eスポーツチーム
2024.01.11
生成AIを戦術構築や選手育成に活用!?eスポーツチームMOZEがAI活用含む新事業展開
- eスポーツニュース
「Z世代によるZ世代の為の」を理念に掲げるeスポーツ×エンターテインメントチームMOZEは、チーム運営をより持続可能なものに強化すべく「Apex Legends部門」を設立し、AIなどを導入した新規事業の展開を発表しました。
Apex Legends部門では世界大会を目標に
同チームでは、「VALORANT部門」「FORTNITE部門」「大乱闘スマッシュブラザーズ部門」の三つを展開中。1月から発足の「Apex Legends部門」には、ALGS PQ1位通過の「YOKOYARI」のメンバーを迎え、1月21日からのPro Leagueへ参入し世界大会を目指すとのこと。
AI活用した選手育成やファン活動による購買プラットフォーム
エクストリームスポーツ、シンガーソングライターなどのコンテンツ発信も行う同チーム。「Z世代によるZ世代のためのコンテンツ発信」をコンセプトに活動する中で、新たに「AIの導入によるデータサイエンスベースの選手育成システム」「ファンコミュニティを活用した新しい購買プラットフォーム」の二つを展開します。
注目はAIの活用です。京都大学の人工知能研究会「KaiRA」との技術協力で展開する同事業は、戦術構築の際に、マップ上に表示される各チームの動きをAIのディープラーニング技術により「強いチームの動きの傾向」をデータで抽出。「勝率の高いムーブ、立ち回り」をデータで選手に学ばせることで、勝率の高い戦術構築を目指すほか、「広域マップ」と「狭域マップ」それぞれでデータ化し、数値をエビデンスとした戦術理論を教材化することも想定しているとのこと。これらの取り組みはApex Legends、VALORANTで実施予定です。
新たな購買プラットフォームの構築では、Z世代の大きな特徴といわれる「リアルとバーチャルの境界線のあいまいさ」に着目。「報酬ポイント」を「リアル貨幣」と同等の価値を持たせたプラットフォームの構築を目指します。具体的には、選手やストリーマーの配信を見たり、SNSでの応援ポストやグッズ購入をしたりして、ファン活動をポイント化しそのポイントによってコミュニティ内で販売する限定商品やコンテンツの購入が可能となる仕組みを構築するとのこと。「メタバース上での交流会」など希少性のあるイベントも展開し、購買サイクルを循環させることを目指していきます。
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外部リンク
プロeスポーツチーム「MOZE」 オフィシャルサイト
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000126969.html