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2023.09.20

ゲーミングPC「ガレリア」ブランド刷新、ゲーマーとクリエイターをサポート

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サードウェーブは9月19日、東京・秋葉原でゲーミングブランド「GALLERIA」(ガレリア)の今後の方針を発表しました。

サードウェーブのリブランディング発表会


 発表会に登壇した井田晶也取締役兼上席執行役員副社長は、「ありがたいことに、ガレリアはゲーミングPCとしてのポジションを確立しています。これまでは、すでにゲームをプレーしている方に訴求する機会が多かったのですが、今後は、これからゲーミングPCで初めてゲームを始めようという若年層や高齢の方にも使っていただけるよう、広げていきたいと考えています」と展望について話しました。

サードウェーブの井田晶也取締役兼上席執行役員副社長


 今回の会見では、リブランディングを発表。ガレリアは長らくゲーミングブランドとして認知を広げてきましたが、今後はコンシューマー向け商品を集約したブランドにしていくと明らかにしました。既存のゲーマー向け商品に加え、クリエイター向けPCブランド「Raytrek」として展開してきた動画制作者やデザイナーなどの一般消費者向け商品もガレリアブランドで扱うことになるといいます。

コンシューマー向け商品をカバーするガレリア


 これについて井田氏は、「製品軸で展開していたブランドを、ユーザー層で分けるようにしました。というのも、ゲーミングPCブランドのガレリアはゲームを快適にプレーできるだけの性能を備えているので、動画編集などの高負荷な作業にも適しています。

 実際、ガレリアを創作活動用のPCとして使っているクリエイターの方もいらっしゃいます。そういった方々がPCを選びやすい環境にしていくため、ガレリアのなかでゲーマー寄り、クリエイター寄りと分けて展開していきます」と、説明します。他方、Raytrekシリーズは、仕事としてデザインや動画制作に携わる人向けの法人ブランドにしていく方針です。

法人向けブランドになる「Raytrek」

ガレリアユーザー拡大計画

 また、ガレリアはこれまで、Vtuberやストリーマー、プロゲーマーといったインフルエンサーとコラボするなど、若年層への訴求に注力してきました。今後は先述の通り、高齢者への訴求にも注力していくとのこと。

 こうした方針転換について、井田氏は「ここが戦略的転換点です。これから定年で引退する高齢の方は、“仕事でPCを使っていたファミコン世代”になっていきます。この世代がターゲットです。

 まず、そういった方々が引き続きPCを使って仕事をすることが考えられます。

 さらに、増えた余暇時間を使ってプライベートで趣味を始めようと考えた際に、ファミコン世代はゲームに抵抗はありませんから、ゲームも選択肢にあがります。しかしながら、家庭用ゲーム機は世代交代を繰り返しているので、しばらく触れていなければ最新のものについてくのが難しい。一方、仕事で慣れ親しんだPCでもゲームはできるので、プライベートでもPCを使おうと考える。その際に選んでいただけるブランドにしていきたいです」と計画について説明します。

 具体的な施策については検討中とのことですが、「ドスパラの店舗やサイトでの訴求はもちろん、店内・店外を問わずリアルでのセミナーや講座を通じて、ドスパラが展開するPCで実現できる暮らしを体感してもらい、間口を広げていきたいと考えています」(井田氏)と構想しています。

 PCに関するセミナーや講座は、これから子どもにゲーミングPCを購入しようと考えている保護者に訴求する機会にもなります。ドスパラは今後、まずはPC組み立て講座を増やしていく方針。PCサポートに特化した店舗も増やし、PC購入者も手厚く支援することで、ドスパラユーザーの定着も図ります。

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外部リンク

サードウェーブ
https://info.twave.co.jp/

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