを避けることを優先して動画に採用するのは見送ることがベストです。

【プラットフォーム別】ゲーム実況で収益化するための条件まとめ

 

 ゲーム実況者の活動が盛んなプラットフォームにおいて、自分のコンテンツを収益化するための条件を紹介します。これからゲーム実況を始める方は、まずはこの基準を目標にしてみてください。

YouTubeで収益化するための条件

 YouTubeでは公開しているコンテンツに広告を付与することで収益化する機能が備わっています。同機能を利用するにはいくつかの条件があり、最低でも下記の基準を満たすことが必要です。

 

〈YouTubeパートナープログラム 利用資格・基準〉

 

・すべてのYouTubeのチャンネル収益化ポリシーを順守している
・YouTubeパートナープログラムを利用可能な国や地域に居住している
・チャンネルに対して有効なコミュニティガイドラインの違反報告がない
・リンクされているAdSense(Googleの広告ツール)アカウントを持っている

 これらの基準を満たした状態でYouTubeに収益化の申請を行い、審査に通過すれば収益化を開始できます。また、AdSenseのアカウント登録は18未満だとできないため、保護者の同意を得て、保護者の情報で登録する必要があります。ちなみに、収益化の審査では、そのチャンネルが企業の広告を載せるに値するかどうかを判断しているとか。企業が広告を載せたいと思えるような動画制作を心がければ審査に通る可能性が高まるかもしれません。

 なお、審査の明確な判断基準は公開されていないため、上記基準を満たしていても運営の審査に通らない可能性もあることには留意しておきましょう。

ニコニコ動画で収益化するための条件

 ニコニコ動画で収入を得る方法の一つがクリエイター奨励プログラムです。広告収入などの複数のマネタイズシステムを組み合わせた制度で、その根幹にはプレミアム会員(有料会員)を原資としたクリエイターを応援する仕組みがあります。投稿作品を同プログラムに登録するためには、下記の条件を満たす必要があります。

〈クリエイター奨励プログラム 作品登録条件〉

・プレミアム会員登録もしくは本人確認を完了している
・クリエイター奨励プログラム対応サービスに作品を投稿する
・投稿作品のコンテンツツリーを作成する(オリジナル作品の場合はオリジナル作品表明をし、元作品がある場合は親作品を設定する)
・クリエイター奨励プログラム参加規約とニコニコ利用規約に同意する
・満20歳以上である、もしくは未成年だが保護者にクリエイター奨励プログラム登録の同意を得ている
・投稿するコンテンツが第三者の権利を侵害していない
・第三者によるニコニコ内での改変を含む作品利用を許可する(公序良俗に反する利用などがあった場合は削除依頼が可能)

 上記を満たした上で、登録した作品を1年以上継続して公開することが必須です。

 ニコニコ動画では、収益化にあたって数字による明確な基準がなく、登録者数、再生回数、コメント数やリスペクト(オマージュの元になること)などを含めた動画全体の人気度によってスコアが算出され、スコアに応じた報酬を得られる形です。数字による足切りがないので、活動を始めたばかりの方が気軽に取り組める制度かもしれません。

Twitchで収益化するための条件

 Twitch はAmazonが運営元のライブストリーミングサービス。Twitchの収益化システムには、「アフィリエイトプログラム」と「Twitchパートナープログラム」の2種類があります。Twitchパートナープログラムは高い収益率とオプションが付与されるのですが、非常に高い基準を超える必要があるため、ゲーム実況を始めたばかりで収益化を目指している方は、まずアフィリエイトプログラムに参加しましょう。

 

〈Twitchアフィリエイトプログラム 参加条件〉

 

 上記の条件を満たしたチャンネルには運営からアフィリエイトプログラムへの招待が届くので、必要な情報や質問に回答すれば登録できます。他プラットフォームに比べて条件が比較的緩いため、こちらも初心者の方におすすめです!

ツイキャスで収益化するための条件

 ツイキャスは、手軽に配信ができることを売りとしたライブ配信プラットフォームです。収益化システムは「ライブ収益」と呼ばれ、アーカイブの再生回数や投げ銭機能の受け取りによって得られる「お団子」というスコアを集め、その数に応じて報酬が得られるというものです。この機能を有効にするには下記の条件を達成する必要があります。

 

〈ツイキャスライブ収益システム 利用条件〉

 

・上記表内の3つの条件のうちいずれか1つ以上を満たしていること
・事前に本人確認書類をアップロードし、ツイキャス運営の審査をクリアしていること
・18歳以上であること
・日本国内在住であること

 ツイキャスの収益化のために特に壁となる条件は、「直近3カ月間の累計視聴時間」でしょう。YouTubeやTwitterでの実績をすでに持っている方の場合は、アカウント連携を行うことによってツイキャスでの活動実績にかかわらずすぐに収益化システムを利用できますよ。

OPENRECで収益化するための条件

 OPENRECは日本を対象としたゲーム実況を軸とするライブ配信サービスです。収益化サービスは「OPENREC Creators Program」と言い、参加することで広告収入や投げ銭機能である「エール」を受け取ることができるようになります。

〈OPENREC Creators Program 参加条件〉
・日本国内に居住している(日本語でやり取りができ、日本の銀行口座を保有している)
・18歳以上、もしくは親権者または法定代理人の同意がある18歳未満の人
・OPENREC.tvのプレミアム会員である
・OPENREC.tvの配信権限を持っている

 上記を満たすことでプログラムの審査に申し込むことができるようになり、審査に通れば晴れて収益を得ることができるようになります。気を付ける必要があるのは、OPENREC.tvのプレミアム会員が月額制の有料会員であること。ある程度の収入を得られないと赤字になってしまうので注意しましょう。

まとめ

 今回はゲーム実況者としての活動によって収益が得られるシステムについて、主要なプラットフォームをあげながら解説しました。

 ゲーム実況という他のコンテンツを借りて行う活動の収益化にあたっては、各プラットフォームやゲーム制作会社が定めるルールを熟読し順守することが重要になります。本稿を参考に、ゲーム実況活動の収益化を検討してみてください!

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