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2021.03.19
渋谷マルイにeスポーツ売場!? ソフマップが期間限定出店する狙い
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ソフマップは3月19日、渋谷マルイに「ソフマップ 渋谷マルイ店」をオープンしました。同社が秋葉原で培った経験を生かして、ゲーミング・eスポーツを楽しめるコンセプトストアとして展開しています。関連商品を取りそろえた専門店になっており、「ゲーミングゾーン」「プレイゾーン」と二つのエリアを設置しました。
ゲーミングゾーンでは、ゲーミング用のマウスやキーボード、ヘッドセットといったeスポーツに適したデバイスを販売します。プレイゾーンでは、テレビゲームやPCゲーム、ゲーミングチェアを試遊スペースとして実際に試すことができます。このほか、eスポーツグッズも取り扱い、ゲームをプレーしない人やeスポーツ選手やチームのファンも楽しめる空間です。商品数は、全部で1000点ほどラインアップしています。
オープン初日に開かれた記者説明会で、ソフマップの中阿地信介社長は、「ソフマップの強みであるゲーミングやeスポーツについて、もっとさまざまな方に知っていただきたい」と、女性客が多い百貨店へのテナント出店について説明しました。商品の販売はもちろん、「まずは、この世界観とソフマップが何をしているのかを伝えていく」といいます。
これまで、ソフマップのゲーミング商品が多く売れていたのは秋葉原でした。現在は、秋葉原エリアのソフマップの再編を進めているので、これをきっかけにほかの地域でも反応を探るべく出店を計画。渋谷を皮切りに新宿や、条件が合えば大学の前なども検討していく方針です。
また、新型コロナウイルスの影響で都市型店舗の状況が厳しい中、あえて都市の真ん中に出店することについては「ゲーミングデバイスは、高機能で高価なもの。実際、じっくり触って確かめてから購入した方が安心というニーズは確かにある」と説明しました。
一方のマルイ側は、2016年からアニメなどのサブカルチャーに注力してきました。ソフマップとは「アニメガ」を通じて協力しており、eスポーツやゲームとの親和性もあるといえます。
オープン当初は秋葉原のソフマップをそのまま移した格好ですが、今後はマルイに訪れる客層に向け、PC初心者にも分かりやすい展示を模索していくとのこと。中古のiPhoneやiPad、PS5やNintendo Switchのゲームソフト、コントローラーなども販売しているので、そこをきっかけにeスポーツに興味を持つ人もいるかもしれません。なお、ソフマップ 渋谷マルイ店は期間限定の出店なので来店を考えている場合は留意しておきましょう。