大会レポート

2023.07.01

STAGE:0 2023 クラロワ部門ブロック決勝Day1、全国大会への切符をかけた戦い

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 「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2023(STAGE:0 2023)」の「クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)部門」のブロック代表決定戦が7月1日午後に開幕しました。翌2日のDay2とともに、8月に開催される全国大会への切符をかけた、ブロック決勝戦でもあります。クラロワ部門は、アンガールズ田中さん、アルコ&ピースが出演しています。

Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2023(STAGE:0 2023)クラロワ部門 ブロック代表決定戦

東北ブロック代表決定戦

 クラロワ部門は3人1チーム、各試合BO3で進みます。Day1の第1試合は東北ブロック決勝。対戦するのは、仁賀保高等学校「前回大会最下位」と大間高等学校「タワーは飾り」です。1戦目は仁賀保がストレートで先取。2戦目は拮抗し、タイブレークののちに仁賀保のROM選手が1セット獲得。これで仁賀保がマッチポイントになります。

スパーキー対策が刺さった仁賀保

 2セット目、相手のカイカイ選手はデッキのコンセプトを変更し、1セット目で対策されたスパーキーを抜いた編成で勝負。再び拮抗しましたが、ホグライダーで押し込み、仁賀保が全国への切符を手にしました。仁賀保の大将 ウラン選手は、「ROM選手が今日誕生日なので、負けるわけにはいきませんでした。スパーキーの対策はしていました」とコメントしました。

中部ブロック代表決定戦

 第2試合は中部ブロック決勝。対戦するのは、刈谷工科高等学校「おだまき」と滝高等学校「ホレーイ」です。1戦目は滝高校のあみったん選手がロイヤルジャイアントを上手く守りながら戦いストレートで勝利。2戦目は刈谷工科のラムネ選手がロイヤルジャイアントとマザーネクロで攻め切り勝利。両者あと1勝までもつれこみます。

 1セット目、滝高校のLanaytrid選手が落ち着いて防衛したのち、巨大スケルトンによるターゲットの誘導で勝利をつかみ、マッチポイントになります。2セット目、Lanaytrid選手は墓石で上手く防衛しつつ反撃を狙いますが、刈谷工科ざこ選手がP.E.K.K.Aを相手のタワーまで運ぶことができ、勝利をもぎ取ります。双方マッチポイントになった3セット目、攻めてはカウンター、攻めてはカウンターの殴り合い。最後は残りコンマ数秒でざこ選手のファイヤーボールが決まり、刈谷工科が全国大会に歩を進めました。

コンマ数秒で決まったファイヤーボール

 刈谷工科のざこ選手は、「めちゃめちゃ緊張しましたが、しっかり注意するところを確認しながら試合を進めることができてよかったです。そして、判断力も過去最高に冴えていました。残りの秒数を見て相手の攻撃が間に合わないと思って安心しました」とコメントしました。

関西ブロック代表決定戦

 第3試合は関西ブロック決勝。対戦するのは、近畿大学附属高等学校「チームぽえ?」と関西学院高等部「コーディ?アンドユッキー」です。1戦目の1セットは、華道Marll選手が速攻で攻めダメージ差をつくり、それを守りきって勝利。セット2でも防衛でアイスウィザードを絶妙なタイミングで差し込み、カウンターのゴーレムで勝利を納めました。

時間を稼いだアイスウィザード

 2戦目、近大附属のmini選手が1セットを先取すると、関西学院の神王学院も1セット取り返します。続けて、3セット目もP.E.K.K.Aを中心とした攻めが刺さり、お互い1戦ずつ取ったイーブンに持ち込みます。

 3戦目、近大付属のもみじ選手が相手の一瞬のスキをついてのこり30秒ほどで1本タワーを折ります。そのまま防衛を続け、1セットを先取しました。2セット目は、関西学院のブッチーニ選手はエリクサーポンプとゴーレムのコンボで勝利。戦いはお互いマッチポイントにもつれ込みます。ブッチーニ選手は先ほどと同じ戦法ですが、もみじ選手はディガーでタワーの耐久を削る戦略で対処。全国大会に進んだのは、近大付属でした。

