施設
2024.11.05
eスポーツ施設に行って出席認定が取れる!?大阪・なんばで初の取り組みがスタート
- eスポーツニュース
eスタジアムは11月1日に、同社の運営している「eスタジアムなんば本店」(大阪府大阪市)が、義務教育課程における出席認定制度対象施設に選出されたことを発表した。
「eスタジアムなんば本店」は、eスポーツ施設ながらゲームクリエイタースクールを開設し、WEB3.0時代において必要な知識に触れて、学び、体験できる教育の場として展開中。現在は近隣の中学校の課外学習の場として、また自治体・企業が抱える社会課題の解決のフィールドとしても活用されている。
この取り組みは、不登校を経験した生徒を対象にした「学びの多様化学校」(旧・不登校特例校)として、4月に開校した大阪市立心和中学校との共同施策として行われてきた。
心和中学校では、通常の義務教育課程とともにICT教育といった特別なカリキュラムを設けており、生徒個々人の能力を伸ばして、主体的に学校生活を過ごせる教育体制が充実している。
その一環として、子どもたちが好きな「モノ」を通じて学び、自分らしく輝ける環境の提供を目的に、「eスタジアムなんば本店」が出席認定制度の対象施設として採用された。eスポーツ施設の出席認定制度対象施設としての採用は日本初とのこと。同施設にて実施される課外学習に参加すると出席日数として認定されるようになり、義務教育課程における子どもたちの選択の自由が実現される。
10月17日に「eスタジアムなんば本店」で実施された第1回目の課外学習では、若い世代が多く活躍しているeスポーツについての講義をはじめ、eスポーツに関連するデジタル技術やWEB3.0という概念にふれ、eスポーツを通じて「未来の社会」についての学びが行われた。
あわせて実施されたeスポーツ体験で生徒たちは、オリンピックeスポーツシリーズで採用された「射撃競技(=e shooting)」の要素を体験できるメタバースマップをプレーしたほか、「デジタル空間上のアバターを正確に操作する力を競う」というeスポーツの新たな競技性を体験した。
さらに、協力型アクションパズルゲーム「PICO PARK2」を活用して、生徒間のコミュニケーションの活性化を図るとともに、他者の意見を理解・尊重する「調整力」を学ぶべく取り組んだとのこと。体験中は、どの生徒も意欲的に参加・発言する姿がみられ、eスポーツのデジタルコミュニケーションツールとしての力が発揮されている。
講義終了時には、同講義で学んだことを将来の選択肢の一つとして持ち続けてもらえるよう、1人ひとりの名前が記載された「修了証」が授与された。
今後も同社は、eスポーツの授業を通じて最新のAIやDX技術を使えるデジタルリテラシー能力を伸ばすカリキュラムを策定することによって、eスポーツを入り口として子どもたちの可能性を伸ばせる学びの環境づくりを行っていくとのことだ。
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外部リンク
eスタジアム
https://e-stadium.jp/
「eスタジアムなんば本店」
https://e-stadium.jp/about/namba/
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