解説
2022.07.14
今さら聞けない「HDMI」とは?モニターとの関係性もわかりやすく解説!
- 解説
TVやモニターを使ってゲームをプレイしていると、「HDMI」という言葉を目にする機会がありますよね。HDMIについて、言葉は知っているもののよくわからないまま使っている人も多いかもしれません。
今回は、HDMIとはそもそも何のことなのか、どんな種類があるのかなどの基礎知識をまとめて解説します。今日のゲームに必要不可欠なHDMIについての理解を深めましょう。
HDMIとは
「HDMI」とは、High-Definition Multimedia Interfaceの略で、デジタル映像および音声を入力・出力するための規格のこと。近年のPCやモニター、ゲーム機は大半の製品がHDMIによる入力・出力に対応しており、ゲームのプレイにおいても欠かせないものです。ゲーム機やデスクトップPC本体から映像・音声を出力し、TVやモニターに入力することでゲーム画面が表示されます。
HDMIケーブルの種類
HDMIケーブルでPC・ゲーム機とTV・モニターを繋ぐことにより、映像や音声の入出力ができます。一般に多く流通しているHDMIケーブルは3種類あり、利用したいデバイスの端子に合ったものを用意しなければなりません。それぞれのタイプの違いや特徴をチェックしましょう。
タイプA
「HDMIケーブル」という言葉から多くの人がイメージする、標準的な大きさのものがタイプAです。PCやゲーム機、TV、モニターがタイプAに対応していないケースはほぼありませんが、ケーブルの購入時には念のため端子のタイプを確認しておきましょう。
タイプC
タイプCはHDMI-miniとも呼ばれ、タイプAよりも小さなものです。小型のビデオカメラなどに多く搭載されています。
タイプD
タイプDはタイプCよりもさらに小さく、HDMI-microとも呼ばれます。スマホなどのごく小さい端末に搭載されていることが多いです。
HDMIケーブルで接続できるもの
HDMIケーブルは、映像や音声を扱うさまざまなデバイス同士の接続に利用できます。TVやレコーダー、オーディオ、ゲーム機、プロジェクターなどの身近な家電に対応しており、端子の変換アダプターがあればカメラやスマホなども繋ぐことができます。日常生活において使える場面が非常に多いものなので、ひとつは持っておくと便利です。
HDMIのバージョン
HDMI規格にはバージョンがあり、「HDMI 2.0」のように後ろにつく数字が大きいほど発売が新しい高性能なものです。最新の規格であるHDMI 2.1では8K映像に対応しており、伝送速度も速いためより高品質な映像を快適に楽しめます。
ケーブルを正常に利用するためには、自分のPCやゲーム機、モニターが対応している規格のものを選ぶことが必須条件です。それを前提として、予算に余裕があるなら最新の規格のものを購入して損はありません。価格の手頃さをある程度考慮するなら、HDMI 2.0のものを選べば品質にも十分満足できるでしょう。
自分に合ったHDMIケーブルを選ぶポイント
端子のタイプやバージョン、ケーブルの長さなどさまざまな種類があるHDMIケーブルの中から、自分に合った製品を選ぶためのポイントを解説します。
?使うモニターに合ったHDMIのバージョンかどうかチェック
手元の機器が古いものだと、新しいHDMIバージョンに対応しておらず正常に利用できない場合があります。購入前に必ず機器側の対応バージョンをチェックし、確実に使えるバージョンのケーブルを用意しましょう。
モニターの「解像度」と「リフレッシュレート」とは
モニターの性能を表す主な基準には「解像度」と「リフレッシュレート」があります。解像度は、ひとつの画面上にドットがいくつ並んで描画しているかを示すものです。点の数が多いほどくっきりとした鮮明な映像になります。リフレッシュレートは、1秒間に処理できるフレームの切り替え数を表すものです。リフレッシュレートも数値が高いほど性能がよく、映像がなめらかに動きます。
HDMIケーブルの性能がよく、高い解像度やリフレッシュレートに対応していても、モニター側の性能を超える品質の映像は表示できません。規格自体に対応していれば、解像度やリフレッシュレートの上限が釣り合っていないからといって使用できないことはありませんが、モニターの表示性能に合ったものにすればケーブルの購入費用を抑えられます。
?HDMIケーブルの種類が合っているかチェック
手元の機器の端子に合ったタイプのものでなければ、ケーブルを接続できず映像出力・入力ができません。対応バージョンとともに、端子の形状の種類もチェックしてから製品を購入するようにしてください。
?HDMIケーブルの長さが適正かどうかチェック
HDMIケーブルの長さは製品によってさまざまで、1m未満のものから10m以上のものまであります。実際に配線するときの環境を考慮し、適正な長さのものを購入してください。
長いぶんには問題ないだろうと考えてしまいがちですが、5mを超えるケーブルは映像にノイズが発生したり、信号が弱く正常に表示しにくかったりというトラブルが起こりやすいです。長すぎるケーブルを持て余して小さくまとめている状態は断線が発生しやすくもなるので、ケーブルがちょうど良い長さであることも重要なポイントです。
おすすめのHDMIケーブル3選
ここまで解説したHDMIケーブル選びのポイントを踏まえて、これからケーブル購入を考えている人におすすめの製品を3つご紹介します!
今回はゲームのプレイを主な目的とする場合を想定し、タイプAのものに絞って情報をまとめました。バージョン、ケーブルの長さ、価格などの情報を比較しつつ、自分の環境ではどのような製品が合っていそうか検討する参考にしてください。
「Amazonベーシック HDMI-3FT-BLACK-1P(http://www.amazon.co.jp/dp/B014I8SIJY)」は、Amazonが自ら展開するプライベートブランドに属するタイプAのHDMIケーブル。Amazonで販売されているものの中でも特に安価で、6万件を超えるユーザーレビューもおおむね好評な製品です。HDMI 2.0で性能も十分なので、HDMIケーブルを手頃な価格で入手したい人におすすめです。
「Stouchi ST-HTH8(http://www.amazon.co.jp/dp/B09QHT2HL8)」は、最新バージョンであるHDMI 2.1対応のケーブルです。2.1対応製品としては比較的安く購入できます。0.5mから5mまで長さの選択肢も豊富で、ユーザーそれぞれに合った使い方ができるのが魅力です。HDMI 2.1対応を条件としてケーブルを探している人はぜひ注目してください。
まとめ
TVやモニターを使ってゲームをプレイする人にとっては身近な存在である「HDMIケーブル」について詳しく解説しました。
HDMIケーブルは、TVやモニターにゲーム画面を表示させるために必要不可欠なアイテム。ケーブルの購入を検討する際、自分に合った製品を選ぶためにチェックしたいポイントは以下の3つです。
〈自分に合ったHDMIケーブルを選ぶポイント〉
?使うモニターに合ったHDMIのバージョンかどうかチェック
?HDMIケーブルの種類が合っているかチェック
?HDMIケーブルの長さが適正かどうかチェック
HDMIケーブルは製品ごとにバージョン・タイプ・長さなどが異なり、どれが正常に使えるか、使いやすいと感じるかは人それぞれです。自分のPCやゲーム機周辺の環境を分析し、さまざまな製品を比較検討して納得できる仕様のものを見つけてください!
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