解説

2021.09.07

スマホで遊べるeスポーツタイトルとは?今人気のタイトルを一挙紹介

記事をシェア
エックス
フェイスブック
ライン

 eスポーツというと、ゲーミングPCなどをそろえ、ゲーミングチェアに座ってプレイするというイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、スマホとWi-Fi環境さえあればプレイできるeスポーツタイトルも多数存在しています。

 そこでこのコラムでは、主にスマホやタブレットでプレイするeスポーツのゲームタイトルを多数紹介します。

スマホで遊べるeスポーツタイトルをジャンル別にチェック!

 本稿では、スマホでしかプレイできないeスポーツタイトルを、ゲームジャンル別に解説します。

 今回はゲームタイトルの紹介を中心としているので、ジャンルについては簡単な説明にとどめます。もしジャンルについてより詳しく知りたいと思う人は、以下に詳しく書いた記事を上げていますので、ぜひご参照ください。

「eスポーツにはどんな種目(ジャンル)がある?主なゲームタイトルも紹介」

FPS(TPS)

 FPSとTPSは大きく分けるとシューター系と言われるジャンルです。

 FPSはFirst Person Shooter(ファーストパーソン・シューター)の略語で、単一のキャラクターの視点を通じてゲームをプレイします。操作しているキャラクターの全身が見えず、まるで自分自身がゲームの中にいるような深い没入感があることを特徴としています。

 一方TPSは、Third Person Shooter(サードパーソン・シューター)の略語で、操作するキャラクターの全身が見えるシューター系ゲームです。FPSに比べると没入感は低いですが、フィールド全体を見て客観的にプレイする楽しみがあります。

PUBGモバイル

 PUBGはプレイヤーアンノウンズバトルグラウンズ(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS )のタイトルの略で、TPSに分類されるタイトルです。100人で生き残りをかけて戦うバトルロイヤルゲームとして多くのプレイヤーに人気があります。

 PCでプレイする大会も存在していますが、モバイル向けの大会も多数開催されています。「PUBG MOBILE Club Open 2019」という大会では、賞金総額が200万ドル(約2億2千万円)もあったことで話題になっています。

パズドラ(パズル&ドラゴンズ)

 ドロップしてくるパズルを消しながらモンスターを倒すゲームで、ガンホーオンラインエンターテイメントが提供しています。

 日本eスポーツ連合(JeSU)がプロライセンス発行を認めており、「パズドラチャレンジカップ」と呼ばれる大会は、賞金総額1000万円規模で開催されています。

 また、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2020」ではパズドラ部門があり、各都道府県での予選から代表予選、本線と熱い戦いが繰り広げられました。

モンスターストライク

 略してモンストと呼ばれており、RPG要素とアクション要素を楽しめるゲームです。クエストをこなすことに加え、ガチャで手に入れたモンスターを育成する楽しみもあります。

 日本eスポーツ連合(JeSU)がプロライセンス発行を認めており、「モンストグランプリ」と呼ばれる大会は賞金総額1億円規模で開催されています。

 関東eスポーツ高校センバツ大会は高校生向けのeスポーツ大会ですが、種目の一つとしてモンストが取り入れられました。

RTS・MOBA

 RTSはReal Time Strategy(リアルタイムストラテジー)の略です。多数のキャラクターを扱って戦略や戦術を楽しむことを特徴としています。

 MOBAはMultiplayer Online Battle Arena(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)の略で、多数のプレイヤーが協力してチームでの勝利を目指すジャンルです。

クラッシュ・ロワイヤル

 略してクラロワとも言われています。RTS(Real Time Strategy:リアルタイムストラテジー)に分類されるタイトルです。エリクサーというコストが補充される時間を考慮しながら、自陣のタワーを守りつつ、相手のタワー破壊数や陣地の攻略割合を競います。

 カードの組み合わせやタイミングなどを考慮することで勝利に近づくことができるの戦略性の高さが人気を呼んでいます。

 「クラロワリーグ世界一決定戦2020」という大会では、賞金総額38万ドル(約4000万円)、優勝賞金10万ドル(約1000万円)もあったそうです。

 また、高校生向けのeスポーツ大会である「STAGE:0」でもクラッシュ・ロワイヤルは採用されており、2021年大会で優勝すると国内のトッププレイヤーとの対戦権を贈呈されます。

ブロスタ

 ブロスタとはBRAWL STARSの略で、キャラクターの能力を活かして戦うアクションゲームです。ソロでプレイすることも、チーム戦を楽しむこともできます。また、相手が固定された対戦型プレイもあれば、バトルロイヤルのサバイバルモードがあるなど、遊び方が豊富です。

 eスポーツとしては、公式で「チャンピオンシップチャレンジ」、「マンスリーイベント」、「世界一決定戦」などがあります。2020年の世界大会では日本のチームが1000万円を超える賞金を獲得したことも大きな話題になりました。

デジタルカードゲーム(DCG)

 リアルのカードを使うトレーディングカードゲーム(TCG)をデジタル化したジャンルです。もともと日本はTCGがジャンルとして発達していましたから、DCGの分野でも世界で戦えるプロゲーマーが多数活躍しています。

 また、リアルの場所を必要とするTCGより気軽にプレイできるメリットがあります。

TEPPEN

 カプコンとガンホーが共同開発しており、「鉄拳」や「ロックマン」、「ストリートファイター」などの往年のゲームのキャラクターが、タイトルの枠を超えて多数登場することを特徴としています。特に「鉄拳」や「ストリートファイター」というと格闘ゲームを想像する人が多いでしょうが、このタイトルはデジタルカードゲームとして作られています。

 2020年には「TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP 2020」という世界大会が、賞金総額5000万円で行われています。

スマホなら手軽にプレイ可能!

 スマホでプレイできるeスポーツのタイトルを、ジャンルごとに紹介しました。PC専用のタイトルは、ゲーミングPCなど設備が必要なことから参加すること自体が難しいという人もいるでしょう。しかし、今回紹介したタイトルはスマホのみで気軽にプレイできますから、高校生でもeスポーツに参加しやすいと思います。

 これからプロゲーマーを目指してレベルアップしたいと思っている人も、気軽に娯楽として楽しみたい人も、この記事を参考にしてスマホでプレイできるeスポーツに触れてみてください。

■関連記事

部活紹介

おすすめ関連記事

eスポーツ部の活動日誌

新着記事

ゲーミングデバイス情報

  

ゲーミングデバイス情報

新製品 レビュー 部活紹介 eスポーツ部の活動日誌