 近大付属のもみじ選手は、「本当に一回負けたときはどうなるかと思いましたが、チームメイトが励ましてくれて持ち直しました」とコメント。同じく華道Marllは「この1年で一番うれしいことです」、mini選手は「少し焦りが出て負けてしまいました。二人が勝ってくれてよかったです」と話しました。

中国・四国ブロック代表決定戦

 第4試合は中国・四国ブロックの決勝。対戦するのは、岡山理科大学附属高等学校「かも附属」と、広島なぎさ高等学校「豚茶丸」です。1戦目は、岡山理科大高校のGAVI選手が果敢に攻めて1セットを取ります。2セット目も相手のボウラーによる防衛をかいくぐり、GAVI選手が押し切りました。

 2戦目、岡山理科大高校のReたまねぎMI選手が「肉を切らせて骨を断つ」戦法で、相手の攻撃をあえて受けつつ、高コストのラヴァハウンドを相手陣地まで運び大ダメージを入れるという作戦が大ハマり。マッチポイントに入ります。たまねぎ選手はエレクトロジャイアントを中心に組み立てたデッキで、ユニットを防衛に回しつつ、相手の防衛墓石を読み切り、呪文でタワーの耐久を削り切って勝利しました。岡山理科大が全国大会に進みます。

防衛墓石を読んでライトニングを撃つたまねぎ選手

 岡山理科大高校のReたまねぎMI選手は「一回逆転されましたが、それも想定内でした」と自信満々。先鋒と中堅が勝ったことで順番が回ってこなかったゾンダー選手は、「全国に行けるのがすごく嬉しいです。順番がまわって来なくてよかったです。私でまけてしまうかと思うと、プレッシャーでした」とほっとした様子でした。

関東2ブロック代表決定戦

 第5試合は関東2ブロックの決勝。対戦するのは、日本大学藤沢高等学校「nfcr」と日本大学習志野高等学校「ゴブリソ三銃士」です。1戦目の1セットは、日大習志野のバトルドーム選手がスケルトンキングのスキル「スケルトンコール」を直撃させ、タワーの耐久を一気に削りました。セット2でも、一方にロイヤルジャイアントで圧をかけながら、もう片方のタワーにスケルトンキングで攻め入り、再びスキルでタワーを削り切りました。

 2戦目、日大習志野のゴブリソバレル選手が左右に振る先方で相手のスキを作り、高コストのラヴァハウンドをタワーまで運び、確実にタワーを折ります。ストレートで日大習志野のマッチポイントです。2セット目も、お互い同じような編成のデッキ。序盤は日大藤沢のえれてゃん選手がダメージレースで有利になったかと思われましたが、それも作戦のうち。あえてダメージを受けつつ計画通りに反撃し、勝利を納めました。日大習志野が全国大会に出場します。

あえてダメージを受けて確実に反撃するゴブリソバレル選手

 日大習志野のバトルドーム選手は、「自分が思い描いていたプレーができました。全国大会でも、いままで練習していた通り練習して、優勝したいと思います」とコメント。ゴブリソバレル選手は「相手が格上だったので、完ぺきに対策しました。最後はタワーの耐久が減ってしまい焦りましたが、攻め切りました」、ゆべしまる選手は、「入念に考えた作戦が上手くハマってよかったなと思います」と話しました。

 7月2日もSTAGE:0 2023 クラロワ部門の、九州・沖縄ブロック、オンライン高校ブロック、北海道ブロック、関東1ブロックのブロック代表決定戦を行いますので、見逃せません。

8月7日開催のLoL部門全国大会に進むチーム
8月7日開催のクラロワ部門全国大会に進むチーム

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STAGE:0 2023
https://stage0.jp/

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