解説
2024.08.19
出先でPCゲームが遊びたい!ゲームが楽しめるeスポーツカフェって何?利用する時の注意点も紹介
- 解説
ここ数年eスポーツやゲーム配信が広まったことで、eスポーツカフェやゲーミングホテルなどの施設が各地で整備され始めています。しかし、まだそれらの施設を利用したことがない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、PCゲームができるeスポーツカフェなどの施設を利用するメリットや必要なものなどを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
PCゲームが遊べるカフェ(施設)の種類とメリット
PCゲームが楽しめる施設には、ネットカフェ(マンガ喫茶)、eスポーツカフェ、ゲーミングホテルなどがあります。ここではまずそれぞれの施設の概要とメリットを紹介します。
ネットカフェ(マンガ喫茶)
ネットカフェはインターネットカフェやマンガ喫茶とも呼ばれます。マンガ喫茶はそもそもマンガが読める喫茶店として始まり、インターネットやPCの誕生以前から存在していました。そんな中でネットカフェは1995年に京都で初めて誕生したと言われています。
当時は現在のようにスマートフォンはなく、ネット環境も普及していない時代だったので、ネットに接続できる場所自体が貴重でした。また、マンガ喫茶の機能や、ドリンク飲み放題などのサービスもあって、2000年代以降には全国に普及していきます。
そして、ネットカフェは24時間営業していることや仕切りがあってプライバシーがある程度保てること、シャワーが使える場所も多いことから、漫画を読む、ネットに接続するという用途以外にも、現在は夜間も過ごせる場所として重宝されています。
メリットは、PCとネット環境が使い放題、マンガが読み放題、フリードリンクがあり、食事や宿泊、シャワーの利用も可能ということで、娯楽、休憩、宿泊と利用範囲が広い点にあります。
eスポーツカフェ
eスポーツカフェは、eスポーツという言葉が広まり、プレイヤーが増えたこともあって近年増えてきた施設です。そのため幅広い用途をカバーする一般的なネットカフェに比べると、eスポーツに特化した環境が用意されています。ゲーミングPCをはじめとする機材を一式そろえるにはある程度お金がかかるので、自宅でeスポーツをプレーする環境を整えるのが難しい人などに、最適なプレー環境を提供しています。
また、eスポーツの大会やイベントを行っているところもあるので、施設ならではの楽しみ方ができるのも魅力です。さらに配信向けに防音環境を用意している店舗もあるので、自宅で配信するのが難しい人にとってもあると便利な場所でしょう。
ネットカフェは個人向けのブースばかりですが、イベントを開催するようなeスポーツカフェならば、広いスペースを用意していることもあるので、仲間と集まって一緒にプレーしたり、自らイベントや大会を主催してそこを会場にする、といった使い方もできます。
eスポーツカフェという言葉に明確な定義はありません。eスポーツに特化してハイスペックなゲーミングPCなどの設備をそろえているところもあれば、PCスペックがネットカフェとあまり変わらない、なんてこともあります。利用する際は、事前に用意している設備などを調べてから利用しましょう。ほとんどのお店ではホームページにCPUやグラフィックボードなどPCの基本スペックを載せていることが多いです。
ゲーミングホテル
ゲーミングホテルは、その名の通りゲームのプレー環境を用意したホテルのことです。こちらも明確な定義がないので、環境は施設ごとに異なります。宿泊する個室にゲーミングPCを用意しているところや、オープンスペースに複数のゲーミングPCを設置しているところなど、さまざまな形があります。
また、アパートメントタイプのゲーミングホテルは、個室に複数のゲーミングPCがあるので、仲間との対戦を楽しんだり、合宿にも向いています。
eスポーツ施設でPCゲームを楽しむのに必要なもの
ゲームが楽しめるカフェ(施設)でPCゲームを楽しむために必要なものを紹介します。
遊びたいゲームのアカウントデータ
プレーするゲームのアカウントは事前に用意しておきましょう。施設のPCに目的のゲームがなければインストールできますが、基本的にアカウントを借りることはできません。
また、施設に行ってからアカウント取得することはできますが、その分時間を消費するので事前にアカウントを取得しておくのが賢明です。
カフェを利用するための身分証明書
施設を利用する際には、ほとんどの場合初回に身分証明書を提示して会員証を作る必要があります。そのため、マイナンバーカードや健康保険証、運転免許証などを持参しましょう。
