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2023.03.08

高校生も参戦! 最強のシャドバ選手を決めるドリームマッチ「Shadowverse Invitational 2023」

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 「Shadowverse Invitational 2023(以下、インビテーショナル)」は、2022年度の『シャドウバース』の競技シーンで活躍したプレイヤーが集い、いま国内で最も『シャドウバース』が強い選手を決める大会です。「RAGE」「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR」「Shadowverse University League」など、異なる『シャドウバース』の大会で上位に入賞した選手だけの招待制大会です。

 今回はそんな凄い舞台に挑戦した1人の高校生を追いかけました。大会終了直後の興奮冷めやらぬタイミングでインタビューしました。

ランゴロウ選手

※『Shadowverse』は、Cygamesが開発・運営するデジタルカードゲーム(DCG)です。プレイヤーはカードを使ってバトルを行い、相手の体力ポイントをゼロにすることを目指します。

高校生で出場という快挙!試合直後のランゴロウ選手にインタビュー

高校生活で1番の思い出になった

──惜しくも予選で敗退という結果でしたが、出場したこと事態がすごいことだと思います。大会に出場した感想をお願いします。

ランゴロウ選手(以下、敬称略) こんな凄い方々と同じ舞台で戦えるってだけで、嬉しくて嬉しくて。緊張もありましたが、興奮が上回りました。

──特にどの選手と出会えたのが嬉しかったですか?

ランゴロウ いつもYouTubeで見ている、フォレスト/G×Gさん、拓海/G×Gさん、ぱらちゃんさんとお会いできたのがとても嬉しかったです。

──お写真も撮られていましたね。

ランゴロウ はい!一生の思い出になりました!高校生活で1番の思い出です。

ランゴロウ選手のプロフィール

結果を出したことで広がったコミュニティ

──今日、特に印象に残っている戦いはどれでしょうか?

ランゴロウ やっぱり最終戦でのあおどり選手との戦いですね。(都道府県対抗eスポーツ選手権の決勝戦の組み合わせなので)まさかのマッチングでした。しかも3勝2敗の接戦でした。あおどり選手にリベンジできて良かったです(笑)

──eスポーツ選手権以降、あおどり選手とは連絡を取られていたのでしょうか?

ランゴロウ はい!今日の大会会場への行き方を聞くなど、いろいろ相談していました。あおどりさんだけでなく、eスポーツ選手権でベスト8に残った選手の方々とは仲よくさせていただいています。

──eスポーツ選手権の以前と以後では、『シャドウバース』に関わる人間関係が大きく変わったということでしょうか?

ランゴロウ そうですね。eスポーツ選手権以前はN校の友達だけで『シャドウバース』を練習していました。eスポーツ選手権以後はコミュニティが広がりました。今までは狭いコミュニティの意見しか聞けていなかったので、今ではいろんな人から意見を聞けるようになりました。

インビテーショナルに向けて準備したこと

──今日の大会に向けてどんな準備をされてきましたか?

ランゴロウ 僕の持っている全ての人脈を駆使して準備をしてきました。具体的には、eスポーツ選手権の以前と以後で知り合った『シャドウバース』関係の方々(総勢30人ぐらい)の力を借りて練習してきました。

 協力してくれた皆さんは、住んでいる場所も年齢もバラバラで、既婚者の方だったり、僕よりも年齢が下の方だったり。いろんな方々から意見をいただいて今日を迎えることができました。

──皆さんに支えてもらいながらこの日を迎えたんですね。

ランゴロウ そうですね。皆さん、僕のために深夜1時まで練習や相談につきあってくださいました。僕は今回の大会で唯一の高校生で、プロゲーマーでもなんでもない人間なので、皆さんが「それでも少しでも良い結果になって欲しい」という想いで、助けてくださったのだと思います。

──練習環境的にも人脈の広さ的にも、有利とはいえないランゴロウ選手に、少しでも力になりたいと思ってくれた方々が協力してくれたのですね。自分よりも年齢が上の方々の意見を聞ける機会は、高校生だとなかなか無いことです。

ランゴロウ とても良い経験をさせてもらいました。本当に偶然というか。

 そもそも(インビテーショナルに招待されるきっかけとなった)eスポーツ選手権も、開催の告知がたまたま目に止まった大会で、結果的に予選を抜けることができました。本戦となる栃木での決勝大会も当日に保護者同意書を持っていくのを忘れてしまい、コンビニまで走って同意書を印刷して、現地で両親に書いてもらってなんとか提出しました。

 それがあって今があるので、あのアクシデントで諦めなくて本当に良かったです。いろんな意味で忘れられない思い出になりました。

──同意書で諦めなかったのが今に繋がっているのですね(笑)。たくさん準備をしてきたと思いますが、今日のインビテーショナルでその準備が実ったと思う戦いはありましたか?

