解説
2023.07.31
ゲームで暴言や喧嘩に発展してしまう人はチェック!楽しく遊ぶコツ
- 解説
ゲームをプレーしているとき、ついイライラして相手プレーヤーや仲間にきつく当たってしまった。反対に相手に暴言を吐かれたり、その流れで喧嘩に発展した。そんな経験をした人は多いでしょう。
今回は、ゲーム中に怒りが生まれてしまう原因と、その怒りを上手に抑えて楽しくプレーするための対処法を紹介します。ともにプレーする相手を嫌な気持ちにさせないためにも大切なセルフコントロールの術を学んでいきましょう。
なぜゲームをしていて暴言や喧嘩に発展してしまうのか
本来は娯楽として楽しんでいるのにゲームをしていると怒りが生まれ、暴言や喧嘩に発展してしまう。その原因はさまざま考えられます。まずは、ゲーム中に生まれる自分のイライラ・怒りの理由を探ってみましょう。
その人の性格・特徴が原因
ゲーム自体ではなく、プレーヤーの性格や特徴がプレー中の怒りの原因となっているかもしれません。そのパターンは主に3つあります。
ストレス・フラストレーションが溜まっている
日常生活でストレス・フラストレーションがたまると、いつもよりイライラしやすくなります。ゲームとは関係のない場面で感情が不安定になり、ゲーム中の出来事がきっかけとなって怒りが爆発してしまうパターンです。
好きなゲームをプレーすることがストレス発散につながるのが理想ですが、かえって新たなストレスの原因になってしまうようであれば、ゲーム以外の方法で気分をリフレッシュさせることが必要です。
負けず嫌いの性格
何事にも負けず嫌いな人は、ゲームをプレーするときも「他のプレーヤーに勝ちたい」という思いが人一倍強くなります。その気持ちとは裏腹に負けが続いてしまうと、本来は趣味・娯楽であるはずのゲームが怒りの元となり、他のプレーヤーに暴言を吐いたり喧嘩になったり、トラブルにつながりやすくなります。
勝ちたい気持ちと向上心を持ってゲームをプレーすることは上達への近道ですが、トラブルに発展するほどのめり込みすぎるのは禁物です。
何かしらの病気が考えられる
ゲームと言っても、仲間とのコミュニケーションのすれ違いや勝負に負けたことなどが原因でイライラしてしまうのは誰にでもあること。しかし、ちょっとしたことで不機嫌になって周囲にきつく当たったり、非常に怒りっぽかったりする人は、何らかの精神障害(精神疾患)を抱えていることも考えられます。
ささいな出来事に強く反応して不機嫌になってしまう「易刺激性」や、特に怒りっぽい「易怒性」はさまざまな精神障害にみられる症状です。
決して“怒りっぽい=病気”ということではありませんが、日頃から大きなストレスや不安を抱えているなど、少しでも心当たりがあるなら、医療機関の受診を検討してみてください。
プレーしているゲームが原因
プレーヤーの性格や特徴の問題ではなく、プレーしているゲームそのものが怒りの原因となっているケースもあります。FPSや格闘ゲームなどのPvP(人間同士の対戦)は、勝ち負けが明確になる分、うまく操作できなかったときなどのイライラは半端ではありません。特に、段位認定戦やレートシステムなどの昇格・降格がかかっている勝負に負けると強いストレスを感じるプレーヤーも多いでしょう。
時には他のジャンルのゲームをプレーしたり、ゲーム以外の趣味でストレスを発散したりと気分転換をはさみつつ、適度にプレーを楽しんでください。
暴言や喧嘩への発展を抑え、楽しくゲームを遊ぶためのポイント
ゲームのプレー中についイライラしてしまう方に向けて、怒りを抑え、暴言や喧嘩への発展を防ぐ3つのコツを解説します。
溜め込んでいるストレスをゲーム以外で発散させる
日常生活で生まれたストレスをそのまま抱えた状態では、ゲーム中に感じたイライラがきっかけで怒りが爆発しやすくなってしまいます。まずはゲーム以外の方法でストレスを解消してみましょう。
抱えている気持ちを誰かに話したり、他の趣味に没頭したりすることが効果的です。よく食べよく眠り適度な運動をする、というように心身の健康維持や規則正しい生活を意識することも大切です。
アンガーマネジメントを意識してみる
「アンガーマネジメント」とは、自分の中で生まれた怒りの感情を自分で管理して上手に向き合う方法のこと。「6秒ルール」とも呼ばれる通り、突発的に怒りを感じた瞬間から自分の中で6秒カウントし、その間に心を落ち着かせるという手法です。
その場で生まれた怒りに任せた行動をとることを避けられ、カウントが終わる頃には冷静になって適切な対処をしやすくなります。怒りを感じたらまずは6秒待つことを習慣化してみましょう。
PvPゲームの場合、向こうにも人がいることを意識する
PvPゲームの対戦相手はコンピューターではなく人間です。ゲームの中では敵となる存在ですが、そもそもゲームはプレーヤー全員が気持ちよく楽しむべきもの。常にマナーを守り、相手を尊重することを忘れてはいけません。自分がされたら嫌なことは相手にもしない、これはリアルの人間関係と同じことです。
逆に暴言を受ける・喧嘩を売られたら?適切な対処法
ゲームのプレー中に、自分ではなく相手プレーヤーから暴言を吐かれたり、喧嘩を売られたりしたときの適切な対処法も知っておきましょう。たとえ相手が攻撃的であっても、自分の判断ひとつで不要な争いを防ぐことができます。
基本は無視をするのが一番
ゲーム中は、理不尽に怒りをぶつけてくるなどマナーの悪いプレーヤーに対しては“無視”が鉄則です。状況によっては相手をブロックする、試合中でもパーティから離脱するなどして、反撃はせずに相手から離れましょう。
気が合わないプレーヤーとすぐに距離を置けるのは、オンラインゲームのメリットとも言えます。自分が常に気持ちよくゲームができるよう、そうした相手には近づかないのが得策です。
明らかに規約に違反している場合は冷静に通報する
相手の行動がゲームの利用規約に明らかに違反している場合は、通報機能を利用して運営に迷惑ユーザーとして報告しましょう。同様の通報が複数あった場合や、運営によって違反行為が実際に確認された場合には、警告やアカウントの一時停止・永久凍結(BAN)など厳しいペナルティが課されます。
迷惑行為を行うプレーヤーの処分も運営の仕事のひとつ。自ら対処しようと考えず、処分を下す権限を持っている運営に安心して任せましょう。
【まとめ】感情をコントロールし、厄介な相手には近づかないこと!
大切なのは最初からイライラしない・怒りを感じないことではなく、自分の気持ちに冷静に向き合ってコントロールする術を身につけることです。ともにゲームをプレーする仲間や対戦相手となるプレーヤーを尊重し、攻撃的な相手からはそっと距離をとる。常にお互いが気持ちよくプレーできるようなやり取りを心がけましょう。
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