また、初めて行く施設であれば用意するものを事前に確認しておきましょう。
現金(対応している支払い方法も確認しておく)
施設によってキャッシュレス決済ができる場合もありますが、念のため、現金を用意しておくことをおすすめします。現金以外で支払いたい場合は、どの支払い方法が使えるのか事前に確認しておきましょう。
使い慣れている周辺デバイス
マウスやヘッドフォン、ゲームパッドなどは施設に用意されていることがほとんどですが、デバイスの貸出料がかかるケースもあります。使い慣れたデバイスがあるのならば、持ち込み可能かを確認したうえで持参するのも良いでしょう。
ゲームが遊べるカフェ(施設)でPCゲームを遊ぶ際の注意点
さらにこの項目では、eスポーツカフェなどを利用する前に知っておくべき注意点を記載します。
遊びたいゲームタイトルがインストールできない・時間がかかる場合がある
店舗によっては遊びたいタイトルがインストールできない場合があるので、事前に利用条件などを確認して来店しましょう。また、インストールできるとしても時間がかかります。インストール完了を待っている間も利用時間としてカウントされてしまうので、注意しましょう。
本来のパフォーマンスを発揮できない可能性がある
施設が用意しているゲーミングPCやデバイスは、普段自宅などでプレーしているものとは異なります。さらにデスクやチェア、周囲に人がいるなど、周囲の環境も全く違うでしょう。もしかすると普段のパフォーマンスを発揮できないかもしれません。しかし、裏を返せば、「使ったことがないゲーミングデバイスやゲーミングチェアを試用できる」と考えることもできます。そして人が周りにいて、違った環境でプレーするのは、大会に出場したい人やプロを目指している人にとっては、適応力を付けるという意味でも逆に好都合かもしれません。
「ゲームが遊べるお店=環境が優れている」というわけではない
PCが用意されているカフェとはいえ、必ずしもハイスペックな環境が用意されているとは限りません。eスポーツカフェとして打ち出しているお店は多くの場合ハイスペックPCが用意されていることが多いですが、プレー環境を重視したい人は事前に確認しておきましょう
深夜利用は年齢制限が設けられている可能性がある
多くの施設では、利用自体に年齢制限はかけられていません。しかし高校生や中学生は地域条例などで夜間の使用を制限される場合があるので、夜遅くまで利用しようと考えているなら、こちらも事前に確認しておきましょう。
イベントなどをしている日は通常利用ができないことがある
施設でイベントが開催されている場合、通常利用ができないことがあります。貸し切りなどで使用できない時には施設のホームページやSNSアカウントで何らかの告知がされている場合があります。
ゲームが遊べるカフェ(施設)の利用シーン
この項目では、eスポーツカフェなどの施設を利用する場面やタイミングを紹介します。
仕事による出張中や家が利用できないタイミング
自宅にはある程度のプレー環境があるものの、出張や旅行先などでもeスポーツを楽しみたい、という人にとっては、eスポーツ施設はオアシスのようなもの。
移動の際にはゲーミングノートPCを持ち歩いている、という人もいるかもしれませんが、周辺機器をすべて携帯して移動するのは意外と大変です。一方、環境が整った施設があればデバイスを持参する必要がないので、eスポーツがプレーしたいとなった時には、最悪手ぶらでも立ち寄れます。
オフ会の会場としての利用や交流目的
多くの人数を収容できるオープンスペースがあるeスポーツ施設なら、オフ会の会場や交流の場所として利用できます。また、チームの合同練習などにも使えるのでおすすめです。事前に準備できれば、貸し切りも可能な場合が多いです。
ただし、貸し切りでないなら、公共空間であることを忘れず、ハメのはずしすぎや、迷惑行為を行わないように注意しましょう。
異なる環境でもパフォーマンスを発揮できるか確かめられる
eスポーツ施設では、日常と異なる環境でどの程度のパフォーマンスを発揮できるか、その確認ができます。プロを目指していたり、オフラインを大会を控えている人にとっては良い練習場所となるはずです。
【まとめ】ゲームが遊べるカフェを有効活用しよう!
近年eスポーツ業界の盛り上がりとともに、ゲームをプレーできるカフェやホテルなどの施設が増えています。施設ごとの特徴があるので利用方法もさまざまですが、チェックしておくと、練習場所としても配信部屋としても、ワンランク上の環境でゲームに打ち込めるはずです。また、仲間と一緒にeスポーツをプレーしたり、イベント参加・開催できたりするのがeスポーツ施設の魅力。ぜひ周辺にある施設をチェックしてみてください。
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