ランゴロウ Atom/SHGさんとの戦いですね。結果、負けてしまったのですが、あのAtom/SHGさんに2勝することができました。僕が持ち込んだ「武装ドラゴン」は比較的、珍しいデッキなのですが、その「武装ドラゴン」に採用されている≪黒翼の覇者・フォルテ≫が「八獄ウィッチ」や「財宝ロイヤル」に刺さるのではないかと考えていました。

 実際、その≪黒翼の覇者・フォルテ≫が活躍して勝てたので、準備した「武装ドラゴン」の強みが出たのがAtom/SHGさんとの1戦でした。

──その「武装ドラゴン」という選択肢も、先ほどの話に出た、ランゴロウ選手を支えてくれたコミュニティから出てきたアイデアなのでしょうか。

ランゴロウ そうですね。コミュニティの中で「武装ドラゴンが強い」という話が出て、実際に使ってみたら自分に上手くハマったので使ってみました。

これからの『シャドウバース』の目標

──今日は本当に楽しい1日を過ごされたと思いますが、まだまだこれからも『シャドウバース』での活動は続きます。明日からの目標を教えてください。

ランゴロウ 今年もeスポーツ選手権が鹿児島で開催されるので、そこに参加して、またインビテーショナルのような大きな舞台に参加したしたいです。

 今回の大会で仲よくなってくれた人がいるので、来年にはもっと強くなって帰ってきたいと思います。特にぴゅあ選手、ぱらちゃん選手はたまたま控室の席も近くて、とてもフレンドリーに話してくださいました。本当に嬉しかったので、また同じ舞台に立ちたいです。今回、負けてしまった方々にリベンジがしたいです。

──特にどの選手にリベンジしたいですか?今大会では、あおどり選手に見事リベンジを果たしました。

ランゴロウ ぴゅあさんとは、2pickでギリギリで負けてしまって、とても悔しかったんです。eスポーツ選手権であおどり選手に負けて悔しかったときの気持ちと似ているので、次はぴゅあさんに勝ちたいです。

──ありがとうございました!本日はお疲れ様でした!

優勝の山芋選手にインタビュー!最後にランゴロウ選手へのメッセージも

優勝した山芋選手

強すぎるベスト4からの6連勝優勝

──2021年の世界大会では3位タイ、昨年のRAGE Shadowverse 2022 Autumnでは2位、結果を残しつつも優勝を逃して悔しい時期が続きました。ついに優勝、しかもインビテーショナルです。

山芋選手(以下、敬称略) いやもう最高ですね。今まで手が届かなかった優勝という実績をここで取ることができて、本当に嬉しいです。

──強者が集まるインビテーショナルの戦い、接戦が予想されていましたが、ベスト4では1度も負けることなく6連勝での優勝となりました。ご自身でこの結果は想像していましたか?

山芋 全く予想していなかったです。

──練習時から手ごたえはあったのでしょうか?

山芋 僕は1週間前までRAGEの練習があって、BO3のフォーマットでしか練習をしていなかったので、インビテーショナルでのフォーマットである、2PickとBO5については他選手と比べて練習不足なのではないかと思っていました。

──振り返ってみて、勝因はなんだとお考えでしょうか?

山芋 世界大会で2Pickを練習していた期間があったので、その練習が巡り巡って活きたと思います。あとRAGEのためのBO3の練習でさまざまなデッキを試していたので、その経験がBO5でも活かせるのだと感じています。

──そもそも『シャドウバース』を始めたきっかけは何でしょうか?

山芋 夏休みが終わって学校に行ったら、友達に勝手にスマホに『シャドウバース』をインストールされて(笑)。触ってみたら面白くて、そこからずっとやっていますね。

高校生ランゴロウ選手への特別メッセージ

──最後にお願いがあります。高校生のランゴロウ選手がこのインビテーショナルに参加していました。悔しい気持ちを露わにしながらも、とてもこの大会を楽しんでいて、またこの舞台に立ちたいとおっしゃっていました。そんなランゴロウ選手にメッセージをいただけますでしょうか?

山芋 自分はなかなか結果が出ない時期があったのですが、『シャドウバース』を楽しんでやり続けていれば、いつか必ず結果がでます。高校生ということでまだまだ伸びしろはあるので。

 でもランゴロウ選手は既に十分、結果を出してると思います(笑)

──ご自身が結果が出ない時期は精神的に苦しくはなかったですか?その時期をどのように突破されましたか?

山芋 うーん、特にないですね。チームのみんなと楽しく『シャドウバース』をやっていたら、いつの間にか結果がでるようになりました。

 RAGEの決勝戦で負けたときも、その直後は悔しかったですが、あとから冷静に考えたら「RAGEで2位ってすごくね?」ってなりましたね(笑)

──ありがとうございます!本日は本当におめでとうございます!

(c)Cygames, Inc.

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