新製品

2024.05.16

AI搭載で各色域規格も取得のハイエンドモデル BenQ 4KゲーミングモニターMOBIUZ「EX321UX」を5月31日に発売

記事をシェア
エックス
フェイスブック
ライン

 ベンキュージャパン(BenQ)は、同社初のミニLEDバックライトを採用した4KゲーミングモニターMOBIUZ「EX321UX」を5月31日に発売します。5月15日に、ASH WINDER Esports ARENA 高田馬場店(東京都)で記者会見し、同製品を報道陣向けに公開。体験セッションなども実施しました。

記者会見でMOBIUZ「EX321UX」を公開!


 会見では、ASH WINDER CULTURE所属のeスポーツキャスターyukishiro氏が司会を務め、BenQからは執行役員副社長の洞口 寛氏、EX321UXの開発に携わったプロダクトマネージャーの吉峰 瑠奈氏が、またコメンテーターには個人VTuberの猫麦とろろさんも登場しました。

終始 猫麦さんと独特の掛け合いを見せた
yukishiro氏

未来的なデザイン、広い色域表現、AI採用の自動調節 ハイエンドモデルにふさわしい映像美を追求

柔らかな線を強調したデザインは宇宙船をイメージ

 製品の概要説明には吉峰氏が登壇。EX321UXは31.5インチワイドの4KUHD(3840×2160)、リフレッシュレート144HzとMOBIUZの中では最上位となるハイエンドゲーミングモニター。従来のMOBIUZがオレンジを差し色にエッジの利いたデザインだったのに対し、今回は柔らかな線をイメージ。これについて吉峰氏は「未来的な宇宙船をコンセプトにデザインしています」とコメント。ゲーミングモニターの新しい領域に切り込むという意味を込めているそうです。

吉峰氏
本体スタンド部分に
宇宙船のエッセンスがほのかに感じられる
未来的なデザインも相まって、
同じく白基調のPlayStation 5との相性は良好

1152のLEDと量子ドットでコントラストと黒の表現力、広い色域を実現

 パネルにはミニLEDバックライトと量子ドットを組み合わせたIPSを採用。LEDは1152に細かく分かれており正確に制御することで深みのある黒色表現と明るさのコントラストを両立しています。さらに量子ドットにより、広い色域での色彩表示を可能にしました。

 出荷時にキャリブレーションを行っている点は、クリエイター向けモニターも展開するBenQならではなところ。同製品は「VESA DisplayHDR 1000」や「AdobeRGB 99%」「DCI-P3 99%」といった各色域規格を取得しているため、ゲーミング用途だけでなく、写真やイラストなど、クリエイター用途でも十分使用できる色彩表現が可能になっています。なお、ハードウェアキャリブレーションには対応していないとのこと。

AIで色味を自動調節 豊富なカラーモードや高品質サウンドも特徴

 さらにEX321UXには、AI機能「PixSoulエンジン」や「Shadow Phage」機能を搭載。従来のBenQ HDRiよりも精度が高いのが特徴で、同社が独自に収集した各ゲームタイトルの色味データを元に作成した独自のアルゴリズムを使用。リアルタイムで色調、彩度、輝度、コントラストを自動で調整します。

なお、AI処理はモニター内蔵のオンチップアルゴリズムで行うため、ゲームの動作環境に影響を及ぼすことはありません。MOBIUZシリーズ共通の20段階輝度調整機能「Light Tuner」、色の鮮明さを際立たせる機能「Color Vibrance」も実装しているので、好みに合わせて調節も可能です。カラー設定を保存し、他のユーザーと共有できるColor Shuttleソフトウェアにも対応します。

 「ファンタジーモード」「Sci-Fiモード」「リアリスティックモード」の三つの独自のカラーモードを搭載し、各ゲームタイトルの世界観に適した映像表示も可能になりました。今回BenQでは、ゲームジャンルに関わらず「世界観」に着目し、数百のゲームタイトルのアートスタイルを分析し、各モードを用意したそうです。

 猫麦さんからは「普段プレーしているEscape from Tarkovは明暗の差が大きいので、暗いところでもモードを手動で変更する必要がないのはうれしいですね」とプレイヤー目線からの意見も。ちなみに猫麦さんのカラー設定はBenQホームページからダウンロード可能とのことです。

猫麦さん

上が標準。下がファンタジーモード。
暗所では特に見やすくなっている。
画像はPS5版のエルデンリングで場所は序盤の漂流墓地。リフレッシュレートも専用のインターフェースで表示可能なのはうれしい


 サウンド面では、HDMI eARCに対応。ESS社のSABRE DACを内蔵して、デジタルノイズも低減し、高品質な7.1サラウンドサウンドを楽しめます。

BenQモニターは販売から20万台を突破 今後も愛されるゲーミングブランド目指す

 会見では、洞口氏も登壇。2020年9月に販売を開始してから、24年4月までに同社のモニターの販売台数が20万台を突破したことに触れ「中でもMOBIUZ製品群は商品力、マーケティング力、バリエーション力の三つがポイントです。もちろんEX321UXも『大きな魅力のある製品だ』と自信を持って言える出来栄えになっています。今後もユーザーの皆様に愛されるゲーミングブランドを目指していきたいです」とコメントしました。

洞口氏

現在予約受付中 猫麦とろろさんコラボでお得なクーポンコードも 一部店舗では先行展示

 EX321UXの主な仕様は以下の通り。店頭想定価格は26万5000円で、予約受付中です。

製品名:EX321UX / EX321UX-JP
サイズ / パネル:31.5インチワイド/IPS/LED
解像度:4K UHD(3840×2160)
コントラスト比: 1000:1
輝度(cd/m2):700(HDR時:1,000)
リフレッシュレート:144Hz
応答速度(GtG):1ms
入出力端子:HDMI 2.1×3(内1ポートeARC対応)、DisplayPort 2.1×1、USB Type-C(65W給電)×1
本体サイズ(W×H×D)(mm):714.4×498.7~598.7×306
フリッカーフリー / ブルーライト軽減:○

 さらに会見に出演した猫麦さんとのコラボ「MOBIUZ×猫麦とろろ」では、クーポンコード「TORORO10」をベンキューダイレクトで入力すると、全MOBIUZが10%引きになるキャンペーンを実施中です。さらに5月31日からは購入者限定でモニター端に付けられるオリジナルメモボードをプレゼントします。

「MOBIUZ×猫麦とろろ」コラボ実施中
yukishiro氏とメモボードのツーショット


 ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba、ヨドバシカメラ マルチメディア梅田、ビックカメラ池袋 カメラ・パソコン館、ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館の4店舗では、先行展示も行っています。

関連記事

生活用品のドウシシャが初のゲーミングモニターを発表 ゲーマーがつくったゲーマーのためのディスプレイ

PCゲームのフルスクリーン化とボーダレス(仮想フルスクリーン)化の違いとは?

生活習慣で見え方に偏りが出る!?ゲームをしながら目の健康を保つには?目の総合健康企業「わかさ生活」に聞いてみた!

外部リンク

EX321UX
 https://www.benq.com/ja-jp/monitor/gaming/ex321ux.html

MOBIUZ×猫麦とろろ キャンペーンはコチラ
https://www.benq.com/ja-jp/campaign/nekomugitororo-mobiuz-cp.html

部活紹介

おすすめ関連記事

eスポーツ部の活動日誌

新着記事

ゲーミングデバイス情報

  

ゲーミングデバイス情報

新製品 レビュー 部活紹介 eスポーツ部の活動日誌