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2024.01.17

アジアeスポ連盟とテンプル大ジャパンがパートナーシップ締結 同大は筑波大主催大会にも参戦へ

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 アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアにある州立大学テンプル大学のジャパンキャンパス(TUJ)は1月12日に、アジアeスポーツ連盟(AESF)と戦略的パートナーシップのための覚書を締結しました。今後は両者の間でeスポーツの競技面・教育面における協力関係を構築していくこととしています。AESFとの覚書締結は、日本に拠点を置く大学としては初めてとなります。

ウィルソン学長(左)と
ラウAESF事務局長がTUJで覚書に調印

今後は2026アジア競技大会やeスポーツ人材育成で協力も

 このパートナーシップ締結により、TUJの公式eスポーツチームは今後、AESFの大学選手権はじめ大学関連の競技大会に参加可能に。2026年に名古屋市で開催される第20回アジア競技大会ではeスポーツが初めて正式競技として採択されますが、この大会に向けての準備に、TUJのeスポーツチームが何らかの形で貢献する可能性もあるとのことです。

 さらにTUJの学生は、今後AESFが主催する会議などでeスポーツの研究活動に貢献し、AESF関連の大会でインターンシップやボランティアを行うこともできるようになります。AESFは、TUJのeスポーツ学術プログラムへの支援も表明しており、アジアはじめ海外のAESF提携大学とTUJとのeスポーツ交流プログラムを提案。今回の連携は、講師の共同招聘や業界専門家への紹介、短期集中型の特訓(ブートキャンプ)を含むトレーニングや教育・研究を通じたeスポーツ人材育成プロジェクトの共同開発にもつながるものです。

TUJは筑波大主催のOWL GAMEにも参加へ

 覚書締結と同時に、TUJのeスポーツチームが1月20~21日および2月3~4日に開催される筑波大学主催の「TSUKUBA LIVE! OWL GAME #2」に参加することが同時に発表されました。このイベントには、筑波大学の公式チーム「筑波大学 OWLS」のほか、「早稲田大学esportsサークル」(早稲田大学)、「Meiji e-Sports Club(MeC)」(明治大学)などの学生チームが参加予定です。

 TUJと筑波大学の両eスポーツチームは、大学が公式に支援して運営しています。こうした事例は国内では珍しく、ニックネームも同じ「Owls(アウルズ=ふくろう)」であることから、今後も、両大学の学生・教員は大学eスポーツ競技の分野で積極的な交流を進めていくとのことです。

 TSUKUBA LIVE! OWL GAME #2の詳細は以下の通り。

【Week 1】 2024年1月20~21日10:00~20:00

【Week 2】 2024年2月3~4日 10:00~20:00

会場はいずれも「co-en」(茨城県つくば市吾妻 1-10-1 つくばセンタービル 1F)

なお、このイベントでは、通常のeスポーツ競技に加えて筑波大学スポーツイノベーション開発研究センターによる「e スポーツ競技中の飲料水が心理的反応に及ぼす影響」についての調査が実施される予定。参加チームを2チームずつ2グループに分け、一つのグループはWeek 1競技中に炭酸水のみ、Week 2競技中に真水のみを摂取。もう一つのグループはその逆とし、飲料水の違いによって選手の反応がどのように変化するかを測定します。

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