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2021.03.18

プロeスポーツチームBLUE BEES運営会社が障害者支援事業を開始 eスポーツで障害者の就労を支援

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 eスポーツチームを運営するBLUE BEESは3月11日、名古屋市を中心に東海地方で障害福祉事業を展開するバウム カウンセリングルームと業務提携契約を結びました。今後両社は、eスポーツ特化型の障害福祉施設の設立や、既存の福祉障害施設へのeスポーツサービスを導入する予定。精神障害者の就労機会創出と企業の障害者雇用を促進させることで、国内のIT人材不足問題にアプローチしていくといいます。

BLUE BEESのビジネス体系

 近年、世界中で盛り上がりを見せるeスポーツ。エンターテインメントや競技としてだけでなく、障害者スポーツとしても注目を集めています。物理的なハードルが低く、直近のコロナ禍においては施設や病院内からでも外部とコミュニケーションを取れることもメリットとして捉えられているようです。

 一方で、日本国内の障害者数は年々増加しており、彼らに対するサポートが課題となっています。そこでBLUE BEESは、「PCを使ったゲーム」=「eスポーツ」を切り口として障害者の雇用機会創出とIT人材の育成という二つの観点からアプローチしていく考えです。

企業における障害者雇用の状況

 既に同社は20年11月から、バウムカウンセリングルームの指定就労支援施設においてeスポーツブースを試験導入しています。今回の業務提携契約は、この試験導入において多くの施設利用者がPCを利用した労働に対しての意欲とスキルが向上したという結果が出たことによって実現したもので、今後両者はeスポーツ特化型障害福祉施設の設立や既存の障害福祉施設へのeスポーツサービスの導入といった活動を展開していく予定です。

BLUE BEESが目指すビジョン方策

 バウムカウンセリングルームによれば、「(11月の試験導入の際に)うわさを聞き付けた障害者の方々が見学に来ると、みなさん本当に目を輝かせて『ここに通いたい!』と言ってくれます」と好評のようです。現在では定期的にeスポーツ大会も開催しており、より本格的な運用が始まっています。

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