大会レポート

2025.04.28

ときど、ハイタニ、ガチくん、マゴ、こく兄が「格ゲー俺のNo.1」を巡ってトークバトル! 「話足りない」前半レポート MCはふり~だ

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 サードウェーブは4月27日、東京・有楽町朝日ホールで格闘ゲーム界のレジェンドを集めたライブイベント「E5Talk Live Series vol.1 格ゲー俺のNo.1」を開催した。前半を取材することができたので、その様子をレポートする。

ハイタニ、マゴ、ときどら登壇者の写真
左から、MCのふり~ださん、ときどさん、ハイタニさん、ガチくんさん、マゴさん、こく兄さん


 参加したのは、国内外で大きな盛り上がりを見せる格闘ゲーム界のトッププレイヤーと人気ストリーマーであるハイタニさん、マゴさん、ときどさん、ガチくんさん、こく兄さん、MCを務めるふり~ださんの6人。“格ゲー”をテーマに、トークやクイズ、ミニゲームなどでNo.1を競った。

 最初のプログラムは「格ゲー俺のNo.1トークバトル」。テーマは、「格闘ゲーム」「キャラクター」「ゲームシステム」「格闘ゲーマー大事なこと」の四つ。それぞれのNo.1について、熱い議論を交わした。

ハイタニ、マゴ、ときどら登壇者の写真
それぞれが思うNo.1について議論を交わした登壇者たち


 特に時間を使ったテーマは「No.1 格闘ゲーム」。お互いのNo.1タイトルに関するコメントが尽きなかった。最初のテーマでペース配分がわからなかったというのも理由の一つだが、登壇者にはマゴさん(40歳)をはじめとして、いわゆる“レジェンド(古参)プレイヤー”が多く、1990年代から現在に至るまで話題が幅広かったことが主な要因。とはいえ話がダラダラと続くのではなく、ときどさんの「THE KING OF FIGHTERS XIII」に関する思い出や、ガチくんさんの今後やりたいこと、マゴさんの懐古談など、楽しそうに話す登壇者の姿が観客を引き付けていた。

ハイタニさんの写真
No.1を四つ挙げたハイタニさん


 印象深かったのは、「No.1 ゲームシステム」は「STREET FIGHTER 6」(スト6)の「ドライブシステム」でほぼ満場一致だったこと。ときどさんは、「攻撃し続けていたら防御が弱くなり、防御し続けていたら攻撃が弱くなるという攻防一体のゲージシステムが、戦略の幅を広げて駆け引きを生んでいる」と絶賛。こく兄さんも「6本という数と回復速度も絶妙」、マゴさんも「スト4のセービングシステムも良かったけど、時間回復になったことでまた面白くなった」と賛同した。

 そんななか、ガチくんは「鉄拳」の「レイジシステム」を挙げ、「一方的な試合になるとあっさり終わってしまうので、逆転できるシステムが面白いと思っていました。スト6のクリティカルアーツ(CA)も好きです」とコメント。これについては「上手に攻めていたらその分、ちゃんと成果があってそのまま勝利できた方が報われた気がするかも」という意見も挙がり、議論を呼んでいた。


 次のプログラム「格ゲー知識No.1 決定戦」では、スト6に関する豆知識や、格ゲー界で使われている用語などを題材にクイズ大会を実施。特定のステージで聞こえる声の主や、格ゲー界で多大な功績をあげた「ウメハラ、大貫、ときど、sako、ハイタニ」の5人の総称など真面目なものから、通称「ペンペンペン」の由来といったディープな内容まで扱っていた。ただ、古参を含む5人にとっては自分たちが作り上げてきた歴史だけあって簡単な問題だった様子。時間が余ったため、最後はエクストラ問題としてときどさん考案の「ガチくんの、“呉のアナコンダ”に代わる新しい二つ名は?」という大喜利を行った。

ガチくんの写真
ガチくんが自ら考えた二つ名は“呉じゃないアナコンダ”だった


 最後のプログラムは、事前にファンから募集したテーマについてトークバトルする「ファンが聞きたい! No.1 トークバトル」。「地球の未来を賭けた試合があるとしたら有観客オフ大会か、部屋で一人オンライン どちらを選ぶ?」というテーマで笑いを誘ったり、「印象深い自分の試合は?」というテーマで真剣に振り返ったりと、観客も思わず聞き入る内容だった。

トークバトルの様子の写真
ファンから寄せられたトークテーマも白熱

基準はガチくん

 先述の通り、MCのふり~ださんを含めてレジェンドメンバーによるトークだったので、思い出話に花が咲き、「スト4」から格ゲーを始めたガチくんさんが若干置いて行かれる場面もあった。ただ、若年層が多い観客に近い立場であったことから、ガチくんがわからない話題はできるだけかみ砕いて説明すると観客にも伝わりやすい、という物差しになっていた。ガチくんさんは「これまでさまざまな話を聞いてきたが、今回は初めて聞く話も多く、格ゲーの歴史を学ぶことができた」と振り返る。

 前後半でそれぞれ2時間という長丁場ではあったが、マゴさんは「思い出話が楽しい年齢になってしまった」と話し、こく兄さんと一緒に「話足りない」と繰り返していた。アーカイブ配信では、“話足りない”部分を補完する舞台裏の様子も収録。あまり表には出せない会話もあったとのことで、現地で参加した観客も楽しめる内容になっているようだ。なお、アーカイブ配信の販売は5月11日までなので、興味がある人は留意しておきたい。

 E5 Talk Live Seriesはvol.1に続き「E5 Talk Live Series vol.2 感情を失った男達」も6月15日に、東京・科学技術館 サイエンスホールで開催予定。出演者は、ボドカさん、oboさん、rionさん、まざー3さん、恭一郎さん、OooDaさん(MC)。5月2日18時からチケットの販売を開始する。

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外部リンク

https://e5esportsworks.zaiko.io/item/370645

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